天明福太郎
2024年に触れた創作(アニメ・映画・小説)の感想をまとめてます。
苦しみの先に生まれるのが 苦しみなのか喜びなのか 私はそれすらわからずに 苦しみ続ける 世間の大半は苦しみの先に 喜びが生まれてくると信じているし 世間の一部は苦しみは 苦しみしか生まないと叫んでいる 両方を信じている私は 明日もまた苦しむ決意を 心が千々に裂けながら している私に正確な判断などできるのだろうか
知らない事は知らない そう思い切れれば 今抱えている悩みのほとんどは 消えてなくなるはずなのに 見栄を張って知らない事を 知っていると嘯く人に 騙されて偏る いつしか本当が逆転する 知らない事を知っていて 知っている事を知らない 嘘だと思う本能を理性で抑えて 嘘を本当にする 本当だと騙そうとする本能に 操られるままぐちゃぐちゃに 辿り着く先は 右も左も上も下も何から何まで猜疑的に それでも私は全てを知っていると 自信だけはついていく
大きな声に潰されて 小さな声が聞こえない 小さな声がやがて集まり 大きな声に世界は変わる 大きな声になった小さな声 一部がやがて暴走して 小さな声を潰していく かつての経験から以前よりも徹底的に それが歴史の今までの流れ 小さな声が大きな声になれず 中くらいの声になった時 その声はいろいろなものを潰そうとして 極上の声を潰しつつ 大きな声に潰される 大きい声や小さい声 潰されることは理不尽だとしても 自分が潰していい理由にならない 声は声で思いは思い 大切なのは声の中
安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから それから幾星霜の歳月を経て 何歩進んでは何歩下がる 何歩進んでは何歩下がる 終末時計は行ったり来たり 僕はその歴史の一端しか知らない ほとんどを知っていない それでも時々歴史を知っては 原水爆の怖さを知る 昔は愚かで幼く 戦争の決め事や争いの決め事など 独善的で机上の空論だと 嘯き鼻で笑った事もあった 全ては歴史を知らず 怖さを知らず 何も知らない 無知の怖さ 僕がやっていることは すごく小さい 原水爆を一切認めない と断
無理のない範囲で 私は目を開き 無理のない範囲で 私は呼吸し 無理のない範囲で 私は鼓動する 少し無理をして 私は身体を起こし 少し無理して 私は歩き 少し無理して 私は人と会う 無理をして 私はしゃべり 無理をして 私は笑い 無理をして 私は今日を過ごす
心の奥にあるものが 現す言葉が見えないと 探して学んで試みて 見つかる言葉を話しても 変わらずこころにあるのは 救いきれない感情ばかり 探して見つけて苦しんで 私はさらに苦しむばかり
理由は何かと言えば きっと空が青いから 皆の瞳に映えた青が 理由といえば理由なんだ それを聞いた皆は首を捻り 私はさらに考えて 空が青いと理由を言うと 首を捻る一方で 私は嘘を言う ほんの少しの気の迷い それとわずかな悪戯心 皆が首を縦に振る
世界を広げる勇気 飛び立つ勇気 震える手足 臆するココロ 旅立ちのとき ひとさじの度胸 動く手足 震えるココロ 広がる世界 未知との出会い 揺れる決心 迷うココロ 狭める世界 既知への執着 崩れる決意 閉じるココロ ヒトリの世界 ヒトリの世界 ヒトリの世界 旅立つ勇気
手を挙げる 手を下げる 右手を挙げる 右手を下げる 誰の意思 私の意思 手首を回す 止める 指を蠢かす 止める 誰の意思 私の意思 本音を話す 頭が痛い 黙ってみる ほんの少しだけ 誰の意思 私の意思 今の中に本当に本音の部分はあったのか手を上げるのも具体的に右手を上げるのも何もかも私の意思だったのだろうか私にはそれを証明する事はできないできない単純に考えて私以外の誰が私を操ることが出来るのかという問いには答えれないけど私の人生で人の意見を一切聞かずに過ごせたものがあっ
嵐が去った日 あいうえお 路上に転がる小枝と釘 柿の木砕ける かきくけこ 今年も残る栗の古木 刺身を並べる さしすせそ それだけが今年の誕生日 高望みできない たちつてと タダで集めたプレゼント 何年前の話 なにぬねの 何年経っても忘れない 墓まで持ってくる はひふへほ 暇さえあればその話 末期に話す まみむめも もう完璧に話せても やっぱり楽しい やいゆえよ あの世の土産にまた話す ららりるれろ 私の思い出 わいうえを 思いは今でも残ってる
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせず 色は匂えど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならん 有為の奥山 今日越えて 浅き夢みじ 酔いもせず いつかみた夢のかけらは 路傍打ち捨てられている 母の願いと呪いは 苦いのに不思議と飲み続けてしまう 殆ど枯れ木のようになった器には ヘドロのような残穢が残り 止まり続けて異臭を放つ 地深く潜る得体の知れない物体は 理解を求めている 温もりを求めている 類を求めている
おれ、馬鹿だからわからないけどよ なんで楽しくなる為に楽しくない事をするのかわからねぇや おれ、馬鹿だからわからないけどよ 周りをの人を苦しくさせてまでやる事とは思えねぇや おれ、馬鹿だからわからないけどよ 楽しかったのは最初だけどあとは苦しくなる一方じゃないか おれ、馬鹿だからわからないけどよ 利口は窮屈だから馬鹿のままでいいや
あらすじ 貴族として転生した主人公は鑑定スキルを持っていた。 人の能力を見ることが出来るという事だ。 弱小貴族である主人公は人の力を借りることで力をつけていく。 単純だけど面白い 主人公が何も力はないが結果として力をつけているというのは面白い。 古くは三国志の劉備のように不思議な力を持っているリーダーというのは魅力的に感じる。
あらすじ ある日、突然転移させられた主人公。 しかしその転移は失敗だったらしい。 特殊能力もステータスも目立つものがない主人公は捨てられる。 しかし、彼の特殊能力はLv2が本番だった。 釘宮病の一点突破 原作を見たとき特に変哲のない作品だと思っていたが、声優の釘宮さんのお陰で一気に注目作品になった。 いろんな意味で声優の力を実感できる作品だった。
あらすじ 怪獣が日本を襲う世界で怪獣討伐の専門化「日本防衛隊」に入隊することを夢見るカフカ。 年齢的にも入隊は厳しいと思っていたカフカの元に今年から入隊年齢引き上げの話しを聞く。 ラストチャンスだと努力していく中でカフカは怪獣を飲み込み自身が怪獣となってしまう。 自我ある怪獣となったカフカは日本防衛隊に入隊することが出来るのか、そして怪獣だとバレずにいれることはできるのか。 夢をあきらめない 主人公の日々が夢へとつながっているのが熱い。 怪獣の掃除をすると同時に生態を調
あらすじ 魔王となったリムル。 彼の前にも更なる敵が現れる。 出来るだけ人間とは争いを起こすつもりはなかったが、むりやり攻めてくる彼らの前にリムルはどうするのか。 規模が大きくなり大規模となった戦いは見もの。 規模が膨れる戦い 群像劇的に仲間が増えていく中で敗北も描けない中で面白い戦いが繰り広げられていたと思う。 手心を加えることが前提の戦いはそれはそれで面白かった。