それだけで生きていける。

メンタル不調を経験してから
何かあると気持ちがガクッと下がったり
ネガティブな感情にグッと引っ張られたり
とにかく気持ちを乱されることが

メンタル不調を経験する前より
多くなったと感じています。

メンタル不調経験者あるある
なんじゃないかと勝手に思っています。

今日は仕事で嫌なことはありませんでした。

「嫌なこと探し」をしているわけでは
決してないけれど
どうにもこうにも新しい職場は
威圧的で排他的で優しくない場所や人がいて
気持ちの下がる日が多くなっています。

そんな今日の夕飯時
ふと幼い頃の記憶が蘇ってきたんです。

おじいちゃんが孫の私たちのために
ビデオにたくさんのちびまる子ちゃんやドラえもん、サザエさんを撮り溜めていたこと。

そう、私の幼い頃はまだビデオがあった時代です。(平成初期)

CMだけを切り取って
観たい番組だけ録画できる機能もあって
その時はすごいな〜なんて思っていました。

相撲と野球しか観ないおじいちゃんは
アニメになんて興味はないけれど
遊びに来る孫たちのために
せっせと毎週その作業をしてくれていたんです。

手間だったとは思うけど
すごく嬉しそうにビデオを撮り溜める
おじいちゃんを想像すると
あー私は愛されていたんだなぁ。
なんて大切にされてきたんだろう。
そしてどんなにそれが幸せなことか。

もうずいぶん前に他界したおじいちゃんだけど
感謝と幸福感に包まれました。

なんか私、そういう記憶や思い出だけで
十分生きていけるんじゃないか。
と思ったんです。

それだけで生きていける、と。

すごく大袈裟だけれど
とても大事なことを思い出しました。

もちろん昔の思い出だけじゃない。
今だって夫がいる。
実家の家族もペットもいる。
欲しいものも、食べたいものも買える。
今のところは健康だ。
なんだかんだ自分で掴みとった資格と
それを活かした職種に就けている。

なんだ、いいじゃん。

いつもいつもマイナスな部分を切り取って
見なくていいところをわざわざ拡大して
ぼんやりさせとけばいいものを
わざわざ焦点当ててしっかり見てしまっていた。

見なくていいものは見なくていいよ。

実際に見えるもの、見てきたもの、
そこに焦点をあてると
もうそれだけで生きていけるよ、と思える
記憶や思い出があった。

メンタル不調で悩んでいる皆さん
見たいものや見えるもの
今までひとつでもいいから得てきた幸せ
そこに焦点をあててみませんか。

私がふと思い出した記憶は
30年近く前のこと。(歳がバレる！笑)

ものすごく穏やかでじんわりと
幸せの波が押し寄せてきました。

生理前のホルモンバランスのため
少々センチメンタルになっていますが
なんかそういう幸せを思い出すのも
すごく素敵なことだし
心に良いよなぁと素直に思いました。