![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112569806/rectangle_large_type_2_8944fb22c4fdb1849fe5623565e8c35c.png?width=1200)
『井泉』2023年7月号
①「はずでした」から始まったページには明日への断念蠢いている 江戸雪 友人の病気の再発を描いた一連。友人のノートのページだろうか。誰もが明日こうするはず、と思って生きている。しかし病いは全てを断念させる。それを再認識する主体、そして読者。
②江村彩「平出奔『了解』を読む」〈随所にあるかなり長い詞書もこの歌集には特徴的で、多くは、作者が日頃使うSNS、つまりインターネット上の交友関係を説明するものである。よく使われる「了解」という言葉だが、この詞書を読むと、そこに「納得」は伴っていない。〉
平出奔『了解』について、江村は、歌集の構成を考察し、詞書による歌の背景を分析している。かなり突っ込んだ書評と思った。 この歌集についてもっと多くの人が意見を聞きたいなと改めて思った。文体や表記についても、語れるとこのの非常に多い歌集だ。
2023.8.4. Twitterより編集再掲