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英語学習018  他動詞(Transitive verb)と自動詞(Intransitive verb)、まずは他動詞(Transitive verb)から学んでいこう。

動詞(V)って二種類あるってずっと言ってきたけど覚えてるかな?

  • Linking verb (つなぐだけの動詞)

  • Action verb(動作を表す動詞)

Linking verbと言えば、すぐにこの五つ思い出せるように。
is, am, are, was, were

Action verbはlook, have, eat, playみたいなやつらだったよね。

で、今日の話は、このAction verbというやつにはさらに二種類あるという話。

動作を表す動詞であるAction verbには二種類あるんだ!

同じことをあらためて言っただけなんだけど、これ学校では「自動詞」と「他動詞」があるって教えるんだよね。

英語を学ぶとき、日本語で作られた用語で覚えようとすると非常に覚えにくい時がある。これがその代表例。自動詞と他動詞。意味不明。。

そういう場合は英語で学んでいくことにする。日本人だけど英語で英語を学んでいくんだ。なんかかっこいいだろ?

  • 自動詞・・Intransitive verb

  • 他動詞・・Transitive verb


ちなみにこのIntransitive verbの先頭にあるInってやつ、反対の意味を表現するときに使ったりする。つまり、Intransitive verbはTransitive じゃない方のverbということ。

  • correct -- 「正しい」

  • incorrect -- 「正しくない」

もその一例。便利でしょ。

ということで、まずTransitive verbの方から学んでいって、その後に「じゃない方」のIntransitive verbについて学んでいこうか。「じゃない方」は後回しで。


Transitive verb (他動詞)

Transitiveの先頭のTransという部分に注目してみよう。

このTrans部分だけで意味がイメージできる人はかなり英語のセンス高いかも。
トランシーバーとかトランスポーテーションとかにも使われてるよね。

  • transceiver -- トランシーバー、(携帯用)無線通話機、送受信機

  • transportation -- トランスポーテーション、輸送、運送、運輸、運搬

「一方から他方へものを渡しているとき」にこのTransって使われる感じだね。

動詞(V) transmitの意味を調べると

transmit -- to send or pass something from one person, place or thing to another

「一方から他方へ何かをパスしてる」イメージだね。

つまり、このTransから「渡す」感を感じれるのではないだろうか。

となると、Transitive verbって「渡す動詞」?

もっと英文法的にいうと、このTransitive verbってAction「〜する」を目的物(目的語)に渡す動詞(V)ということ。

私の尊敬する大西泰斗先生曰く、 

対象物に対して「力が及んでいる」イメージ

であると。

eat a piece of cake

であれば、eat「食べる」の力が及ぶ先が必要で、その先に a piece of cake「ケーキ一切れ」がある形。

いろいろ周りくどく話してるけど、いわゆる目的語が必要な動詞(V)がこのTransitive verbなわけ。

動詞「〜する」を渡す先に目的語「〜を」がある、ということ。

一つ例文。

He sent the letter.

主語(S) – He
動詞(V) -- sent
※ sent – sendの過去形「送る」

だね。

ここで、letter「手紙」は、send「送る」という行為(Action)を渡す先となるということ。

日本語でいう「〜を」にあたる部分で目的語と呼ばれるやつ。

He sent the letter.
「彼は手紙を送った」

は、
 
主語(S) – 彼
動詞(V) – 送った
目的語(O) – 手紙

ということ。

何度も同じこと言ってるが、このように、目的語(O)を必要とする動詞(V)が、Transitive verb

今回紹介した文の形の場合の目的語を、正確には直接目的語と呼ぶ。略してDO(Direct Object)。

文の形 

主語(S) + 動詞(V) + 目的語(DO)
S + V + (D)O

S + V + O と覚えてもまあOK。

「Sが(D)OをVする」


で、このTransitive verbなんだけど、目的語を一つだけじゃなく、二つも抱え込む場合があるんだ。
先ほど紹介した直接目的語(DO)「〜を」に先行して登場する、間接目的語(IO)というやつも登場するパターン。

形としては、 

主語(S) + 動詞(V) + 間接目的後(IO) + 直接目的語(DO)
S + V + O 「(人)に」+ O「(もの)を」

SとVの後ろにO一つだけじゃなく、O+Oと二つくるパターン。

ここは、シンプルに「人にものを」と覚えちゃう。これでほぼ当てはまる。
「主語(S)が人にものを動詞(V)する」で。

一つ例文を。

He sent Karen the letter.

分解すると

主語(S) – He
動詞(V) – sent
IO(人に)-- Karen
DO(ものを)—letter[létər]

「人にものを」の形に当てはめて訳すと、
「彼はKarenに手紙を送った」
という意味になる。

この形の語順を使う場合、
「(人)に」を表現するためにToとかForとか使わなくても良い、非常に便利な形とも言える。

For youとかFor herとかTo himとか、To Karenとかね、いちいち言わなくていいのよ。

前述の
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(DO)
の形をどうしても使いたいという場合は

He gave the letter to Karen.

と書くんだけど、to Karenとtoを使わなければならなくなる。「〜を」にあたるletterを先に持ってきちゃってるからね。語順を変えちゃってるからね。

でも、S + V + O + Oの形を使う場合は、toとかforとか使わなくてもいい。便利でしょ?

つまり、

ということだ。


実は実は、Transitive verbどれでもこのIOとDOの両方を持つことができるというわけじゃない

じゃないんだ。。

逆に、この両方の目的語(間接目的語と直接目的語)をぶら下げることができるTransitive verbはある程度決まっちゃってるので覚えてしまう。

S + V + O
この形を作れるTransitive verbはいっぱいある。たくさん。
 
S + V + O + O
この形を作れるTransitive verbは決まっている。限定されている。なんでもOKじゃない。

上記両方の使い方ができる動詞(V)ももちろんあるが、全てを辞書丸暗記みたいに覚えようとすると大変なので、まずはS + V + O + Oの形をとれる動詞(V)の代表的なものだけ覚えてしまう。あとは出てきたタイミングで都度覚えていくでOK。

で、代表的なのが、

give -- 人にものを「与える」

Pat gave me a book for my birthday.
「パットは私の誕生日に一冊本をくれた」

あとは、buy, make, showなどが代表的かな。

ちょっと長くなっちゃったけど、今日はこれまで。

ではまた。



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