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「伝わる」スライドの創り方
想いが伝わると、嬉しいですよね。
初めての方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に自己紹介を。しょこらと申します。このnoteに興味を持って頂きまして、誠に有難う御座います。
元々、会計士として会計事務所で、コンサルタントとして外資系のコンサルティングファームで10年働いていました。
その後、外資系の事業会社に転じ、日々楽しく働かせて頂いています。CPA・MBA、ファーム・事業会社と、広めな知識と実践経験が強みです。
またnoteでは、note公式さんに複数回注目記事にピックアップを頂き、有り難いことに800を超えるスキを頂くnoteも経験できました。
私がnoteを書いている理由は2つです。ひとつは面白いから。大切ですね。もうひとつが、ハッピーになれる仕事術や発信術をお伝えしたいからです。
このnoteは「伝わる」スライドの創り方のお話です。「伝わる」プレゼン資料というお題で書きたかったのですが、長くなりすぎるので断念しました。
ここで言うスライドとは、プレゼン資料の中の一枚一枚のスライドを指しています。全体の中の一枚ですが、一枚一枚の出来が全体を左右します。
アプリはパワーポイントを想定します。ですが、スライドを創るにあたっての考え方は、どんなアプリを使っても同じです。
導入部分で3,000文字あります。本文は有料ですが、少しお付き合い頂けますと嬉しいです。私が実務の中で感じた、課題意識のお話です。
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なぜ「伝わる」スライドを創ることは難しいのか
「スライドを作る」ことは、慣れてくればそこまで難しくはありません。一方で「伝わる」スライドを創ることは、とても難しいのです。
「伝わる」スライドを創ることが難しいことには、3つの理由があります。
まず、前提としてコミュニケーションはズレるためです。自分が考えていることと、受け手が考えていることは、完全に重なることはありません。
自分は「Aだと思って話していた」のに、受け手が「Bだと思って聞いていた」ということはよく起こることです。
次に、そもそも想定する興味関心のレベルが異なることがあります。自分にとっては、そのスライドは100%の意識を払って作成したものです。
一方で、受け手からするとそのスライドは、いくつもの話の中の、何枚もの資料の中のひとつ、”One of them”に過ぎません。
関心の何割か、もしかすると数パーセントかしか払って貰えないものなのです。自分と同じ熱意で見てくれるという前提を置いてはいけないのです。
最後に、一目で伝わるスライドを創ることは、そもそも難しいという事実があります。
自分の考えや気持ちを、適切に表現することは簡単ではありません。そのためには、自分の考えや気持ちを表現する訓練が必要になるのです。
つまり場数です。1枚の伝わるスライドは、100枚の伝わらなかったスライドの上に成り立っているのです。
この3つの理由のうち、1-2つ目は受け手の影響が入ってしまい、コントロールできません。その時の受け手の体調・気分にも左右されます。
一方で、3つ目の理由は、自分でコントロールできることです。この自分で管理できることを磨き上げることが「伝わる」スライドの基礎なのです。
そのため、今回の「伝わる」スライドの創り方では、徹底して自分でコントロールできる範囲を磨き上げる方法をお伝えしたいと思い筆を取りました。
![画像36](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58174524/picture_pc_d8b019743c58ae2e9eed429c6f13bd43.png)
では、なぜ一目で伝わるスライドを創ることは、そもそも難しいのでしょうか。
これは、色や形といったスライドの見た目よりも前の問題なのです。「伝わる」スライドを創るために、乗り越えるべき壁は3つあります。
1. メッセージをクリアにすることが難しい
2. メッセージを表すスライドを作ることが難しい
3. 伝わるスライドのデザインにすることが難しい
それぞれ、ひとつずつ見ていきましょう。
1. メッセージをクリアにすることが難しい
まず、メッセージをクリアにするという壁です。意外に思われるかもしれませんが、大半の「伝わらない」スライドの原因はこれです。
そのスライドで何を伝えたいのかが、創っている自分ですらクリアではないのです。クリアでない考えをクリアに伝えることはできません。
会議で小さな文字が沢山書いてあるスライドを見たことはありませんか。それは、メッセージをクリアにできなかったスライドなのです。
ひとつのスライドで伝えられることはひとつだけ。それ以外は、思いきって捨てることが必要なのです。「伝わる」スライドで一番大切なことです。
2. メッセージを表すスライドを作ることが難しい
次に、スライドがメッセージを現していない壁です。これもまさかと思われるかもしれませんが、メッセージに集中しているスライドは少ないのです。
先ほどのひとつ目の問題と同じ理由に起因します。人は思い切って「書かない」という選択肢を採るのが恐いのです。
ですが、書かない選択肢を採らない限り、伝えたいことを伝えることはできません。何を書いて、何を書かないか。それを選ぶ勇気が必要なのです。
取捨選択の勇気は、様々な場面で使えます。これを身につけることは、自分のメッセージを届ける方法を身につけるということでもあるのです。
3. 伝わるスライドのデザインにすることが難しい
最後に、スライドのデザインの問題です。おそらく「伝わる」スライドというタイトルを聞いて、多くの人が想像されたのはこの部分だと思います。
ただ、デザインにも2つ意味があります。受け手の反応を設計するという意味と、スライドのデコレーション=装飾を上手にするという意味です。
デザインと聞くと、後者の装飾にばかり目が行きがちです。ですが、ここまで読んで頂くと分かるように、それは全体のごく一部に過ぎません。
受け手の反応を考えて、伝えたいメッセージを確実に渡すこと。そんな、受け手目線のスライドを創ること。スライドもコミュニケーションなのです。
この3つの壁を乗り越えることで「伝わる」スライドは出来上がります。
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例えばということで、私がこれまでにTwitterにアップしたスライドをいくつかご紹介します。
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![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53546217/picture_pc_eb15c3d9fbf56b025ade52a89ac63cda.png?width=1200)
![画像68](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58727631/picture_pc_bebd8cf4ff825f99ab9d0a71c757bc03.jpeg?width=1200)
このnoteでは、このように「スライド一枚でメッセージを伝える力」をお伝えしたいと思います。
対象は以下のような方を想定しています。つまり、昔の私です。
- スライドの意図が伝わらず、悔しい思いをされた方
- プレゼンになると、どう話せば良いのか分からなくなってしまう方
- 一所懸命に作っているのに、議論が思った方向から逸れてしまう方
![画像36](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58174530/picture_pc_23d6fbe02b846701b1a394be047f6012.png)
さて、そろそろ本題の部分に入っていきます。有料部分では、上述の3つの課題の解決策をそれぞれ書いています。
ここまで読んでみたけれども、購入する程でもないかなぁという方は、私のnoteやTwitterをフォローして頂けますと嬉しいです。
日々更新していますので、お役に立つこともあると思います。そして、困った時に、こんなこと言っていた人もいたなと思い出して頂ければ幸いです。
経験が豊富な方は、会社の後輩の方々に配って頂く用に如何でしょうか。内容は真面目ですので、承認さえあれば経費で落ちるかもしれません。
意外に特定のトピックを程良い分量で、程良く教えてくれる教材は見つからないものです。社内研修の題材などにも使って頂けますと嬉しいです。
最後に、普段から私のnoteやTwitterを読んで頂いている方々、いつも応援ありがとうございます。ちょうど、noteを始めて1年となりました。
皆さまが日々のnoteを読んで下さるので、ここまで来ることができました。初めてのnoteの話題を1年間の経験と共に再び書ける喜びを感じています。
ちなみに、お値段は私が人生で一番ナイスだと思った定食屋さんから頂いています。995円。1,000円を頂いてご縁(5円)を返すという価格付けです。
近隣の競争環境から見ても、上手な価格付けだったのですが、消費税増税で1,045円になってしまいました。折角なので私が引き継ぎます。
では、中でお会いできるのを楽しみにしています!
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