鳥山明さんの作品が中国で商標登録されていたことについて
こんにちは、知財コーディネート広場です。
3月8日に漫画家の鳥山明さんが死去されていたことが公表され、
国内外で衝撃を受けました。
特に「ドラゴンボール」は代表作であり、多くの方はドラゴンボールと共に育ったと言っても過言ではないかと思います。著者も毎週月曜日の少年ジャンプ、毎週水曜の夜7時からのテレビ放映が本当に楽しみでした。
素晴らしい作品を生み出してくださった鳥山明さん、謹んでご冥福をお祈りいたします。
やっぱりかというか、まさかというか…中国の商標登録問題
世界中で追悼される一方で、このような記事が目に入りました。
記事を読む限り、真実だと思われますので、本当に残念でしかありませんね。
言動と行動が伴っていない気がする
鳥山明さんの死去を受け、中国でもたくさんのファンが悲しんでいたようです。さらに外務省の方が追悼の意を述べられたのは、異例でしょう。
ただ、大切な作品を商標登録してしまう。これは日本であれば「モラルがない」と憤慨する方も多いと思いますが、そこに対してあまり問題視をされていないのは中国の文化というか価値観なのでしょう。
登録された商標を取り返すのも、この流れを止めるのも困難
中国では、日本と同様に先願主義を採用。そのため先に商標出願をした人に権利が与えられてしまいます。
現状、多くのキャラクターが商標登録され、また著作権を無視して勝手に追悼Tシャツが販売されるなどやりたい放題です。
追悼の意を述べた中国政府がこれまた異例中の異例なことをしてくれないと現状この流れを止めることは難しいでしょう。可能性は低いでしょうが。
大切な財産がこのようなカタチで奪われるのは悲しいですが、今後も同様のことが起きぬよう、国内外で守る動きをしなければいけませんね。