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雨の七夕で俳句 ニコラシカジャズの音消える催涙雨 ・催涙雨 ⇒ 七夕に降る雨 織姫の涙 …
『朧月』の季語を使っての俳句練習です。 橋ふたり行く当てもない朧月 朧月初恋分かつ鳥がゆ…
手のひらに咲いた花 粘度を持った泉に溶けてゆく 朝日が余計なほど眩しいのは まだひとつ…
お布団からお布団までのあいだ たましいはどこにいるのかな 電気毛布がポカポカする頃あい …
推したいドラマは『アストリッドとラファエル文書係の事件録』です。 今回は特に印象的だった…
推すと言えばやっぱり『チョコレート』なので、 『チョコレート』の推し短歌です。 人肌で蕩…
平和とは尊い。それは普遍的 人はかつて旅人だった いつしか田畑を耕す村人になった 糧を奪…
①食べる夜 汗ばむ胸は 桃ふたつ ②食べる夜 スタバ早桃 帰路急ぐ ③食べる夜 夏風邪の粥…
海砂糖の砂時計が時を刻む ココの言葉は砂粒にも満たないまま 世界へとつながる大きな海へと…
月の耳 揺れしピアス 君惟う 電線の先 次縹の空は遥か 母弔いし日と同じ空 宵闇に 悼…
初夏を聴く。 地平線の果てまでも広がる海。 鹿児島空港から2時間以上かけて山麓を抜けここま…
咳をしても金魚 熱を出しても金魚 紫の水槽は光の渦 静寂と無限が狭すぎる世界を覆い 光は…
雲一つない秋晴れの空は青く、空気も澄みきっている。心地のよい風も吹いているのに、いつもこの世界から消えてしまいたい気持ちでいっぱいだった。もう生きていけない僕は、踏切の前に立って僕を轢く電車がくるのを待っていた。 人目につかないタイミングで確実にやらなければならない。失敗して病院送りになることだけはぜったいに避けたい。 カーンカーンカーンと鳴る踏切の音と心臓の鼓動が重なり緊張が高まる。 キタ!今だ!と僕は意を決して電車に飛び込んだ。 でも何かに押されて、前のめりで転ん