#推し短歌『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』
推したいドラマは『アストリッドとラファエル文書係の事件録』です。
今回は特に印象的だったシーンを推し短歌にして詠んでみました。
このドラマは、パリ警視庁の警視ラファエルと、犯罪資料局文書係のアストリッドが、難事件を解決するフランスのドラマです。毎回冒頭はオカルト的にはじまり、粛々と理性的に事件の謎を解いてゆきます。様々な捜査にあたるうちに、ふたりは、お互いを理解し信頼と友情を築いてゆきます。
あなたです銀の指貫ハグの『あ』や
方位針愛で冬の夜友と
シーズン1の第7話『フルクネリの指輪』で、アストリッドは『これはあなたです。』と、裁縫で使用する指貫を、ラファエルの誕生日に贈ります。
仕事をする上で、起こり得る刺激から保護する存在のラファエルを象徴するような指貫のプレゼントはとても素敵でした。またそこに至るまでの経緯も素敵でした。ふたりは12月4日生まれで同じ誕生日です。ラファエルは、アストリッドに『友情』という本を贈ります。方位磁石がどんな意味を持つのかは、ぜひドラマで視聴してみてください。
愛し君口付け嫌う我が性や
我が口を以って君に口付け
シーズン3最終話のアストリッドのキスシーンを詠みました。自閉症のアストリッドは、人に触れられることが苦手なので、好意をよせるテツオ・タナカとキスをしたくても、キスされるのは無理です。しかし、自分から触れることは可能だと気づき、アストリッドは、自らテツオにキスをしました。
主人公ふたりのエピソードや、ふたりを取り巻く人々のエピソードも、不器用な愛がいっぱいで、たくさん感動しちゃうのですが、ミステリーとして、とても面白い作品なのです。フランスらしい歴史的なテーマから広げる着眼点や発想で描かれる脚本が本当に素晴らしいです。
テレビ放送は2023年9月10日で、シーズン3まで終了しました。
次回シーズン4の放送は、2024年1月予定とのことなので、日曜深夜のお楽しみに、まだまだわくわくできそうです。
半畳の畳に正座して、謎解きをするアストリッドの姿に
ぜひ魅了されちゃってください。
いつも読んで下さりありがとうございます。