【トレーナー必見!】PMRFって知ってますか?
こんにちはー!トレーナーの沢田です!!
みなさん唐突ですが、PMRFって知ってますか?
なかなか聞き覚えのない言葉ですよね!
知らないという方、安心してください!
バッチリわかりやすく解説していきます!
これを知ってしまうと世界が変わりますので、覚悟して聞いてください!(笑)
ではいきましょー!
PMRFとは
日本語でいうと、橋延髄網様体形成のことです。
と言ってもこれはまだ日本では浸透しておらず、適切な日本語訳ではないとも言われていたりします。
ですのでここではPMRFと言います。
ほとんどは脳幹※として扱われます。
※脳幹とは大脳半球と小脳を除く部分のこと。
〈左前頭葉を例にすると〉
大脳皮質を介して右半身の随意的運動&PMRFを介した左半身の筋コントロール。
わかりやすくいうと、右手で何か動作をするときは左の大脳皮質を働かして計画、企画し小脳を介して動かしています。
ただし、前頭葉からのアウトプットの90%は同側の脳幹に働き、残りの10%で対側の随意運動を行なっていると言われています。
PMRFの働き
・同側の痛みを抑制
・同側のIML(交感神経)を抑制
・Th6以上の前方筋群(屈筋、内旋筋)、Th6以下の後方筋群(外旋)の抑制
PMRFが機能しないと肩関節は屈曲内旋、つまり巻肩・猫背になり、大腿と下腿は外旋し骨盤は後傾します。
・同側の皮質、対側の小脳、前庭を活性化→同側のPMRF
例えば右側の大脳皮質やPMRFを活性化したい場合は左から音を入れたり、触覚を入れるなどすれば活性化できる。
・PMRFの機能不全のほとんどは不活性によるもの
怪我や脳震盪などにより機能不全になることもありますが、基本的には不活性です。
不活性になると、痛みや汗、低体温、筋緊張、姿勢不良、血圧上昇などが起こります。
PMRFは基本的に衰えている人が多いです。
活性化するに越したことはないので、特に衰えを感じなくても何かしらの方法でPMRFに介入してあげることで日常生活のパフォーマンスアップにつながるのではないかと思います!
足関節の捻挫への対応
まず昔からある考えとして、怪我したところは固定して、骨がくっついて構造的に治癒すればOKという風潮がありました。
そこからファンクショナルな考えが出てきて、動かしながら改善や、怪我をした足関節が元に戻るかどうかは構造的治癒だけではなく、可動域や機能がと伴って回復したとする考え方が出てきました。
最近では、感覚の回復の有無、例えば触覚、収縮感、ストレッチ感、イメージなどが元に戻ったかどうかも見ていく必要があると言われています。
リハビリへの対応として、少しわかりづらいので例を挙げて説明します。
右側の足首の捻挫があるとします。この痛みや炎症をコントロールしているのは右側のPMRFです。随意運動を行うときは左側の大脳皮質を使って行います。
左側の運動(見る、音を聞く、触る、触られるなど)で左側の前庭や小脳に刺激を入れると、右側の大脳皮質とPMRFが活性化し同側の痛みや炎症の緩和につながります。
ですので、右が損傷していた場合でも左の運動は必須になってきます。
PMRFの不活性
PMRFが不活性だと、炎症が改善しなかったり、腫れや痛みの長期化が起こったりします。
怪我した方の対側を見る、関節を動かすなどをして活性化をします。
以上、ザックリ書きましたがおわかりいただけましたでしょうか???
右左がバラバラで、ゴチャゴチャになりがちですが覚えておくと便利なので是非みなさんも試してみてください!!!
それでは!さよなら!!!