【漫画感想】【映画感想】「壬生義士伝」と「永遠の0」
漫画の「壬生義士伝」(浅田次郎・ながやす巧)がうちに現在10巻まであるけど、「永遠の0」の宮部と景浦は、吉村貫一郎と斎藤一にあまりに重なって、びっくりした。
と思ったら、永遠の0は壬生義士伝を元にしていると後で知った。
壬生義士伝で、誰に一番感情移入してしまうかといったら、私は斎藤一。
永遠の0を観たのは2年前。
その何年も前に、友達から岡田 准一さん主演のこの映画良かったという手紙をもらっていて、手紙を読み返していた時、この映画を見てみようと思った。
キャストを見て、前の年に亡くなった三浦春馬さんがあって驚いた。
大好きな田中 泯さんが出ている!
福山雅治主演の大河ドラマ「龍馬伝」で、泯さん演じる吉田東洋が、龍馬に「前に会うた時は貧相な男じゃち思うたけんど、お前ん、面構え良うなったな」と言う場面があった。(記憶だけで書いているので正確な台詞じゃないと思う)
永遠の0で、景浦(泯さん)が、宮部(岡田准一さん)の孫にあたる健太郎(春馬さん)に、同じような台詞を言うシーンがあって、びっくりした。
健太郎は、あんな合コンなんか蹴って、震える指で、夜遅くに景浦の家のインターホン押して、本当に良かった…
弁護士バッジ着けて合コン来るようなヤツ嫌だし、サイパンや沖縄、悲惨な激戦地だった場所にリゾート気分で行けるわけなく、「えっ?」と顔を歪ませる健太郎が好きだった。
景浦が健太郎をいきなり強く抱きしめるシーンは、たまらなかった…
私は、「よくきたな、本当によく来てくれたな」という景浦の心の声が聞こえた。
そして、ドラマとしてだけでなく、三浦春馬さんが、あんなふうに田中泯さんに力いっぱいハグされるなんて、芸能界でたくさん辛いことあっただろうけど、こんな素晴らしいことがあったんだ、というのが涙が止まらないほど嬉しかった。
良かったね、春馬さん…
田中泯さん、本当にかっこいいな〜
景浦の「わしは若い男が好きでな」で、え??は?…えーと、、お…面白くしたいんですか??と、ちょっと涙止まったけど😅
ながやす巧さんの絵は、なんて愛情に溢れた美しさなんだろう…
とても辛い内容ながらも、痛みに寄り添う絵に包まれているのが、なんというか、希望…