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読書感想文『神曲 天国篇』ダンテ・アリギエーリ」

ネタバレ注意


あらすじ

ダンテはベアトリーチェに天国を案内される。
そこで神に対する疑問をことごとく解決していく。
そして、ベアトリーチェや聖人の力添えで最上位の天国に達するのだった。

知能の限界

ダンテは間違いなく天才であろう。そして聖職者としても優秀であった。
しかし、政変によって追放された。
それは耐えがたい苦痛であったのだろう。
それでもダンテは神を信じ、自分の境涯を含めてすべての説明に挑戦する。
人間としての気高さがそこにはみえる。

宗教と科学

宗教と科学は両立しないという人間がいる。
実際に天動説や進化論はキリスト教の影響で受け入れられなかったという。
しかし、ダンテは宗教と科学の融合に取り組もうとしている。
天文学をキリスト教的にも違和感が無いように説明し用としている。
本来、文学とは理解できないものと理解できるものを融合するために生まれたものかもしれない。

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