『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』エブエブ映画感想文
公開中の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を鑑賞していました。日本の通称は『エブ・エブ』。
スタジオA24がおくる空前絶後のアカデミー賞作品です。
テイストが完全にB級映画なのに、何かとA級映画を凌駕しておりまして、これからの映画界はどういう方向性にいってしまうのか、心配になる一作でございました。
本作はもともとジャッキー・チェンのために書かれた脚本で、スケジュールが合わず出演できなかったため、妻(エヴリン)を主人公にした内容に脚本を大幅変更したとのこと。
これがすごくよかったと思う。
ジャッキー・チェン主演では、空前絶後の映画にならない。
どのあたりが空前絶後だったのだろう?
アジア人を主軸にしてメタバース空間を映像化したから?
カンフー映画の全盛期を思い起こすくらいのキレだから?
だれもがわかる戦隊ヒーロー系の正義とベーグルの悪か?
渡辺直美かと何度も見違たジョイのファッションが素敵だった?
一緒に落ちる気になった岩使いの場面 緩急?
足で弾くピアノに愛をみせた?
これでもかってくらいB級のおふざけを堂々と入れたこと?
絆は宇宙と示したことだろうか?
めまぐるしい展開に、目がチカチカしていたのに、
気づけば感動して泣くわたし
やっぱり、ADHDを持った監督が自身の見えている世界を
映像化したから空前絶後なのだろう。
ふざけたB級映画が大好物な方には、全力でオススメする面白いアクションコメディでした。ちなみに、わたしの大好物なジャンルですが、もう少し、出来過ぎてないほうが好みです。
いつも読んでくださり
ありがとうございます。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶