【読書】夜明けのすべて/瀬尾まいこ
みなさんこんばんは。
今回はこちらを読みました。
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
あらすじ
所感&瀬尾さんの世界はいつもなんて優しい世界!
昨日は雨だったので、パウパトロールを見ている娘を横目に一気読みしてしまいました。
PMSが辛い美沙、パニック障害の山添。
2人は好き合っているわけではないけれど、お互いを頼りに出来るかも、と思っている。
その、ちょっとしたおせっかいさが、むしろ心地よくて、自分の姿を繕わずに晒す事ができる。
側から見たら普通でも、その人が困っていることってありますよね。
私もPMS悩みがちだけど、会社を辞めるほどではないから、美沙の本当の気持ちはわからないし。パニック障害だなんて、なおさら想像することしかできないけれど、想像できない事もたくさんあるんだろうな。
この本を読んでいたら、無性に凪良ゆうさんの「流浪の月」を読みたくなりました。
他人に理解されないけれど、本人たちだけが知っている事実。
どかーんと派手な事件が起こるわけでもない、ハッピーラブラブ、キューン、とすることもない。でもなんだか心が苦しくなり、そしてあたたかくなり。
瀬尾さんの世界観はどれもそんな感じがして、いいなぁと思いました。
でも決して話がダレるわけではないんですよね。すごい話。
瀬尾さんの言葉も身に染みます。
美沙ほどではないけれど、PMSを感じている今だからこそ、より身に染みたのかも。
映画もとても気になりますね。
早くどこかのサブスクで配信されないかなー。
気になった方、ぜひ読んでみてくださいね。