
【映画紹介】ブロマンス映画を紹介する回はいくらあってもいいと思うんですよね
第2弾、やりたくなってきたこの頃。
ということでやっちゃいます、第2弾。
ブロマンスの魅力について、前回あまり話していなかった気がするので、改めてこの場を借りて書いておこうと思います。
ブロマンスの最大の魅力は友情なり憎愛なり尊敬なり殺意なり、様々な感情があるにも関わらず、そこには性的なニュアンスが含まれていないことが挙げられると思っています。
純粋に相手に対して感情をぶつけられ、感じられ、嫌味のなさがすごくいいのです。
男女となると性的なニュアンスを期待させられてしまい(人によっては不安感もあるのかも)純粋な目で見るのが難しい。
これは性的なものを知ってしまったが故の問題ではありますが(もちろん、性的ニュアンスのあるものだって大層魅力的ですけどね。私の好きな映画で言えば『ゴーン・ガール』や『ノッティングヒルの恋人』とか)。
そのため、ブロマンス好きとしてはゲイが描かれる映画ではなく、あくまで2人の男の性的ではない(あるいは少し匂わす程度の)関係性に悶えてしまうのですよね。
性的に相手を見ていないって、それだけでその人の価値観が反映されているようで、キャラクターの魅力も増しますし。
まあ、それに加えて私自身が女性であることも理由の一つであるのでしょうけど。
女性が嫌いという訳ではなく、男性であるからこそフィクション度が高まってくれるような感覚がある、と個人的に思います。
洋画編
『キングスマン』
なんといってもエグジーとハリーのコンビが良すぎるのです。
スパイをしている人たちによる最高のアクション映画です。
ひたすらに楽しい映画。
個人的にマーリン大好きでした。良い奴すぎ。
師弟コンビ嫌いな人はいないと思いますが、そんな年も離れた師弟コンビしてるエグジーとハリー。
出会い、別れ、再開と必要なイベントは全て済ませて、最後は良き相棒として共に戦う姿は感動モノなのでは。
ゴールデン・サークルまで見て、この2人に悶えてください。
そして、愛すべきマーリンをよろしく。
カントリ〜ロ〜ド・テイクミ〜ホ〜ム!
『セブン』
やっぱ入れたくなっちゃったから。
七つの大罪を題材にした殺人を追う警察の話。これは結末までが完璧でいっそ清々しいまであるんですけど、好き嫌いは分かれそう。
このブラッド・ピットとモーガン・フリーマンのバディが最高なのは言うまでもないけど、本当に徐々に2人の距離が近づいていく様がいいんですよ。
はじめはなんだこいつゥだったのが、軽口を叩き合う仲になります。
そうなった上でのラストが綺麗なのでぜひ見ていただきたいところ。
NetflixJapanの動画を見れば空気感がわかるのではないでしょうか。
終始暗いけど、バディの信頼関係は上がっていきますよ。
IMAXやってるうちに宣伝、宣伝!
『デッドプール&ウルヴァリン』
結構良質なブロマンスしていましたね〜。
公開後映画館で見に行った時の感想もあるので参考までにご覧になってくだされば嬉しいです(記事は下に載せました)。
終始血みどろなのに最後あんな風に綺麗に収まって、ブロマンスエンドになるのは本当にすごい。
いがみ合っていた奴らが共闘するってみんな好きでしょう。
私は好き。
中々にマーベル作品は取っ付き難いところがあるけど、これに関しては結構何も知らなくても楽しめたという印象。
とりあえず、デッドプールがファッキング野郎でウルヴァリンがヒュー・ジャックマンだってことを知っていればノープロブレム!
思考停止させたって楽しい映画だからね!
あと犬プールがとても可愛いです。
あのワンコ馬鹿そうで本当に可愛い。
『TENET テネット』
前回からの監督被りはもう気にしない!フン!
こちらはクリストファー・ノーラン監督の『テネット』。
はじめに言っておきますが、難しいので2度見ることを推奨します。
2度見てくださいね。
で、2度見て結末を改めて整理整頓して、さあここからがブロマンスの真骨頂ですよ。
もちろん、イマイチ理解がてきていなくてもブロマンスであることには変わりありませんが、理解してさらにそこでブロマンスを感じられるわけです。
映画だけで完結するのではなく、そのあとのいつかの未来を想像することで主人公、ひいてはニールの運命についてより深みが増すのではないでしょうか。
私は増しました。
世界を救うのもひと縄では行かないってわけですね。
いや、人ひとりですら、世界の犠牲ってか。
『シャッターアイランド』
マーティン・スコセッシ監督の『シャッターアイランド』はブロマンス要素は比較的少なめ(私見)ではあるものの、テディとチャックの2人は見逃せません。
結末を知った上で、チャックを思えばそこには何らかの愛があったとしか言えないはずです。
いや、そうであってほしい。
だからこそのこの大掛かりな物語なわけですよね。
映画自体グロとかホラーとかってわけではないのですが、終始緊張感があります。
全体的に暗い画や暗い設定。
私、こういうの大好きなので意気揚々と見たのですが、思わぬブロマンスを浴びました。
それは置いておいて心臓の弱い方以外には是非とも見てほしい1作。
ホラーではない。ただし、サスペンスではある。
『ダークナイト』
1番有名だから選んでみたけど、事実おすすめしたいのはノーラン監督版バッドマン三部作なんですよね(また監督が………)。
私、まだ最新のバッドマン『ザ・バッドマン』を見れていないのでこちらを選んだという点もありますが。
いや、もちろん?バッドマンとジョーカーをブロマンス的に見たって面白いんですよ?
敵対関係だって十分ブロマンスですから。
しかし、今回私が注目したいのはバッドマン本人であるブルース・ウェインとその執事のアルフレッド。
この関係、かなり良きです。
ああ、でもフォックスもゴードンも外せませんね。
フォックスの友情的な、悪友的な関係とライジングにて知れるゴードンとの運命的な関係。
どのコンビが(むしろ全員?)好みでしょうか。
ビギンズはだいぶ王道ヒーロー物感ありますよ。
空気感は重いけど、アメリカ映画的笑いどころとキャラクターが存在しててそれはそれで面白いです。
その上でダークナイトが傑作とされる理由もわかるんですよね。
で、ライジングに関してはラスト1時間がありえないほどに面白い。緊迫、緊迫、緊迫。
閉じきっていない物語ってやはり奥深い深いんですよね。
『リアル・ペイン~心の旅~』
公開しているうちに宣伝宣伝。
いとこ同士の二人がポーランドへホロコーストツアーに参加する話でございますが、そちらはあまりメインではなく、あくまで主役の二人に重きが置かれた映画でございます。
魅力的なお隣さんに憧れつつ、好きでいて憎たらしいと重めな感情を抱いていたりする話です。
もともと英語でa real painとは困った!みたいなニュアンスがあるそうで、困った奴に対して向けた映画何だろうなと思ったりもします。
Theブロマンス映画ですので、公開始まったばかりの今が狙い時ですよ!
『世界一キライなあなたに』
男女のラブロマンスものですが、ちょいと失礼。
ラブロマンスものの中にもブロマンスってあるんですよ、これ不思議な話。でもないか。
イギリスの恋愛ものです。
普通に面白いので、そういった意味でもぜひ観てもらいたいところです。
ブロマンスな要素としては、ウィルとネイサンの二人ですかね。
患者と看護師的な人。
長い付き合いと信頼が時々覗けます。
ウィルがルーに出会う前を想像すれば、中々いいものが浮かび上がってきます。
メインではないにしろ、この二人も中々にいい関係性をしていますので、ラブロマンスだからといって避けたら勿体ない!
韓国映画編
洋画、邦画っていうのに韓国映画は韓国映画っていうの本当に謎。
韓画とは言わないんですか?誰か教えてください。
ミッドナイトランナー
超王道ブロマンス。
日本でもこちらを下敷きにテレビドラマが放送されてましたが(私は未視聴)、本元となるは韓国版。
割とえげつない事件を扱ってはいるものの、比較的軽い気持ちで見れる映画となっています。
それにアクション要素もあるため、アクション好きもきっと楽しめます。
真面目とおちゃらけはブロマンス王道コンビ。
嫌いな人はいないはず。
軽快な会話とテンポの早い流れが見ていて楽しい。
日本版ドラマを見た人もいるかもしれませんが、こちらの韓国版もよければ見てみてはどうでしょうか。
面白いですよ。