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ことばについて

言葉関連で今までに思ったこといくつか。

ひとつ、罵倒とか汚い意味を持つ母語以外の言葉、使わないに越したことはない。(追記: いやそもそもどんな言語であっても使うべきではない。)知っていても、わかっていても、口に出さないほうがいい。
理由は単純にかっこ悪いから。
さらに言うと聞いていて不快になるから。
何よりも、知的ではない。

第二言語だけど思いのまま操れる言葉だったら別かも。でも、言いたいことを自信をもって伝えられる程度じゃないのに汚い言葉やスラングを多用するのは、外国語力が上がったようにも感じられるが、国語力は下がっている。
私の好きなYouTuberが言っていて頷いた。
外国語学習には国語力も関わっている。

あと、母語でさえ知らないことがいっぱいなのに、そうでない言語なら尚更。使えてるようで、完全には使えていなかったりする。
だから安易にああいう言葉を使うのは良くない。
発音やニュアンスが違うこともあるだろうし。
(発音については、アクセントはアイデンティティだとも思うけど、ここではそれは別の話。)

とはいえ、普段一緒にいる人が使っていると自分にもうつってしまうことは仕方ない。観ているアニメのキャラクターの特徴的な語尾や、友達の方言、最近のことばも、共に時間を過ごす時間が長いと、気づけば自分の口からも出てくる。

だとしても、使わないに越したことはない。
ま、話してる時に一緒にいる相手にもよるけど。


ふたつ、hentaiという英単語について。海外では変態っていう意味ではない。

この英単語はアダルトなアニメを意味する。翻って日本語の変態は英語だとpervertだ。
例えばアメリカでいうsushiが寿司ではなくカリフォルニアロールを指すように、hentaiも日本語というよりは外来語だ。

したがって、ネイティブ日本語使いだからといって海外に存在する日本語がそのまま使えるかといったらそうでもない。
刃ともなる言葉、の前に刀の形にすらなっていないかも、ということで注意が必要。

これね、最近親しい人(非日本語話者)にhentaiは変態って意味なんだよって教えたら、とても驚いていたから思ったの。
ま、外来語なんてそんなもんか。


みっつ、共通認識事項は地域によって違うからこそ、大事。
ざっくり言うと、日本での常識と他国でのそれは違うから、他国や他地域にて生活する場合、その地の当たり前を知っているか知らないかで結構変わる。会話の質とか自己表現の仕方とか。

限られた人のみが使える言葉がある(英語)。
そして私はそれを口にしてはいけない。書くのさえだめ。
とか、
韓国語での 笑笑笑 をアルファベットにしたらまずい。
とか。

笑いのポイントも、共通認識の上の何かに基づいていることが多い。そしてそれを知らないと、笑えないしついていけない。
そして、それを習得するのは難しい。ただ言語を知っているだけでは、そこは理解できない。

だからこそそういったことがわかったとき、使えたとき、とても嬉しくなる。
本当に理解できていることを感じられる。


よっつ、心をひらけないうちは親密な関係を構築するのが難しい。
みっつめに関連している。

言語は通じればそれでいい。使えればそれでいい。
でも、よりうまく使える方がよりよい、と思う。

伝えたいことを伝えることができなければ、本音を言えないうちは、親密になりづらい。

表面上の友達、の先に、深くなるためには、使える言語プラスもろもろが必要だと思う。

だから留学で現地の親しい友達、いっときではなく期間が過ぎても同じ温度でいられるような関係の人を得るのは難しい、とよく言われるのではないかな。

翻訳機能があちこちにできても、多少のエラーはまだ見受けられるのは、訳すだけでは完全ではないからなんかな。

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