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能動的映画レビュー

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映画をただ観るだけでなく、能動的に観る。 参考になればうれしいです。
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記事一覧

「欲望の翼」(1990年)

これは結構難解だった。 恋愛の群像劇だが、男性俳優の区別がつかず、人物関係がいまいちわか…

「ルックバック」(2024年)

すばらしかった。 東北地方と思われる田舎が舞台。 小学四年生の藤野は学年新聞に四コマ漫画…

「007 ドクター・ノオ」(1962年)

007シリーズの第一作。 今となっては古めかしいスパイ映画の雰囲気があるが、今の007映画のス…

「アビス」(1989年)

「ツイスター」(1996年)は本作の構成を真似たのではないか。 技術職の男と、男勝りな妻が命…

「パリ、テキサス」(1984年)

テキサスを放浪していたトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)は弟のウォルト(ディーン…

「劇場版 呪術廻戦 0」(2021年)

楽しいエンタメアニメ。 虎杖悠仁が主人公となっている呪術廻戦の前日譚に当たる物語。 本作…

「ノスタルジア」(1983年)

タルコフスキーの作品をきちんと観たのははじめて。 ロシア人の詩人アンドレイは、自殺したロシアの音楽家サナノフスキーの取材でイタリアを旅していた。 小さな温泉街で、ドメニコという奇妙な男に出会う。 アンドレイは、ドメニコからろうそくを渡される。「ろうそくに火をともし、水の中を渡りきることができたら世界は救われる」。アンドレイはその役割を受け入れる。 タルコフスキーは「世界の救済」をテーマに創作を続けていたとwikiに書いてある。本作においてもそういう話は出てくるが、描かれて

「太陽の下の18才」(1963年)

1963年のイタリアは「奇跡の経済」と呼ばれた高度経済成長の時期だった。 本作はそんな状況が…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」(2008年)

アイデアがいい。 舞台はニューヨーク。日本に転勤が決まった青年を祝うパーティ会場を撮影し…

「テルマ&ルイーズ」(1991年)

名作映画としてよく名前のあがる作品。 女性版「イージーライダー」(1969年)といった趣で、…

「ワールド・ウォーZ」(2013年)

おもしろいか、つまらないか、ということならそこそこおもしろかった。 ただ、ブラッド・ピッ…

「ツイスター」(1996年)

かなりおもしろかった。 製作総指揮にスピルバーグ。監督はヤン・デ・ボン。 子供の頃、竜巻…

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(2012年)

34.4億円。第二作よりは売り上げが落ちたが、それでも第一作よりは売り上げている。 前作は19…

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007年)

前作の1958年に続いて、1959年が舞台。 前作は興行収入が32.3億円、本作は45.6億円。 前作はかなりの賭けだったと思うがヒットした。 前作のヒットがあるので今回はゼロから構築するリスクは少なかったかと思う。もちろん莫大な予算を使って制作するのだから簡単なビジネスではないのだが。 今回は小説家の茶川と彼が育てている淳之介のストーリーと、鈴木オートで親戚の美加を預かることになるストーリーがメインになる。 今回はその中でも、茶川が芥川賞をとるために奮闘するストーリーが