雨が降ると

前にも書いたことかもしれないけれど。

雨が降ったときスーパー買い物に行くと、当たり前のように用意されている薄いビニールの傘袋。買ったものを入れる袋は有料なのに傘袋は無料でもらえることにやはり矛盾を感じてしまう。
かといって傘袋を有料にしたら「雨の日は買い物に行かない」とかいろいろな不満がものすごく出そうな気がする。駅などにある、傘を入れバサバサ振って水分を飛ばせるあの装置に切り替える方法もあるかもしれないけれど、あれだと面倒だからとやらない人もいるだろうし。それで店内の床が濡れたり滑りやすくなったりして転倒事故が増えたら、お店的には踏んだり蹴ったりだろうな、、、などと悶々と考えてしまう(わたしが考えたところでどうにもならないのだけれど)。

今でも無料で使える、薄いサラサラしたビニール袋と傘袋は素材が一緒だから、ってことでレジ袋と差別化をはかっているのだろうか。でもやっぱり矛盾を感じてしまうなぁ。

矛盾といえば、ネットスーパーを利用するとあのレジ袋がもらい放題(に近い)らしい。もちろんあのサービスは“送料”という名目(一定額以上で送料もサービスにはなるみたいだが)で、一応お金を取られているから、そこに袋代も含まれているということも考えられる。けれど、経験者に話を聞くと、売り場ごとに袋詰めするせいか、とにかくたくさん小分けしていちいち入れてあるせいで、結果とにかく袋がたくさんもらえることになるという。
その話を初めて聞いたときはとても驚いた。え、なにその無駄遣い、、、
そりゃ、一人の人がそれぞれ売り場を回って一つの袋に詰めて回るわけではなく、注文に応じて売り場ごとに袋に詰めたものをまとめて届けることになるのだろうから、効率を考えた結果なのだろうけれど、これでモヤモヤを感じるのはわたしだけだろうか。じゃあ袋がほしければネットスーパーを使えば?といわれそうだけれど、決して袋がたくさん欲しいわけではなくて、価値基準がぜんぜん違うことに戸惑うのである。


そういえば、今日、バッグに入れていたのは布地のエコバッグだった。結構雨が強かったので、あぁこれは濡れてしまうなぁと思った。会計のギリギリまでレジ袋を買おうかどうしようか迷ったが、3円だか5円だかをケチッて結局そのエコバッグに詰めて帰ってきた。当然、バッグは濡れてしまったから洗濯するなり乾かすなりしないとならない。その手間を面倒と思う人はきっとレジ袋を買うのだろう。あとからそれをゴミ袋に使うこともできるのだし、そう考える人を間違っているとは決して思わない。要は、どこに価値を置くかなのだけれど、それを突き詰めて考えようとすると、世の中はほんとうに矛盾に満ちているものだよなぁとつくづく思ってしまう。


いいなと思ったら応援しよう!