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UXデザイナーがラフなお悩み雑談ができる「Goodpatch UX Cafe」始めました

みなさんこんにちは!少しお久しぶりになってしまいました。UXデザイナーのちょこです。なんと9月からUXデザイナー組織のディレクター(一般的には部長でしょうか)になりました。こないだマネージャーになったばかりのような気もしますが、新たな挑戦を続けられることに感謝です。

今日はUXデザイナーの組織で今期掲げた目標と、それにまつわる取り組みを紹介させてください!


フィードバック文化の再構築

強い組織にとって「笑顔でお互いのいいところ、さらに良くすべきところを言い合える」という文化は大切です。アウトプットの品質を高めるためには、他者の意見を加えてブラッシュアップすることはとても効果的です。

でも、「自分のアウトプットを先輩に見せるのは恥ずかしいな」「厳しい意見や面倒なことを言われたらどうしよう」など、誰もが気弱な気持ちを心の片隅に持っているもの。

そんな心配は不要!有益な意見を楽しく交換できる!という環境を整え、フィードバックがより活発に行われる組織にするために、今年は「フィードバック文化を再構築する」といった目標を立てました。

もちろん、これまでも壁打ちや気軽な相談は行われていましたが、入社したばかりのメンバーは相談する相手に迷ったり、忙しさに追われてついついフィードバックをもらいにいく時間が取れなかったり…。

そんな課題を解消し、改めて目標として「やるぞ」と心がけることで仕組みを整え、やればいいことがあるものとして再認識してもらいたかったのです。

今期の目標は、UX組織全体で半年間で1000件のフィードバックを集めること。

フィードバックはGood&Moreで行うこと、相手の立場になり、フィードバックがアウトプットのブラッシュアップにつながるような内容を伝えることなど、質はもちろん大事であるものの、まずは「やる」という意識を持ち、文化として根付かせることを優先しています。

そして、フィードバック1つが1匹の魚だとしたら、みんなで協力して大きな魚にしていくような、結束感も生み出せるといいなと思い、数を目標にしました。

出典:ココナラSnafkin828さん

フィードバックの場としくみを用意する

まずはフィードバックする/される場を増やすため、特定の時間にUXデザイナーたちがオンラインで集う「UX Cafe」を設定しました。

事前にその日のファシリテーターを決めておき、それ以外のメンバーは自由に参加できます。話題は自由で、説明のための資料など、大掛かりな用意は不要。ただし、その話題が優先的に取り上げられたり、答えられる人が集まりやすいように、事前に話題をエントリーしておくこともできるようにしました。

Slackのハドルを使用し、オンライン会議よりも気軽に参加できるようにもしました。ラジオのように聞くためだけに参加してもOKです。

ハドルでCafe開催!

基本的に毎日実施しており、「明後日までに意見が欲しい!」といった急を要する相談も柔軟に対応できたり、ラフな雑談や気になる話題も共有できるようにしました。

時間帯は朝型メンバーと夜型メンバーがいることを考慮し、1・3週目は朝、2・4週目は夜といったように隔週で実施時間を変えるようにしました。

10月の当番表

場を用意するだけではなく、フィードバックが蓄積していく仕組みも検討しました。UX Cafeで話題に出た内容をフィードバックをした人と紐付け、Notionに記録していきます。人軸でフィードバック内容を可視化し、誰がどんな人にどんなフィードバックができるかを把握できるようにしました。

「どのメンバーに相談すればいいのだろう?」と悩む際に、フィードバックをした内容から得意な領域が分かるようになり、個別にアドバイスを受けたい場合にも参考情報として活用できるようになっています。

今月取り上げられたトピックス

まだまだ始めたばかりの取り組みなので改善点も多いですが、このUX Cafeで話題に出たトピックを一部紹介します。

商業施設の館内情報を知るという体験の良かったもの、良くなかったものを知りたい

相談内容:
・案件で商業施設のサイネージと連携するWebサービスを検討しているが、ビジネス要求だけで進めるとでユーザーの価値を設計しきれなくなりそう
・商業施設での滞在時間を増やすために提供できる情報や提供の仕方ってどんなものが考えられるだろう?

フィードバック:
・駅近施設なら、駅に着いた時からそのユーザーの体験が始まってると考えて、駅から施設までの導線でできることを考えてみては?
・施設のサイネージとウェブサイト以外にもきっかけとして使えるものがありそう。例えばWiFiとか音とか、視覚情報以外もあるかも
・飲食店でいうと、トレイの情報や机に貼ってある情報はすごく効果が高いらしい。座ってるし暇だからみちゃうよね

ワークショップ設計の壁打ちをしてほしい

相談内容:
・クライアントさんが、社内で「サービスデザイン」について共通認識を持ち、自社としての「サービスデザイン」について強みを持ちたいらしい
・サービスデザインって何?という問いにどんなインプットとワークをすればいいか設計中なので、ブラッシュアップできる要素があればつっこんでほしい!

フィードバック:
・サービスデザインって定義が広いよね。「サービス=プロダクトなのか、サービス=事業なのか」でやるべきことが変わりそう。事前にアンケートを実施して言葉の意味を具体的に捉え直してから詳細設計してはどうか?
・抽象的な話だけだと活用しづらいかもしれないので、クライアントさんの会社での具体例を取り上げられるといいかも!


プロダクト開発でCSとどう連携してますか?

相談内容:
・SaaS系プロダクトを担当していて、CSから届いた声をどうプロダクトに反映していくかの体制を検討している
・お客様の声を良くも悪くも反映し過ぎた結果、プロダクトの方針や戦略がバラバラになってしまっているので、取り入れるべき内容の精査を適切に行えるようにしたい!

フィードバック:
・CSに届く声は、声を挙げられる一部の人からの声なので、声をあげなかった人にもプロトタイピングで当てていくことが大事。結局スピード感が1番大事
・判断軸が目的によって複数考えられるので、いろいろな軸の決め方をインプットすべし!
・お客様の声はとても大事だが、本質的に何を提供すべきか忘れないこともとても大事

UXデザイナーからUIデザイナーへ要求のうまい渡し方ありますか?

相談内容:
・直近やってる案件で、伝達のフォーマットが定まらず、行き当たりばったりで仕様をすり合わせてしまっている
・雑なワイヤーレベルで認識を合わせたはずの内容も、UIデザイナーに細かい意図を伝えられず思ったようなアウトプットにできなかった
・UXデザイナーはUIデザイナーに何をどこまで提供すべきか?

フィードバック:
・何をどこまで提供したらUIデザイナーがつくりやすいかは、UIデザイナーと組み始める最初の最初に、UIデザイナーとしっかりすり合わせをすべし!
UXが完成してからインプットするのではなく進めながら一緒に読み解くくらいがいい
・定期的な振り返りが大事!お互いやりづらいところは、その都度すぐに解消すべし!
・ここは譲れないポイント・むしろここはあとでもいい、などをフラットに伝えられる関係性を築こう!

来月もトピックスを紹介します!

今月は取り組みの概要をお伝えしたので、UX Cafe内での話題は少なめでしたが、来月からはどんなトピックスが話題になったのか、もう少し詳しく紹介していきます!
GoodpatchのUXデザイナーがどんな仕事をしているのか、どんなことを考えているのか雰囲気が伝わるといいなと思います。
それでは来月号をお楽しみに!

⭐️SPECIAL THANKS⭐️
企画、運営、ファシリテーター、仕組みづくりは運営メンバーが頑張ってくれています。sakiちゃんいつもありがとう🙏✨

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