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寿司屋から見えてくる物の本質

私が住んでいる地域は海も近く、新鮮な魚が港に集まり市場に活気もある。また食に関しては自称食通(私も)も多くいわば食の激戦区。それはもちろん寿司屋にも言える事だ。

最近この地域ではまわらない寿司屋が流行っている。昔〇〇で修行した…などキャチフレーズも食べログ等にしっかり入っており新規参入も多いとの事。生き残る事自体が容易ではない事も想像がつく。

また最近ではおまかせコースがどこも定番だ。価格帯は平均15,000円。もちろんお酒も進むため平均客単価は恐らく20,000円程度だろう。もちろん高級店ではそれ以上だ。

先日古くからの友人と寿司屋A店に行った。数あるお店の中から選んだ理由は

1、外観、内装ともにセンスが良い

2、おまかせコースが10,000円(安い)

3、自宅から近い

以上の3点がポイントで決めた。むしろそれ以上選ぶ要素が見当たらなかった。

予想通りお店の雰囲気も味も良く大満足。自分の感覚は間違いではなかった事に安堵した。

しかし一方で生まれくるのは他高級店との価格差はどこにあるのか?という疑問だ。


もちろん家賃や人件費など経費的な部分は理解しているが、そもそも海も近く仕入れ先は違えど魚の鮮度、質はどこも一緒なのではないか?

一番人気がある寿司屋はコースで30,000円のB店。実際に行った感想では食べた瞬間の感動、内装、立地条件もほぼ変わらず出す魚の種類も大きく違いがない(あらためて食べログ調べ)。そう考えると単価の高いB店が商売上手だと言える。

生活の中で、高いお金を払った方が質の良いものを得る事ができるという常識が刷り込まれいる。

あながち間違いではないが本当にそうなのだろうか?今回の体験を通じてあらためて考えさせられた。


まずは物や味の本質を知り、戦略に騙されない生き方をしたいものだ。













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