命の恩人で生き方の師匠は、猫!
数年前、私がメンタルどん底で、布団にくるまって泣いてばかりいたときにやってきた新しい家族。
保護センターの譲渡会で、子猫たちみんな貰い手がついているなか、推定4〜5歳の大きなキジトラの子は、貰い手がつかないままカゴのなかで怯えてうずくまっていました。
私は、その子のまん丸で緑色の綺麗な目に、一目惚れ♡
まだ残っていた1歳くらいの白と黒の猫がいいという祖母を説得し、
引き取って帰ってきました。
首輪をした状態で保護されたとセンターの人が言っていました。
もともとは飼い猫だったけど、捨てられたのか、逃げ出して帰れなくなったのか、しばらく野良猫になっていたようでした。
家に来てからも、
やたらと人間を怖がり、なかなか懐きません。
家族にも触らせてくれない状態でした。
それでも、私には唯一、心を許したようで
身体を撫でるととてもよろこんで
お返しに手を舐めてくれました。
私が布団のなかで鬱々していれば、
一緒に寝たり、枕元で起きるのをじっと待っててくれたり。
身体を寄せたり、ゴロゴロしたり、触れると喜ぶので、ほんとうはとても甘えん坊なのですが、ちょっと不器用。
甘噛みも手加減できないし、爪も立てちゃうので、私は傷だらけになりました。
ビビリで、甘えん坊で、不器用な、かわいいやつ。
死にたいと思うほど落ち込んでいた当時の私にとって
何も聞かずにそばにいてくれて、家族のなかで唯一頼りにしてくれて、そんな猫の存在が心の支えになっていきました。
猫は、とても素直でわかりやすい態度をみせてくれました。
怖いときには、ひどく怖がり
甘えたいときには、べったり甘え
ごはんが食べたいときには、しつこくねだり
ごはんが美味しければ、美味しそうにガツガツ食べ
気持ちがいいときには、目を細めて気持ちいい表情をし
うれしいときには、喉をゴロゴロならし
撫で方が違うな!というときには、猫パンチをくりだします。
それは、
自分の感情がよくわからなくなって、表現できなくなってしまった私に対して、
「こういう風に、素直に表現して生きればいいんだよ」
と言っているようでした。
私は、猫にならって
素直に表現して生きようと決めました。
なにがうれしいのか好きなのかを感じて伝えることを意識しはじめました。
過去記事に詳しく書いています↓
自分の好き/ うれしいを知り、意識し、表現していると
好き/ うれしいが集まってきて、願いが叶い、うまくいくことが多くなってきました。
この世界はやさしい場所なのだと、わかってきました。
(ほかにも、自己受容や自己肯定、セルフカウンセリング、自己対話のワークをやったことも、メンタル回復の大きな要因です。)
そんなわけで、うちの猫は
私の命の恩人です。
そして生き方を教えてくれた師匠でもあります。
師匠は、今では家族にも慣れ
私以外の人間にも甘えるようになりました。
師匠も、この世界は自分が思う以上にやさしい場所なのだと
気づいたようです。笑
この世界はやさしい場所だと信じ、そう振る舞えば、そういう現実がやってきます。
心のあり方が先!
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