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(続)まだまだいける!伊東の湯

年始は北の温泉に浸かって来ましたが、年末伊東の湯で締めくくったので、こちらの記事を先にあげることにしました。温泉記事は、伊東で終わり、2025年は伊東から始めます!休日を使って、日帰りで湯めぐりな記事になります。前回はこちら↓↓

熱海から「リゾート21黒船号」

たまたま、本日は熱海から、黒船号に乗船、いや乗車。
ハワイアンブルーの伊豆急の車輌が姿を消してから、もはや、この車両が、伊豆急の看板車両、かつ昭和を象徴する車両なのでした。製造年は1985年~93年、思い切りバブルな時期に造られ、名前からしてバブリー。

リゾート21は85年から93年まで、8両編成で計5本作られる 一時は踊り子号でも使用
車内には黒船関連の情報満載
展望席も良いですが、海を臨むロングシートもGood!

特急券などが必要なく、快適な伊豆の旅ができます。かつてはこんな車両が、楽しませてくれました。リゾート21・黒船号は2020年に運行終了したスーパービュー踊り子号よりも息が長い。

スーパービュー踊り子号も良かったなぁ~ (2019年撮影、wikiより)
熱海の温泉街を下に 大島がよく見る
長い不動トンネルを抜けると、伊豆多賀の港が広がる、快晴!
網代、宇佐美と小さな港町と温泉場を抜けて海岸沿いを行く
散々推しといて、一度も宿泊したことがないサン・ハトヤ
駅前は昔と変わらずホテル・旅館のお迎えが並ぶ
こんな昭和デザインのサンハトヤのマイクロバスが健在!

お昼は、有名店「五味屋」

先に腹ごしらえ、伊東の食堂は大昔に入ったくらいで、あちこち、知りませんが、こちら、丼物が有名な五味屋さん。休日ですが、並ばずに入店。

駅から徒歩5分 

おまかせ海鮮丼とかはスゴイのが出てくるそうですが、地の魚を生かした「三合たたき丼」にしました。アジ、赤身、イカの三つの魚介をたたいた漁師めしの一種。鮮やかなたたきで食欲そそります。

それにしてもご飯が多い 次回はご飯少な目で注文しよう

駅徒歩30秒、子持湯

さて、前回の記事で行けなかった外湯いくつかを歩きます。まずは、駅から一番近い外湯。

パチンコ屋と海鮮料理の店に挟まれた入口
何度もこの辺りを歩いたことがあるのに、これまで気づかず…
ここにもある家族風呂!

今回の伊東の外湯で気がついたのが、家族風呂が昔から存在していたということ。いくつもの外湯に家族風呂があるのですが、こういうのは他の地域であまり見たことがないです。

無くなってしまつた飯坂温泉の切り湯のような雰囲気
入口を開けたらすぐに番台 温泉銭湯
ポスターは令和、保健所注意事項は昭和49年

こちら、湯舟はとても小さくて、ようやく3人入れる程度です。しかし、ここもまたお客さんが途切れることがないのでした。温度は40,41度くらいでしょうか、写真は撮れないですが、カランも古風。水のカランはなく、温泉のお湯のみ、適温なので、十分です。

完全に昭和でストップしている脱衣所と浴場

小川布袋の湯

続いて、こちらも前回入れなかったお湯へ向かいます。山のハトヤが見えてきたら、もうすぐです。

左側の宿は星野リゾートの界 旧新並ぶ温泉街
営業は16時からと出てますが、暖簾がかかっていればOK 15時過ぎに入れました
大人300円 お風呂によって値段が微妙に違う
こちらは、伊東の中でも、ぬる湯 湯舟は広め、深さもあり、長湯できます

HPによれば、「伊東温泉では珍しい塩化物・硫酸塩泉の湯」ということですが、分析表では単純泉で、岡地域の混合泉、岡布袋の湯に近い泉質でしょう。肌はツルツルというかテカテカ。皮膚が柔らかくなる、一方、ややざらつく感もあるので、上がり湯は別のお湯が良いかも。この辺りはやはり単純泉という感じではないです。番台前の扉の唄が凄い笑

小川湯はぬるいけんども温まる。ぬる湯だけんど、長湯は無用。
ふとっちょホテエ(さま)にゃぬる湯が一番、小川湯いいお湯やさしい湯、家族で入れば、子宝湯?

和田寿長寿の湯

こちらは駅から徒歩15分。和田の大湯という江戸時代から記録があるお湯で、徳川家光に献上したお湯ということで、楽しみです。

伊豆のタクシーは最近どこも台数が足りない
伊東温泉のシンボル「東海館」を眺めて橋を渡り、
ホテル「暖香園」ここにあったのか、室生犀星が投宿の宿
こちらが「和田湯」 お城のよう
伊東の外湯の中では、歴史があるお湯なのでした

地域の方は、100円、外来客は400円。シャワーも付いていて、湯舟は広く、湯舟の中央からはかなりの量(見た目、数百ℓ/分はあろう)お湯が注がれています。PH8.3弱アルカリ性のやさしいお湯で、温度は43℃と伊東の外湯の中では高め。

こちらも、地元の方が、入れ替わり立ち替わり常時6,7名はいるという盛況ぶり
「玖須美区の共同浴場は、江戸時代より多くの人々に親しまれ時には、将軍家に献上したこともある由緒ふかい名湯です」 と自負心を感じる入浴者の心得
山頭火も訪ねた その他の歴史の資料もロビーに展示
山頭火の日記より
湯の町通りぬける春風 なみおとのさくらほろほろ  (山頭火)

今日は休日なので、駅は結構な若者もいて、観光客も多かったのですが、みんな旅館・ホテル迎えのマイクロバスで直行してしまうのでした。伊東の街の中を歩く人が少ないのが残念ですね~。改めて、伊東は中心部の外湯巡りしないと良さ分からないでしょう。

締めは、湯川弁天の湯

さて、すっかり日が暮れて、温泉街に戻りまして、夕飯は駅前の定食屋で軽く食べます。温泉浸かって、豪華な夕食は要りません。

この辺り昔から変わらないかも
仲丸通りの定食屋
アジのたたき定食!

前回、浸かれなかった弁天の湯は、温泉街から少し外れの住宅地の中にあります。地図を見ながら、進めば、シュールな看板が現れます。

住宅街に立て看板
二階建ての湯川弁天の湯 伊東の外湯は2階、3階とあるけど、どんな使われ方しているのか??
玄関から脱衣所の1/3くらいは丸見えなので要注意
この年季の入ったロッカー
泉温は和田湯よりやぬるいですが、42℃くらい 出たり入ったりして、リハビリしました

伊東に行くなら外湯!

伊東の外湯、2回に分けて紹介しましたが、まだ入れていない外湯が、知る限りでは、3つは残っています。「伊東に行くなら、ソトユ!」ということで本日は泊まらずに、18時台の鈍行に乗って帰ります。駅前の風景も少し懐かしみながら…。

さすがにこの時間帯は駅前も閑散
駅前、東海バスの車庫の裏に昔、母親が美容院開業
若いバスガイドさんたちが沢山来てくれて繁盛したとか
東急東横線からの8000系 ステンレス車両が眩しい

行きは東急東横線使って横浜まで出て、安く伊東まで着きましたが、帰りはさすがに熱海から新幹線です。夜の相模湾は静かです。来宮では、梅まつりが始まりました。次はいつ来ようかな…

本日はこのあたりで、おしまい

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