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絶望スパゲティ。「絶望」をどう捉えるかのお話

絶望スパゲティ。

絶望!!!!

ただでさえ先が見えない不安でいっぱいの今、こんな絶望的な商品を出していいものか、と、驚愕しました。

しかも怪しげな聞いた事もないような販売元ではなく、多分美味しいだろうな、という保証付きのピエトロから。

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しかし、インパクト絶大の「絶望スパゲティ」の下には、やや小さい文字で補足説明が書かれているのです。

いわしと香味野菜の風味豊かなペペロンチーノはイタリアで「絶望しているときでも「絶望している時でもおいしく食べられる」といわれるパスタ

ほう!
絶望している時でもおいしく食べられる!
そういう意味での絶望パスタ。

うん、納得した。
が、なんとなく気になって、自分でも調べてみました。
すると、上記の意味とも少し違う解釈も見えてきました。

ペペロンチーノは、イタリアでは「アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ」と呼びます。

アーリオ=ニンニク
オリオ=オリーブオイル
ペペロンチーノ=とうがらし
*貧困のどん底にあってもオリーブ油とニンニクと唐辛子さえあればなんとかなるパスタ→絶望パスタ

なるほど。
美味しいから、絶望していても食べられる。
のではなく、
お金がなくても最低限の材料で作れるから、金銭的に絶望的でも大丈夫。
と。

ただ、この由来には諸説あるそう。
つまり、答えはない。
自分がどう思うかを真実にしていいのです。

どの考えをもつかで他人様に迷惑をかける類のことでもないしね。
自分でしっくりくるペペロンチーノの意味を真実にしてしまいましょう。

「絶望スパゲティ」

その説明不足な単語にネガティブな意味を添えるかポジティブな意味を添えるかは自分次第・・・。

あ、ところで一応味についても触れておきますか。

説明通りになるんですが、小さめにカットされたいわしがたっぷりと入っています。
とうがらしの辛味がしっかりとありながらも、香味野菜もたっぷり入っているからか激辛ではなくどこか甘みも感じられます。
なかなか贅沢感のあるパスタでした。

たっぷりのいわしと香味野菜…ギリギリ貧乏にはちょっと高価なので、こちらは「美味しすぎる!」の意味での絶望、かな。

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