イデミ・スギノ閉店
いつもそこにあって小さな幸せを提供してくれるパティスリー
その小さな幸せの灯りがまたひとつ消えた。
日本洋菓子店の最高峰といっても過言ではない『イデミ・スギノ』さんが、都市計画予定地区および店舗契約満了に伴い、2022年4月30日をもって閉店されました。
4月中にイデミ・スギノさんのケーキを買いに行きたくて、4月29日に銀座松屋にチョコバナナを買いに行った後、イデミ・スギノさんに立ち寄りました。
わたしは閉店のことを知らなくて、お店の前は閉店を知る人たちで長蛇の列ができていました。
まったくもってチョコバナナを買っている場合ではなかった。
でも行列には並びませんでした。
もし並んでしまったら、これが本当に最後の最後になるような気がして…並べなかった。
5月で69歳になる杉野氏はまだまだお元気で、ご本人が悠々自適を望まれても、まわりが決して放ってはおいてはくれないと思うので、何かしらのかたちで杉野氏のスイーツは頂ける機会はきっとあるでしょう。
たとえなくても、彼の弟子たちが独立したら、話題のパティスリーとなることは間違いないから
だから 消えてしまった小さな幸せの灯りは無くなったのではなく
むしろ、増えてゆくのだと思うことにしました。
イデミ・スギノ様
あなたの洋菓子に出会って美味しいということの、何たるかを教えて頂きました。
その小さな美味しいの一つ一つがいつも家族と楽しく過ごす時を与えてくださいました。
生きることが辛い時、皆さんの仕事で、前を向く力を頂きました。今までありがとうございます。
本当に素晴らしいお店でした。
いつも読んでくださり
ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶