2021年3月30日の読売新聞より

「よみうり寸評」〈うつせみの声聞くからに物ぞ思(おもふ)我も空(むなし)き世にし住まへば『後撰和歌集』〉「うつせみ」はこの世に生きている人、この世、蝉、蝉の抜け殻。事柄が直接、感情感慨に繋がる点で、今現在の短歌は、近代短歌よりむしろ古典和歌に近い気がする。

2021.3.30.Twitterより編集再掲