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息子が買ってきてくれたJPエヴァンのアマンド カカオ


こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。

この夏、息子がオープンキャンパスで東京に行ってきました。

お目当ての大学を3校ほど見学した後は、原宿に直行!

ファッションに興味津津の17歳。
竹下通りの喧騒を抜けて、表参道のハイブランドと古着ショップと、他にも話題のお店をチェック。YouTuberコムドット、ヤマトのかけているのと同じサングラスもゲットしてしてきてご満悦。


そして、なんと、忘れずに私へのお土産として表参道ヒルズのジャン=ポール・エヴァンからアマンドショコラも買ってきてくれました⭐︎


きゃー、嬉しい!
手のひらに載るほどちっちゃなバロタンなのに、ちゃんとゴールドのチャームまでついています。

ショコラはもちろん、息子の気持ちに感激です。(ふだんは反抗期でわがままなティーンエイジャーなんですけどね)


エヴァンはこの年頃の体育会系男子にはおよそ縁遠いショコラティエなのですが、息子は「あ、お母さんの好きなチョコレート」と、ブティックに立ち寄り、買ってきてくれたのです。


そもそも、値段で物怖じするところですが、そこは幼い頃からのチョコレート英才教育の賜物。
臆することなく、自分のお小遣いから出してくれました。

息子は小学校から盛岡に越してきましたが、もともとは東京生まれの東京育ち。幼い頃はあちこちのショコラティエに連れて行ったものでした。GODIVAやレオニダスのように粒売りや計り売りしているブティックでは、自分で選ばせて買っていました。覚えているだろうか……


エヴァンだけは、たったひとりで店内に入らせてというか、自らひとりで入って、たった一粒だけ買ってきたこともありました。


この時のエヴァンのスタッフさんの対応が神過ぎましたよ!この話はまた後ほどnoteに書きますね。


早速、東京の土産話を聞きながら、もらったアマンドショコラをシェアしょうとしたけれど、「いいよ、お母さんが全部食べて」と言ってくれたのです。


そもそも、息子はチョコレートにはさほど興味も執着もないのですよ。


というわけで、やったー♪とばかりに、わたしはアマンドショコラを独り占めしていました。

38g
12粒入っていましたよ。


アーモンドに薄くコーティングされたカリッと香ばしいキャラメリゼの歯応えに、ダークショコラがなんとも絶妙なバランスで、もったいなくって、数粒ずつちびちびと頂いていました。


あと2粒だけ残ったので、残り最後だし、息子にも食べさせようと出してあげました。


と、たまたまコンビニで買った市販の「アーモンドチョコレート」もあったので、エヴァンの「アマンド カカオ」と一緒に小皿に乗せてだしたところ……


最初に食べたのは市販品。
こちらのアーモンドチョコレートもじゅうぶんに美味しいのです。日本のアーモンドチョコレートのレベル高し。しかも新製品で話題性たっぷり。


次に食べたのがエヴァンのアマンド カカオ。


何気なしに、息子が一粒つまんが口に含み、カリッと齧った瞬間から、ふわぁり!

息子の口から煎りたてのキャラメライズされたアーモンド香りが、わたしの方まで鮮烈に漂ってきたのです!


「うん、こっちの方がアーモンドもチョコの味もダイレクトに感じる。美味しい!」とは息子評。


いえいえ味だけでなく、香りまでもがダイレクトで、お母さんも感じていますよ。


その後、しばしの間、息子の吐息がアーモンドの香ばしさとチョコレートのほろ苦さを放っておりました。


最後のチョコレートを食べながら息子と語ったこと。2つのショコラの違いについて。

大きいと小さい。
コーティングチョコが厚いと薄い。
そして手につくショコラと手につかないチョコレート。


一流ショコラティエは◯◯◯は使いません。



息子はきちんと理解していました。
自分でもいつの間にか調べていたようです。

チョコレートのカカオバターの融点は体温の範囲なので、手で触るととろけていくのは当たり前。

手につかない利便性は自然ではありません。
手につかないチョコから、今の市場や課題が、そして世界の動きも見えてきます。

これぞ、わたしが真に息子に伝えたかったチョコレートの英才教育なんです。

答えはありません。
わたしも息子も、そして食べる人それぞれが、その時にベストで幸せになれるチョコレートを選べば、それが正解です。

大好きな人と食べるチョコレートが一番美味しいはず。時に甘いだけでなく、ほろ苦い発見があるかも知れませんね。

お読み頂き、ありがとうございます。
あなたの選ぶチョコレートの、小さなヒントとなれば幸いです。

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