『原因』があることを忘れがち
僕らは、何かうまくいかないことがあるとつい、メソッドやノウハウで乗り越えようとしがちだ。メソッドやノウハウはもちろん重要で、そういったフレームワークが役に立つケースもたくさんある。
問題が起きると、僕もまず解決策が無いか探す癖がある。もちろん解決策を探すというアプローチが良い方向に行くこともある。
しかし、物事がうまくいかないのには「原因」がある場合が多い。そしてその原因とは ”人それぞれ” だ。だから、一般向けのノウハウが通用する場合も、まったく効かない場合もある。
大事なのは課題解決のアプローチはひとつじゃないことを知ること。解決策さがしで行き詰れば、原因探しから突破口を見出す。
・うまくいかない原因
・気分が上がらない原因
・意欲が続かない原因
原因究明は面倒くさい。人は面倒くさいことを無意識に隠してしまう。意識の外に。原因が意識の外にあれば当然気づけない。「原因がない」ことになって結局【世間・世代・環境・人脈】など、理由をつけやすいところのせいにしてPDCAを怠ってしまう。
「原因があるのでは?」と疑う体質になるには
視野を変えるには、「物事には多面性がある」ことを認識する必要がある
というのはよくわかる。。。わかるけれど、原因があることを忘れがちな僕らは、多面的なモノの考え方がスっとできるほど広い視野を持ち合わせていない。
ここを改善するには世代・人種・業種を越えたいろんな人と話し、価値観や思考を広げていくしかないと思う。人の数だけ「物事の見方」があるとすれば、出会う人の数だけ多様な価値観・考え方に触れることになる。
僕のように考え方の視野が狭いタイプは、どんどん人と会うしかない。本をたくさん読んだところで、生のコミュニケーションを欠いていては、脳内で想像するのが関の山だから。
スマホが相手では生のコミュニケーションが生まれないが、スマホの向こうにいる誰かと繋がる意思があれば、現代は非常に会いやすい世の中だ。求めるだけの出会いがある。オンラインサロンや勉強会、グループなど、ほとんどオンラインでつながれる。
尊敬できる相手の多様な考え方に触れ続ければ、うまくいかないことには、まず原因があることにも気づけるんじゃないかな。そんな広い視野を高い視座持ちたい。