キャッシュレスでのマナーを思う

マナー(manner)①態度②行儀作法[手持ちの三省堂 国語辞典より]スマホ決済がある程度浸透してきたようで、ちょっとズレたタイミングで決済をしてしまった方のお話です。

支払いを済ませていますよ

当店は、お客様読み取り方式のPayPayを活用しています。

その方々は、ご注文の時からPayPayを利用するとお申し出を受けていました。食後、「PayPayで支払いたいのですが、この後、どうすればイイですか？」とお席から声をかけられ、計算した後に戻ると…「イエ、もう、PayPayで支払いを済ませています。この後、どうすればイイですか？」と…正直なところ、ムッとしました。お二人づれで、それぞれに支払いを計算し、PayPayでの決済ボタンのタップまで済ませたようです。こちらから金額をお伝えする前に！幸い、お席に居らっしゃる状態ですから、PayPayでの決済金額は正しい金額だと確認も取れたので、ひと安心です。

スマホ決済だって金額の確認が必須

支払いとは、双方同意の金額の受け渡しであるべきです。支払い後に誤りが有った場合、それを証明して正すのは時間と手間の無駄であり、かなり骨の折れる作業だと私達は経験しています。その手間を省く為にも、支払い前に正しい金額の同意は必要です。食品スーパーのレジ合計金額は正しい事が前提ですが、主婦の皆さんは漫然と待たず、割引がキチンと行われているか、確認なさるはず。スマホ決済であっても、双方が金額を確認してから「支払う」をタップするのが、マナーだと考えています。そのため、かのお客さんの軽はずみな行為に、怒りを感じました。

最適な決済タイミングはいつなのか？

しかし、外国では注文と同時に決済も完了するシステムがあると聞きます。 #ミニプログラム っていうんだったかな？じゃあ、どのタイミングで決済したいのか？Twitterのアンケート機能を活用したところ、78名の方が反応してくれました。

その結果がこちら

食後を選ぶ方が、２項目合計で６４%。座った席での決済は、別の２項目合計で41%。着席した落ち着いた状態で支払いたい方は、割と大勢いらっしゃいました。実は、現金決済の方であっても、座った席でお支払い下さる方は一定数お見えです。おつりの受け渡しなど、現金では多少煩雑となる着席での決済。 スマホ決済なら、注文と同時に決済まで完結するシステムが、人手不足で苦しむ飲食業界の助けとなるかもしれません。

スマホ決済のマナー

着席のままであろうと、レジ横までお越しであろうと、クレジットカードや電子マネーと同様にスマホ決済も、支払う意思を表現してからお支払いいただきたい。なぜなら、お客様の意思が周囲から判らないから。そして、誰の決済なのか確認するために、「支払う」ボタンは、店の者の同意を得てからタップして欲しい。あなたをトラブルから守る為に、マナーを持って支払って下さい。

①お客様と店舗スタッフ双方が支払い金額を確認②店舗スタッフの目の前で「支払う」をタップ

そうそう。店舗スタッフにも一言。

お客様読み取り方式の時、スマホに入力された金額を確認せずに、「支払う」のタップを促すのは失礼です。

バーコードで「ピッ」とできる決済では、今回のような事は起きないでしょうけど、中小企業では、POSレジ改修する体力がありません。

どうぞ、おもてなしと労わりの心で、スマホ決済をして下さい。

私のキャッシュレス関連情報は、以下を参考にしています。気になる方は、検索してみて下さい♪

＊地方紙
     （北日本新聞、富山新聞、北陸中日新聞）
＊小さなお店のスマホ決済アドバイザー 
      坂田誠
＊日本初キャッシュレスアドバイザー
      伊藤志保
＊ネットビジネス・アナリスト
      横田秀珠

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