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ピアノ弾き、コンポーザー。 オリジナル曲をLIVEで演奏中 バンド名:A Piece …

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ピアノ弾き、コンポーザー。 オリジナル曲をLIVEで演奏中 バンド名:A Piece of JAZZ quartet, A Hundred Birdsピアノ担当、もう少しだけ世の中に作品を残して行きたい

最近の記事

"Skywalker, Toward Morning Glory”

古巻和芳さんの展覧会に行ってきました "Skywalker, Toward Morning Glory” 大阪@ギャラリーノマル 居座り過ぎの台風で阪急電車も空いてて快適に移動出来た お天気も晴れてラッキーな午後でした 随分と昔に船坂ビエンナーレ、という廃校になった学校でインスタレーション「巣立ちの部屋」という作品の音楽をTeNちゃんと私(ピアノ)で関わって以来のおつきあい。 いつも古巻さんの作品から 真摯で奥深い人と自然、土地との繋がりを感じてきましたが 今回は綱渡りの

    • 硝子とアクリルの椅子

      倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙 @京都国立近代美術館 最終日に間に合った! この手の展覧会としては凄い賑わってた印象。 入り口階段左にモニターが置いてあって倉俣史朗の肉声インタビューの映像が流れていたけど ほぼ声の芯が無くて聴き取れなかった 残念。音響のプロを呼んで適正なアウトプットをして欲しいところ。 発光するフィルム、と言うワードが出てきて 何だろうとおもってたら アクリルの中に綺麗な色味を閉じ込めてたり 薔薇の花や羽根を浮かべてたり。 今や 推し活に欠かせ

      • アクリル板をアップサイクル

        小田原の画家、美佐恵さんの推しで オガワミチさんという女性画家が京都でグループ展される。。と聞いて 展示を拝見しに行ってきた 場所は@ホテル エミオン 京都 JR梅小路京都西駅、水族館や鉄道博物館も近くでアクセス良く、 草月流のアトリエもあって私は前から気になってた処でした。 フロントは3Fで不思議な造りになってて 色んな壁に作家さんの作品が展示されてた。 ミチさんの絵はコロナ禍パーテションで使われたアクリル板を使ってアクリル絵の具で裏から描いて重ねてゆく手法。 アップサイク

        • +15

          アクリル板のアップサイクル絵画

        "Skywalker, Toward Morning Glory”

          アンゼルム陰翳礼讃

          美学と政治力の融合、そして創造、破壊、再生の歴史的な循環は、私の意識に深く響く。 ドイツの現代美術家、アンゼルム・キーファーのドキュメンタリー映画 「アンゼルム」観てきました これがあの「Perfect Days」と同じ ヴィム・ベンダース監督の映画? という重厚で深淵な趣き、 でも 翼とかがアイコンとして出てくる辺りは ベルリン天使の詩、を彷彿とさせる部分?と思えた PerfectDaysのなんかマスメディアや東京都が 全面的に擦り寄ってる忖度が鼻についたけど まぁこうい

          アンゼルム陰翳礼讃

          関心領域を鑑賞して

          この前に観た映画 「哀れなるものたち」もそうだったが 挿入されてる音が深く耳に響いて こちらは 音響部門でもアカデミー賞を獲ったそうで 冒頭から不思議な無映像シーン、この数分間 に込められた意図は、 観客の耳をこの映画の音に鋭敏にさせる為、なんだそう。 私は音だけでもうこれから展開される 空間の違和感を提示していて 心震えた 私達はこの映画の主人公の家族を観て 昔の話、と思うなかれ 現在進行形で同じ時間に勃発している 紛争、戦争、地震で被災した人々 気候危機、家を

          関心領域を鑑賞して

          藤井桃子さんの藁作品

          彼女のしめ縄ワークショップに参加して 最初にしめ縄作り体験をしたのが 2018年、 それから随分経て今年の3月に 再度縄ないを花背で受講! 春分のその日、まさかの大雪で帰りが大変でした。 でも美しい藁を触り、芳香を嗅いだのが貴重な癒やし体験で五感が大喜び! 藁でジュエリー制作もする作家 藤井桃子さんは 自分で稲藁を原材料から育て管理、 トータルに行き届いた審美眼で材料も確保、 これがあの宝石のような藁作品を生み出す源なんだな、と思う。 (スーパーで廉価なしめ縄売られてる

          藤井桃子さんの藁作品

          帽子を編む

          ラフィアで編む帽子のワークショップ 前編、後編の2回完結コース @すみれや、参加しました。 ラフィアという草 お花屋さんで花を束ねる飾りの着色された繊維状の紐みたいなの、見たことないですか? あれは油分も抜いて乾燥しきってるけど 原材料は油分を含んでツヤツヤした 草を干したもの 初回は編み方を習って ひたすら編んで 帽子を制作する土台のコードを ラフィアを継ぎ足しながら 7メートル制作するミッション、 2回目にそれを縫って帽子を完成させる。 最初は何度も間違えたり停まっ

          帽子を編む

          日本の仮面@国立民族学博物館

          日本の芸能や祭りには 多種多様な仮面が用いられてきた そのコレクションを一同に観られる、という 「日本の仮面」@国立民族学博物館 行って来ました 実は仮面好きの私、日本各地から集まったコレクションは なかなかのvolumeで見応えたっぷり 撮影不可だったので 写真はありませんが 仮面の持つ役割や歴史、ざっと学べました 以下はメモ書きです 鹿児島県三島村 硫黄島のメンドン 唯一、メンドンだけは撮影オッケーだった 藁の外套で身体を大きくしている 夜に近隣をのしのし歩き

          日本の仮面@国立民族学博物館

          樹木たちの行く末

          インスタのアカウントが凍結され丸2日ログインできず。 一体何が起こってるんだ!とあせりました 思い出のアーカイヴも多数、インスタのみで繋がってる方々とメッセージできなくなる!と かなりビビりますね、原因は何か知りたいですが何回めかの電話番号入力したら解除された、はぁ怖 久しぶりに東京泊 坂本龍一氏の神宮外苑再開発計画の見直しを求め小池都知事に宛てた手紙、 に端を発して「樹木の伐採」に関してアンテナを張っていてそれで Xでフォローしてたロッシェル・カップさんの投稿で丁度葛西臨

          樹木たちの行く末

          「人新世」ひとしんせい

          ノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェンが名付けた。 地質学的に地球は新たな時代に突入したと言い、人間の活動の痕跡が地球の表面を覆い尽くした年代、という意味。 大気中の二酸化炭素の増大が 温暖化を推し進めてもうすぐ破綻しそうな気配 江戸時代くらいの循環型社会に戻せないか? 冗談じゃなく人間に突き付けられた課題かと。 そんな言葉「人新世」を二条城のKYOTOGRAPHIE会場で目にした 二の丸御殿、台所を会場に天井から吊るされた小さな硝子ランプの中に種子 種子の神秘性

          「人新世」ひとしんせい

          DOB

          村上隆もののけ京都 @京セラ美術館 私が村上隆氏を認識したのは以下のトピック ↓ 2008年、オークション大手のサザビーズにて、代表作の一つ「マイ・ロンサム・カウボーイ」が16億円という高値で落札され話題に。 京都に於いての大博覧会、あまり期待せずに観覧した、が 意外な部分にフォーカス、気づきがあって良かった 彼は元々は日本画専攻だった事、先人達にリスペクト踏襲しつつここに至っている軌跡。 桁違いの資金投入されてるスケール感の展示で 色々圧倒的だったが キャプションを読

          祈り、畏れ、捧げた。

          古代メキシコ展 @国立国際美術館 やっと行けました 閉館1時間前でも結構な人が居たから最終週とかもっと混みそう 人も多かったし、特に私みたいな人間に向けて頻繁に何か注意して来る 係員のおばさんの あんまり聴きたく無い帯域の声が耳について 「ガム噛んでるでしょう?口から出して下さい!」とかね なんの意味があるの?て感じ 撮影可だったから 写真がっつり撮ってきました マヤ文明で 天体観測に基づく正確な暦が生み出され、豊穣と災害をもたらす神々への祈りや畏れから様々な儀礼が

          祈り、畏れ、捧げた。

          ふるさとを奪われる、故郷を失う、を想像して

          井上美和子さんの語りと 石嶺香織さんの宮古民謡とお話 @京大会館に参加しました 副題は 福島から沖縄へ この2つの場所は福島の人達がふるさとに戻れなくなった過去が沖縄の未来と重なった想いです 先日、映画「戦雲」を観て来たばかりで 沖縄はじめ南西諸島が急速に軍事要塞化しているレポートの映画。 語り手の井上さんは 福島、南相馬で13年前に住んでた家から避難 その時の臨場感溢れる語りは 涙無くしては聴けない、そして今も 海へ流す ALPS処理水、という一見聞こえの良いテイで

          ふるさとを奪われる、故郷を失う、を想像して

          書法道場展2024年

          毎年3月にしまだいギャラリーで開催される 武田双鳳書法道場展に行きました。 書の先生、臼井さんの師匠の会です 今年で3回目ですが 臼井さんはますますのアブストラクト強めの 作品でした もう、紙に筆を走らせてない、上から垂らしたってコメントだったからw (臼井さんも京の表具を学んでるだけあって) 毎年の表装が素晴らしくピントが合ってて 私がお金持ちで大邸宅住まいなら買って帰りたい作品と思う。 総じて他の出展作品、どれも 凝っていてもちろん墨のテクスチャーも 素材によって使い分

          書法道場展2024年

          建築家の目線で京町家を巡り、解説してもらうツアーに参加しました

          コアな音楽ヲタク江坂さんの昼の顔は建築士で 生憎の雨でしたが  大勢の参加者とゾロゾロ歩いて 太陽が見えない、然も雨が結構降りしきる中 どんどん体温も下がり実は死にそうでした でも、建築家と謎な見学者集団の西陣 またひとつ忘れられない日が増えた。。 あと、ファサードと言う単語を使って 斜めに切った正面? 京町家は総じて二階の天井が低く 虫籠窓が一般的、これは主に倉庫。 と色んな名称も教えて貰った。 あと舟の板を使った看板とか 聚楽第の石塀とか。。 やはり西陣は不思議

          建築家の目線で京町家を巡り、解説してもらうツアーに参加しました