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「わたくし、マヨラーです。」

ずいぶん久しぶりの本棚本紹介になってしまいました。
夏の間バテてた。

さて、今回紹介する本はこちら。

ホセ・バラオナ・ビニェス著『マヨネーズがなければ生きられない、スペイン人シェフのマヨネーズの本』(柴田書店、2017年)

ブックオフをぶらぶらしている時に目にとまって、ぱらっと中を確認して速攻で買いました。
え?
タイトルの引きがやばくない??
(そんなわたしはマヨラーではないです。)

マヨネーズの作り方と、マヨネーズを使ったおつまみとかのレシピ本。
わたしね、マヨネーズは美味しいけど体に悪い、と思って育ってきたんです。
なんだろ、うちの方針だったみたいなんですけど。
で、自分でマヨネーズを作ったこともあるけど、あれ、大量のサラダ油とお酢を混ぜて作るじゃないですか。
ちょっとひきましたよね。
クッキー作ってバターと砂糖の量にひくのと同じ感覚です。
なので、キューピー美味しいけど、80%カロリーカットじゃないとちょっと……
みたいなところがあったんです。

でもこの本に書かれていたのは、
「マヨネーズは、オリーブオイルの延長上」
ということ。

え???

でもそれは道理で、スペインで一般的な油といえばオリーブオイル。
健康的なイメージしかないオリーブオイル。
そこにワインビネガー(健康)と卵(健康)を入れて作るソース。
健康×健康×健康でめちゃくちゃ健康なソース。

そう思ったら、「マヨネーズ、めっちゃいいじゃん!!」てなりました。
要は使う油の問題と、イメージの問題。

でもそうか、スペイン料理で添えてあるマヨネーズはオリーブオイル製なのか(絶対キューピー使ってるところあるよね、知ってる)。

この本のいいところは、基本的なマヨネーズと基本的なアレンジ(わたしはにんにく入りが好き)のほかに、40種類以上のアレンジマヨのレシピと、それを使った料理やおつまみのレシピが載っているところ。
普通に味噌マヨとか明太子マヨとかもあれば、くるみマヨとかしそマヨとかもあって、なんだか面白そうです。

とりあえず「マヨネーズ作りたい!!」と思わせてくれる1冊。
なのにわたしはまだ作れていません……
なぜだ。
早く作りたい。

放っておいても好きなものを紹介しますが、サポートしていただけるともっと喜んで好きなものを推させていただきます。 ぜひわたしのことも推してください!