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【読書/Netgalley】一線の湖/砥上裕將

みなさんこんばんは。
今回はこちらの本を読みました。
僕は線を描く、待望の続編です!

あらすじ

小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語

水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。
描くのは「命」。

20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!

主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。

墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必至の青春小説!

Amazonあらすじより

所感&子どもの世界と家族の絆に涙

今回は、前回から少し経ったお話。
霜介が水墨画家として今後の将来に悩む一方、千瑛は水墨画の認知度を高めようと、テレビや雑誌の露出が多くなり、結果湖山会の面々とすれ違いが生じてしまう。
お互いが水墨画を思ってやっていることは確かなのに、そのすれ違いにやきもきしながら読みました。大舞台での失敗はこちらも何だかドキドキしてしまうほど。。(序盤なのに!)

その中で、主人公の霜介が子どもと触れ合う機会があり、水墨画を始めた当初の、水墨画を楽しんでいた時の気持ちを思い出します。

やっぱ、大人になると色々と考えてしまうものなんですかね。
霜介とともに、何だか読み手のこちらも心がぱっと晴れやかになる気分。

また、今回は霜介の家族の話でもあり、、
お母さんとの邂逅、涙が溢れます…!

水墨画、やっぱりやってみたいなぁ。
老後の趣味の候補だな。

みなさん、新しい世界を覗きたいなと思ったらぜひ!1巻から読むのがおすすめ。

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