【スペイン旅】昼夜煌めくグラナダを歩く。歴史と文化が交錯する街
こんにちは。
ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。
留学終盤に差し掛かる最近は寮の退去やら帰国後の準備やらでバタバタ、、、
前回に続くイベリア半島一周旅、今回はスペイン南方へ、次の目的地はグラナダです。
前回↓
早朝7:00のバス
現在地は首都マドリード。
今日は早朝からバスで移動します。
ホテルを中心部で取っていたので、駅の南側にあるバスターミナルまでは40分歩きました。
バス停の場所はここ。
今日乗るのはグラナダ行きのALSAのバス。
移動中の景色。
スペインはどこの都市も空全体が少し黄色かかっているというか、砂が舞い上がったような空の色をしていました。
心なしか喉もイガイガしたり。
到着
そしてお昼頃にグラナダ到着。
ホテルに向かいつつ、街を歩きます。
バスターミナルの近くのスーパーで量り売りをしていたみかんがめちゃくちゃ美味しかったです。(今日初めての食事)
中心部までの道のりは、マドリードの街とはまた違ってあまりヨーロッパ風ではない、ひと昔前の日本の団地のような飾り気のない建物が続きます。
そして私がときめいたのはこの、オレンジのなる街路樹。
そこらじゅうの街路樹に美味しそうなオレンジがなっていて、これが地中海性気候のスペインか〜!と感動。
闘牛場
途中で見かけた闘牛場。
闘牛だけじゃなく、最近はコンサートも開かれているらしい。
ホテルにて休憩
いつもノースフェイスの大きいリュック一つで旅しているのですが、長旅の時はとくに重みで肩がもたないので、ホテルに荷物を置きがてら小休憩。
今日泊まるのはここ↓
入り口には日本語があったり、フロントの人も日本人に慣れていそうだったり、
そしてバスタブもあって日本人にはおすすめのホテル。
booking.comで予約しましたが、価格もお手頃だった。
グラナダ街歩き
身軽になったところで、本格的に街歩き開始。
普段住んでいるドイツでは感じられない、南欧の長閑な雰囲気にうっとり。
独特な香りのハーブ?ハーブティー?屋さんがあったり、
目抜通り沿いにはカフェが立ち並びます。
正面に見えるのは、グラナダ大聖堂。
もともとイスラム王朝が都とした街だからか、お店にはムスリム装束が目立ちます。
街全体がイスラム王朝時代の雰囲気を残していて、マドリードやバルセロナと同じ国だとはとても思えない。
一国の中でも複数の都市をめぐる価値のある国は、旅し甲斐があって好き。
ここで私の旅心をくすぐったのが、通り過ぎる店々に所狭しと並べられた柄ワンピース。
せっかくなら現地の名物に身を包んで観光したいと思い、刺さるものを探しました。、
€17で購入したのがこちら↓
いつも節約旅を心がけているので、お土産らしい物を買うのは本当に久しぶり。
すぐそこのホテルに戻って一瞬で着替えを済ませ、グラナダの街を見渡せる、とある広場へ向かいます。
丘の上からの絶景
目的地は、グラナダの街とそのランドマークのアルハンブラ宮殿が見渡せる、サン・ニコラス広場。
街中から見て西に、坂をだいぶ登ったところにあります。
坂道と階段のオンパレードなので、歩きやすい靴で来るのがおすすめ。
広場までは、さっきとは打って変わって白壁の建物が続きます。
この辺りは、後で述べますが「アルバイシン」と呼ばれるイスラム人街。
ずっと続く白い建物が特徴的な美しい街並みです。
広場に到着。
景色を見にきた観光客と、それに囲まれるストリートミュージシャンで賑わっていました。
今登ってきた丘の対岸に見えるのが、グラナダのランドマークとも言えるアルハンブラ宮殿。
アルハンブラ宮殿は、スペイン・シエラネバダ山脈の麓に位置し、13世紀から14世紀にかけてナスル朝のイスラム教徒によって建てられた宮殿。
イスラム建築の最高傑作とされるこの宮殿は、複雑な装飾や美しい庭園で有名で、
1492年のレコンキスタ(スペインのキリスト教徒がイスラム教徒の支配から国土を取り戻すために行った長期間の戦い)によってカトリックの王が宮殿を占拠し、以降はスペインの王宮として使用されました。
グラナダの街は、アルハンブラの存在により、イスラム文化とキリスト教文化が交錯する独特の雰囲気を持っており、現在、アルハンブラ宮殿は世界遺産に登録されています。
さらに丘の上に登ると、もっと綺麗な景色が見られるとのことだったので、もう少し頑張って登ってみることにしました。
それにしても(お気づきかもしれませんが)今日は晴れ予報なのに青空が見えない。
曇っているというわけではなさそうなのに…と思って調べてみると、これはサハラ砂漠から砂塵(サハラダスト)が風になって運ばれてくる「カルマセラ」と呼ばれる現象で、春と夏によく見られるらしい。
辺りには菜の花?のような黄色い花が咲き始めました。
この階段をひたすら登って後ろを見渡すと、、
ここはサン・ミゲル展望台。
広がる花畑の奥には、さっき同じくらいの標高から眺めていたアルハンブラ宮殿を見下ろすことができます。
菜の花に埋もれる景色だけでも、本当に素晴らしかったです。
空が青かったらもっと綺麗だったかも。
でも砂空もスペインらしくていいかな、と思うことにします。
夜のグラナダ
そして、今歩いていた丘を含むエリアは「アルバイシン」は、グラナダのイスラム人街。
アルバイシンの中心部は、狭い石畳の路地や白い家々が並ぶ美しいエリアで、イスラム時代からの名残が色濃く、モロッコ風の市場などでグラナダの文化を肌で感じることができました
様々な小物が置かれた店はキラキラ光ってすごく綺麗。
ナザールと呼ばれる「邪視」や「悪意のある視線」を避けるためのお守りも。
特にトルコや中東地域で広く使われていて、トルコに行ったときブレスレットを買ったな〜と懐かしくなりました。
店内には、アラジンを思わせるランプが沢山。
私がお昼に買ったような服もそこら中にずらり。
ヨーロッパでイスラムの雰囲気を味わっていると、Coldplay「Viva La Vida」が聞こえてきました。
音のなる方へ歩いて行くと、大聖堂の横にバイオリン弾きが。
思わず聞き入ってしまい、久しぶりに道で誰かに投げ銭をしました。
そろそろ夜の8時でお店も閉まり始めるころ。
そろそろホテルに戻ります。
グラナダ初日はここまで。
普段ドイツにいると感じることのない異文化の不思議な雰囲気に、昼から夜まで酔いしれた日でした。
明日は、いよいよアルハンブラ宮殿の中へ。
ヨーロッパにある球団の中でもトップクラスに憧れのあったアルハンブラですが、ヨーロッパを旅してきてこれまたトップクラスのトラブルに遭いました。
その様子はまた次回。
それではまた!
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