Fish&Chipsと私。
今生活しているイギリスの村にはFish&Chipsのバスがきます。毎週火曜日、学校のある通りにそのバスは来るらしい。
Fish&Chipsのバスにはこれまで遭遇したことが無かったので、物好きの父は「今日はFish&Chips!火曜日はFish&Chips!」とはりきって買いに行きました。
巨大なFish&Chipsを食べながら、そういえば英国に来た当初からFish&Chipsが苦手でパブでも食べなかったことを思い出し、ついに自分もここまで来たかと思ったので今日はFish&Chipsの話です。
初めて食べたFish&Chipsは美味しくなかった。
お皿にははみ出るほど大きい油ギトギトの魚、大量の芋、潰したグリンピース。「わぁ〜!美味しそう!」とはあまりならない見た目をしたFish&Chipsと初めて出会ったのは私が15歳の時なのでもう少しで10周年かと思うと感慨深いですが、初対面の印象はそこまで良くなかったです。
もちろん食べきれなかったし、もっと美味しい魚料理を知っている身からしても「もう食べんでいいかな」とFish&Chipsに関しては本当に興味ゼロ。それが私とFish&Chipsの始まりでした。
なぜか食べるようになった、食べられるようになったが今もさほど美味しくはない。
昨年11月にKingscrossからHerne Hillというとても住み心地の良いエリアに引っ越したとき、近所にNetflixにも出演したFish&Chipsのお店があることを友人が教えてくれ、みんなでそこのFish&Chipsを食べる会を開催しました。
それ以来、なぜかFish&Chips食べるようになったのは、多分ここのFish&Chipsが思ってたよりも美味しかったからかなと思います。
それまでFish&Chipsは避けていたので、本格的なFish&Chipsが紙に包まれてることをその場で知った私でした。紙が油を吸うので少しだけギトギトが軽減されてる気がします。(写真がなくてごめんなさい)
KEN’S FISH BARの看板を掲げたこちらのFish&Chipsは金曜日の夕方になると人がワンサカやってきて列を成します。カード社会なロンドンですが、Fish&Chips屋は高確率で紙幣のみ。KEN’S FISH BARも例外ではありません。
お魚の衣も少しサクサクで、白身はフカフカで確かに悪くは無かったKEN’S FISH BARのFish&Chipsによって嫌いとまでは言わないようになりました。
Fish&Chipsと私。
イギリス人の私の父や私の彼は定期的にFish&Chipsを嬉しそうにパブで食べます。私の彼はFish&Chipsはお腹がいっぱいになる最高の食べ物!と絶賛するし、父もFish&Chipsをウキウキで食べます。
私はやっとFish&Chipsのスタートラインに立てた気がするので彼らのようにウキウキでFish&Chipsを食べることはまだ無いだろうけど、Fish&Chipsがなんだか食べたくなる気持ちもわかるような気がして、自分の成長を感じます。いまだに完食できないのでなんともいえませんが、Fish&Chipsと私の記録はこれからも続きます。
P.S Fish&Chipsが苦手な私が彼がどうしてもFish&Chipsが食べたいと言い張るとき注文していたのはScampi & Chips。要するに海老のフライと芋です。Fishほど大きく無いので食べ切れます。日本のエビフライとは程遠いです。ご注意ください。