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今日は悲しい日?嬉しい日?

初めて、エントリーシートの文章に納得がいかないまま提出した午前。

昼にやった面接練習でやっぱり気づいてしまった。

そういえば私、昔から面接苦手だった。


その後のバイトの雑用は、謎に私に残されたままだった。

昨日も今日も私の番なのかあと思いながらも、きっと前のシフトの人も忙しかったんだろうと想像を巡らせる。


ああ今私は疲れているんだなあ、と体の重みをじんと感じ、バイト先のドアの鍵を閉めた。


そうして階段を降りて外を出ると、


満月が「おかえり」と私に光を浴びせてくれた。

優しくて穏やかで、でもどこか尊い。

ふっと体が軽くなった。



家に帰って、大豊作の今期のドラマたちを観た。

ねぎと白菜と豚肉を薄味の出汁でふつふつと煮て食べた。
喉を通った優しさが全身をほぐしていく。


お湯を溜め、湯船に浸かる。

ここでマイルール。お風呂を上がったら必ず浴槽を洗うのです。
片付けもお皿洗いも後回しにするようなルーズな人だけど、これだけは必ず怠らない。

お風呂を洗っているとき、私は確かに偉いのだ。


ドラマの登場人物のように、仕事も恋も頑張る毎日はないですが。

寝る前に見上げた窓越しに光る月があまりにも綺麗で。
思わずベランダに出て、めずらしく音楽を聴きながらいつまでも月を眺めていた。

お互いにまるで恋人を見つめるかのような、暖かさと静かに湧き上がる愛おしさをもって。




ポエマーみたいですみません。笑
何にも縛られない、私だけの、私に優しい文章を書きたくなりました。

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