5月28日(木)*2歳3ヶ月
昼寝から起きたムスメが「さぁでかけましょう!ちからをあわせて!」と、ドラマチックに誘ってくるので、夕方から買い物へ。
なじみの八百屋さんで赤紫蘇をいただいたので、夕飯づくりと並行して紫蘇ジュースづくりに挑戦することに。
「これぜんぜんジュースじゃないよねぇ……」とゲンナリした表情で文句を垂れながらも、黙々と赤紫蘇の葉を摘むムスメ。
煮出した汁に、絞って濾したレモン汁を投入するのはムスメの仕事。
ぶわっと赤く色づいていく汁を見て、目を輝かせながら「ジュースになった!」。
君のジュースの定義は、いったい……。
たっぷりと氷を入れたグラスに水と紫蘇シロップを注げば、紫蘇ジュースの完成。
生まれてはじめての紫蘇ジュースは、震えるほどうまかったようで、クワッと目を見開いて一気飲み。
さてわたしも味見を…と自分の分をグラスに注いだところ、
「ママちゃんちょっとそれはひいちゃんのだからのまないで!」
「ママちゃんはコーヒーがすきでしょ!?」
「みて!ほらココ!ひいちゃんのジュースですってかいてあるよ!?」
と必死の抵抗。
「味見ぐらいいいじゃーん」と問答無用で作り続けていると、急に真剣な表情になるムスメ。
「……ママちゃん、それのんだらしぬよ!?」
「しんだら、ひいちゃんにあえなくて……」
「あえないのは、かなしくて……」
「……ママヂャーン!ウワァァァァァ!!」
まさかの号泣。
自らの演技に酔いしれすぎて、酔っぱらったようだ。
そんなバカな……。
「ママちゃんしんじゃったらかなしいっておもったから……」
号泣するムスメをなだめながら、つられてホロリ。
まだ幼い君を残して、死ぬわけにはいかないな。
グラスに注がれた一杯の紫蘇ジュースを前に、号泣する親子。
今日も一日、おつかれさまでした。
※結局二杯目の紫蘇ジュースもムスメの胃へ。
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