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【イタリア縦断旅】芸術が咲く花の都フィレンツェ
こんにちは。
ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。
前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいました。
春休みイタリア縦断旅、ヴェネツィア→ミラノと続いて今回はフィレンツェ後編。
前回↓
前回はこれでもかとミケランジェロを連呼しましたが、ついに今回、彼のあの傑作を見に行きます。
お気に入りのお店
時刻は陽が沈み、街に明かりが灯りはじめたころ。
前回、それはそれは素晴らしい「屋根のない美術館」の夕暮れ時を眺めた丘から下ってきて、急に冷たくなった空気に縮こまりながら川沿いをゆったり歩きます。
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風が無い今夜、
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前回の記事にてフィレンツェで21歳を迎えた私、もうすぐ終わる誕生日を過ごすと決めたのはこのバー。
なんと二日連続です。
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これ結構すごいことだと思うんですけど、白くて綺麗なロン毛だったマスターがさっぱり髪を切ってました↓
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昨日にもましてフルーツもりもりのカクテルを注文しました。
これで一杯12ユーロ。
旅行中は不足しがちなビタミンですが、ここのカクテルのおかげでフィレンツェでは満足にビタミン接種ができました。
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夜の大聖堂
ほろ酔い気分で夜のフィレンツェを散歩しつつホテルへ。
昼間も訪れたサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂ですが、ライトアップも相まって、さっきの丘からも見えるほどの存在感を発揮していました。
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目で見るともっとわかりやすいのですが、ピンク・白・緑という三食団子のような配色が、これまた花の都を連想させるようで素敵でした。
三食団子と言えば昔クイズ番組で、三食団子の並びは下から新緑→残雪→散った桜という春先の地面の様子を表していると知り、日本人の繊細な心にときめいたのを覚えています。
日本の国旗もこの三色旗にしたらいいのに、と幼心で思っていたのですが、大人になってピンクは国旗に使われないと知って少し悲しくなりました笑
ダ・ヴィンチがデザインを手がけたというてっぺんの金色の球体も、夜になると一層綺麗に見えました。
(視力2.0の私、頑張ったら丘からも見ることができました。)
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と、もう少し夜の町を散歩して帰ろうかなと思ったのですが、
この日の夜は凍えるほど寒くて、ニット1枚では到底太刀打ちできなかったので、ガタガタ震えながらそそくさと宿へ戻りました…
アカデミア美術館
翌朝。
この日は次の都市へ移動する日ですが、その前にフィレンツェを訪れたらこれは欠かせないというものを見に行きます。
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やってきたのはアカデミア美術館。
今日は世界女性デーなので、なんと女性は無料で美術館に入ることができるのだとか。
思わぬ棚から牡丹餅にラッキー♪と喜んでいましたが、エントランスには午後からのストを予告する張り紙が。
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たまたま朝いちでここの予定を組んでいたので影響は受けませんでしたが、今日は特に女性客が押し掛けるだろうに…
ということで無料で入場完了。
チケットを見れば、ここの主役は一目瞭然。
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入ってすぐの「ジャンボローニャ サビニ女の略奪」という石像。
これを通り抜けた先がダヴィデ像の展示室らしい。
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奥に見えてきました。
手前は「奴隷のギャラリー」と呼ばれ、奴隷の像が並びます。
美術館に来たらどうしても、YouTuberスーツさんの“うちの割れた茶碗”発言を思い出してしまいます。
見る人が見たら価値がわかるんだろうなあと思いながら、彫刻に疎すぎる私はまっすぐダヴィデ像のもとへ。
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こちらが、ミケランジェロの傑作・ダヴィデ像。
16世紀初頭に公開された、旧約聖書におけるイスラエル王国の二代目の統治者・ダヴィデの彫刻で、下から見上げた時にバランスがちょうどよく見えるようにだいぶ頭でっかちに作られています。
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そしてダヴィデ像の見どころは、瞳がハート型なところ。
写真を撮ろうとしたのですが拡大すると画質がガサガサに…
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よかったらネットで調べてみてください。
「迫力や立体感を出すため」と言う理由だそうですが、本当に綺麗なハート型にくりぬかれていてまるで何かに惚れているようです。
※実際は巨人ゴリアテに石を投げつけようとしている瞬間の姿です。
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他にも数々の彫刻作品がありました。
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昼の大聖堂
街中を歩いていると必ず通るので、今回のフィレンツェ滞在3度目のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
真っ青な空に白い建物がよく映えていました。
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昨日と同じ画角から。
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工事の足場が組まれていましたが、ここから見るとハウルの城みたいでこれまた素敵。
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ヴェッキオ宮殿
世界遺産・フィレンツェ歴史地区の中心に位置するのが、シニョリーア広場にあるこのヴェッキオ宮殿。
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一時はフィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、メディチ家の住居にもなったことのあるこの宮殿。
現在はフィレンツェ市庁舎として使われています。
そんな宮殿の正面には彫刻が並び、その中には記憶に新しいミケランジェロのダヴィデ像のレプリカも存在します。
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ちなみに本物との差は全く分かりませんでした。
アルノ川沿いを歩く
快晴の今日したいこと:川沿いをただただ歩く!
昨日訪れたウフィツィ美術館の目の前に、景色を見るのにぴったりなスポットがあります。
アーチの回廊のような川沿いの道もいい感じ。
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到着した日からは想像できないほど澄み渡った空と、橋を綺麗に反射した水面。
水の色は・・・
まあまあ濁っていますね(笑)
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橋の上から見た景色はこんな感じ。
ヨーロッパに限らず、昔から世界のどこも、街が栄えたのは水運が利用できる川沿いだという事実をここフィレンツェでも感じさせられました。
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次の都市へ
ゆったりめに滞在したフィレンツェともそろそろお別れをして、次の都市へ向かいます。
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朝ごはんにマクドナルドに寄ったんですけど、クロワッサンとカフェラテで破格の2ユーロ。
イタリアと日本は、ご飯が安くて美味しくて天国です。
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フィレンツェの駅に到着。
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ちなみにヨーロッパの主要駅は、行き止まり線路に電車が乗り入れる形(頭端式ホームというらしい)をしたホームが多く、すべての電車がスイッチバックしていくので、ヨーロッパに撮り鉄がいたら電車がずらりと並んだ様子を正面から取りやすいだろうなあと毎回思います(笑)
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そして乗り込んだ電車はなんと、我らが日本の日立製作所のもの。
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日本最大規模の電気機器メーカー製の列車に乗って向かうは、とある「塔」で有名なフィレンツェ近郊の小さな町。
イタリア旅、まだ続きます…
それではまた!