オープンクエスチョン or クローズドクエスチョン のどちらが良い問い?
「良い問いとは?」ということで以前記事を書きました。
後編については思考が整理できてから書こうと思ったのですが、それよりも考えていることを垂れ流す感じで書いていこうと思います。あとで編集すればいいしw
というわけで、「良い問い」とはどんなものか、書きながら考えていきたいと思います。この記事は前編からの流れをくんでいるので、前編がどんなものだったか少し振り返ってみましょう。
前編の次の記事なのでタイトルは「後編」にすべきだと思いますが、どう考えても記事2本では足りないので、シリーズ化することにしました。今回は2回め。今後も続けていきます!
この記事では、良い問いとはつまり、以下のようなものだと結論づけています。
自分のアンテナ感度を高め、他人を巻き込んで一緒に考えたくさせる問い
この観点で、問いをいろんな側面から眺めていこうと思います。
どんな結論になるかはまだわかりませんが、とにかく始めましょうw
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
今回はこの「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」について考えてみます。
「オープンドクエスチョン」のほうが英語的には正しいのかな?とか思いますが、一般的ではないのでオープンクエスチョンと呼ぶことにしましょう。
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの違いは、回答のバリエーションにあります。
オープンクエスチョンは回答の仕方に無限に可能性がありますが、クローズドクエスチョンは数個しかない。
例えば、「卵焼きに入れるのは砂糖?塩?」という問いはクローズドクエスチョンですね。この問いに素直に答えようとすると非常に限られた2択しか回答の仕方がありません。
「卵料理で何が好き?」は一見オープンクエスチョンに見えますが、既存の卵料理は有限個なので、クローズドクエスチョンだと言えます。
「今までにない卵料理ってどんなものがあり得るだろう?」はオープンクエスチョンです。あらゆる回答の可能性があります。
オープンクエスチョンには他にも、「なぜ?」「どうしたら?」「なぜ?」「もしそうなったら?」などがあります。
どちらが良い問い?
では、この2つのタイプで考えてみたときに、どちらが良い問いだと言えるでしょうか?
↑この問いはクローズドクエスチョンですね
「自分のアンテナ感度を高め、他人を巻き込める問い」という観点で考えてみましょう。
①どちらがより自分のアンテナの感度を高めるか?
どちらもアンテナの感度を高めるでしょう。
ただし、クローズドクエスチョンについては、視野を狭める可能性もあります。自分の仮説に合った情報ばかりが入ってくる「確証バイアス」がついてまわるんじゃないかなと思うのです。
確証バイアスは例えば、「卵焼きには塩だ」と思っている人は、そのような意見を強化する意見に注目しやすく、それ以外の意見や情報を無視しやすくなる、という認知の偏りです。
オープンクエスチョンにはそのような視野狭窄の可能性は低いと考えます。
②どちらがより他人を巻き込めるか
どちらも人を巻き込むことはできるでしょう。
しかし、クローズドクエスチョンは対立を生みやすい。限られた選択肢のなかで、どれが正しいのかを決めたくなってしまう。議論よりは討論向きの問いかもしれません。
一方で、オープンクエスチョンには回答の仕方が無限にあるので、A案とB案があってもその正しさを競う必要はありません。さらなるC案やD案をともに議論できる発展性に開かれています。そして、このような相補的で共創的な問いは人をつなぐので、仲間やコミュニティを生むこともできるでしょう。
結論:オープンクエスチョンが良さそう
①と②の観点を相互すると、オープンクエスチョンのほうに軍配が上がりそうです。問いを立てるときはオープンクエスチョンで、というのは1つの指針になると思います。
今後も、問いについて色んな角度から眺めてnoteにまとめていこうと思います。今回はこの辺で。