『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』映画感想文
ずっと楽しみにしていた映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が本日公開となり、早速鑑賞してきました!
60年代のミュージカル映画を思わせる音楽と踊り。計算尽くされたコメディとファンタジー、そしてチョコレート。こんなにも好きな物だけでしか出来ていない映画が今まであっただろうか。
ずっと笑顔でスクリーンをみつめた116分。幸せすぎた。
DVDもきっと買ってしまうし、歌も歌えてしまう予感しかない。
主人公のウィリー・ウォンカは、ロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場する工場主です。1971年には『チョコレート工場の秘密』が、2005年には『チャーリーとチョコレート工場』が映画化されました。今回の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ウィリー・ウォンカの若き日を描いたオリジナル作品です。原作を忠実に再現したティム・バートン監督作品の『チャーリーとチョコレーと工場』とは全く別のお話です。ジョニー・デップが演じた、ちょっとクセの強いウィリー・ウォンカとは、生い立ちもキャラクターも全く違い、ティモシーシャラメ演じるウィリー・ウォンカは心優しい今どきの青年という感じです。
若きウォンカの帽子には夢と魔法が詰まっていて、彼のつくるショコラはみんなを笑顔にしました。文字が読めなくても生きてこれたと笑い、獰猛なキリンとも仲良くできる。わたあめの雲に唄い、ドロップの雨に傘をさし、キャンディの虹を渡る。人として個別性を超えた人々との心の重なり合いを普遍的に持つ、そんな若きウォンカのように、わたしも生きていきたい。
ダンディなウンパルンパに、Mr.ビーン。コメディも満載です。作り手の引き算がつまった誰もが楽しめるエンタメ作品でした。
オススメします!
興味のある方はぜひ劇場でごらんください。
【おまけ】ウォンカ(WONKA)は架空のチョコレートでしたが、チャーリーとチョコレート工場の映画きっかけに、『ウォンカチョコレートカンパニー』というブランドが現実にも登場しました。
ネスレが買収してからの商品数は減少傾向になり、最近はまったく見かけなくなりました。ウォンカチョコレートは、アメリカチョコらしい大味の甘過ぎるチョコレートだったので、わたしはちょっと苦手です。この映画化をきっかけに、ショコラ専門店とウォンカのコラボショコラなどが、またあったらいいなと期待していますが、ネスレ持ちだと難しいかな。映画のイメージが良いから名前貸すだけでも儲かりそうではあるけれど。
作っておくれ〜ネスレさん!
いつも読んで下さりありがとうございます。