ゴリラは美味しいご飯を食べると歌を歌う!?(テキスト版)
皆さん、こんばんわこんにちは。
ちょぼ先生です。
動物園の人気者といえば何を思い浮かべますか?愛らしいパンダ、勇ましいライオン、それとも…そう、ゴリラ!力強いドラミングや、知的な表情が印象的ですよね。でも、実はゴリラ、意外な一面を持っているんです。それは…美味しいご飯を食べた時に歌を歌うこと!今回は、グルメなゴリラの知られざる「食事ソング」の世界へご案内します。
知ってた?ゴリラの基本情報
歌の話に入る前に、まずはゴリラの基本情報を軽くおさらいしておきましょう。
絶滅の危機: 残念ながら、生息数は減少傾向にあります。
生息地: アフリカの自然豊かな場所に生息。
種類: 大きく分けてニシゴリラとヒガシゴリラの2種類。
ニシゴリラ:ニシローランドゴリラ(日本の動物園でよく見かける)、クロスリバーゴリラ。
ヒガシゴリラ:マウンテンゴリラ(霊長類最大!)、ヒガシローランドゴリラ。
保護活動: 特にマウンテンゴリラは、レンジャーによる手厚い保護を受けています。
体格: ニシローランドゴリラのオスは、体長175cm、体重はなんと140〜200kg!
血液型: 驚くことに、90%以上がB型!
性格: ドンキーコングの影響でワイルドなイメージがあるかもしれませんが、実は繊細でストレスに弱いんです。
ドラミング: 胸を叩く行為。これは威嚇ではなく、「争う気はないよ」という平和的なメッセージを送っていると考えられています。ポイントは、グーではなくパーで叩いていること!
いよいよ本題!ゴリラの「食事ソング」
さて、いよいよ本題です。ゴリラは、美味しいご飯を食べると歌を歌うんです!
他の類人猿も: チンパンジーやボノボも、食事中に歌うことがあるそう。
発見のきっかけ: ドイツのマックス・プランク研究所のエヴァ・ルエフ博士が、コンゴの野生ニシローランドゴリラを観察中に発見!
歌の特徴:
食事の満足感を表現していると考えられています。
毎回同じ歌ではなく、食べたものによって作曲を変えるらしい!すごい!
低い鼻歌だったり、ちょっとしたメロディーのような歌だったり、バリエーションも豊か。
動物園でも歌う!?
野生のゴリラだけでなく、動物園のゴリラも歌を歌うことがわかっています。
トロント動物園の発見: カナダのトロント動物園の飼育員さんが発見!
好物には大合唱: 特に好物を食べている時は、普段より大きな声で歌うんだとか。
日本のゴリラも: 日本の動物園にいるニシローランドゴリラも、歌を歌うことがあるそうですよ!
野生と動物園、歌い方の違い
面白いのは、野生と動物園で歌い方が違うこと。
動物園: みんなでワイワイ歌う♪
野生: リーダーのオスだけが歌う!
なぜリーダーだけ?
この違いには、深い理由があると考えられています。
リーダーの役割: 群れの行動を決めたり、メスたちを守ったりと、リーダーは重要な役割を担っています。
歌の意味: リーダーが歌うのは、食事の満足感を表現するだけでなく、「まだ移動する時間じゃないよ」と群れの仲間に伝えるための合図でもあると考えられているんです。つまり、コミュニケーションツールの一つなんですね。
まとめ
人間だけでなく、他の動物も感情を表現したり、コミュニケーションをとったりするために、様々な方法を使っているんですね。今回のゴリラの「食事ソング」は、その良い例と言えるでしょう。動物園に行った際は、ぜひゴリラの食事風景を観察してみてください。もしかしたら、貴重な「歌声」を聴けるかもしれませんよ!
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