見出し画像

週内トリップ 広島(1)

 広島に行ってきた。

 犬をを飼っているので、一泊以上の旅行には作戦が必要だ。
 預ける関係もあり、旅行にでかけるタイミングがいろいろと難しい。飛行機の予約も計画的にしなければならないし、人間も犬も体調を整えておく必要がある。
 日数はいつも5〜6日程度にしている。
 このあたりが、双方にとってストレスにならないギリギリのラインなのだ。 この作戦で、2024年は5〜6日の旅行を7回した。その中で、最新の旅行が広島だ。

 広島へ行くのは、これが初めてではない。
 ちょっと記憶が怪しいが、28年前にも一度行ったと思う。その時は、まだ平和記念公園は、今のように整備されていなかった(と思う)。とにかく、広い場所だなと思ったことと、平和資料館の展示に圧倒され、子供が怖がったことを覚えている。そして、どこもかしこも、街並みが新しかった。

新しい雰囲気は変わらない

 スタートは12月15日(日)。
 羽田経由で、空港から広島市内へ着いたのは、その日の午後だった。ついてすぐ、自分の記憶を確認したくて、まず、原爆ドームへ向かった。

以前は遠くからしか見た記憶がなかったが・・
いろいろな方向から・・
その姿を確認できた。


世界遺産にもなったんだったね

 以前はこんなに近くまでは寄れなかった気がする。工事中だったからかもしれない。世界遺産になったり、ノーベル平和賞受賞もあったりで、外国の人もたくさん訪れていた。人は沢山いたのに、みんな静かに訪れていた。
 日が暮れてから、もう一度見にきてみた。

記憶に残るイメージはこんな感じだった

 28年ぶりの夜のドームは、派手ではないけれど、ほの白いライトで照らしだされていた。

外国の方も静かに何かを感じていたようだった
静かなライトアップだった

 資料館に、昔の街並みと新しい街並みがわかる展示があり、今の街並みが真新しく感じるのは、昔の営みが一度失われてしまったからなのだと実感した。
 歴史がある街なのに、新しい印象が強いのも、このためなんだろうと改めて思った。

 冒頭のお城も、今ある街並みも、再生までにどれほどの思いと苦労があっただろう。28年前も何か感じるところはあったのだが、今だからこそ実感として感じられることもある。原爆が投下されて来年で80年が経とうとしている。世界から未だに核兵器はなくなっていない。

 ただ、それでもドームの周りには花が咲いていた。

花畑の向こうにドームが佇んでいた

 次はいつ来られるかわからない。
 今、来ておいて良かった。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集