[ライラック杯] エルフで短歌
突然ですが、みなさんにとって、エルフと言ったら誰でしょう?
みんなの俳句大会 春 ライラック杯は、妖精さんがイメージキャラクターです。
というわけで、普段アニメで短歌をやっている私ですが、今回はエルフで短歌をやりたいと思います。
エルフが出て来る物語は星の数ほどあります。
その中から、厳選3人のエルフに絞って私の想いを歌にしたいと思います。
では行きます。
◎レゴラス
J・R・R・トールキン 著 『指輪物語』の登場するエルフ。
『指輪物語』は主人公 フロド・バギンズがうっかり手にしてしまった巨大な力を持つ指輪を封印すべく長く厳しい旅に出る物語である。
って要約しすぎだけど。
レゴラスは、そんなフロドの苦しい苦しい旅に同行してくれる頼もしい仲間なのだ。
彼は丈高く、しなやかで、強く、素早く敵を射抜き、丈夫で耐性があり、どんな土地でも足取りは軽く力強い。
現在世にあふれるエルフのイメージはこの『指輪物語』に多大な影響を受けている。
エルフが度々弓の名手として描かれるのもこのレゴラスのイメージがあるからかも。
彼は灰色エルフ(シンダール)という種族なんだけど、シンダールたちは元来ドワーフとは不仲とされている。
なんだけど、レゴラスは厳しい旅を経てドワーフのギムリと親友となるんだ。その過程がアツい。
この展開も、今では異世界ファンタジーの定番となっている。
そして、映画でレゴラスを演じたオーランド・ブルームがエルフすぎてやばい。
ここで一首。
いがみ合い交わぬ君の手を取りて
共に進める道もありしと
いがみあい まじわぬきみの てをとりて
ともにすすめる みちもありしと
◎ディードリット
水野良 著 『ロードス島戦記』に出てくるエルフ。
本作のヒロイン的立ち位置の登場人物。
『ロードス島戦記』はドラクエに代表されるRPGっぽい世界観のファンタジー小説である。
ディードリットはハイエルフの魔法剣士で現代の日本のファンタジーにおけるエルフのイメージの基盤となっているキャラクターなんだ。
美しい小柄の女性で、金髪に尖った耳とアーモンド形の吊り上がった眼。
ザ・エルフって感じ。
この物語の中のエルフたちは閉鎖的で温和、戦いを好まない種族として描かれるが、ディードリットは外に向かった性格で行動的、明るく活発なタイプ。
魔法剣士としての戦闘能力もかなり高く、他のハイエルフたちが禁忌とする魔法も使ったりする。つまり異端なのである。
そんな彼女へ一首。
古の今に伝わる伝統も
時に蹴散らし開けこの道
いにしえの いまにつたわる でんとうも
ときにけちらし ひらけこのみち
◎リュー・リオン
これまでの二人は “元祖” という感じのエルフだったけども、こちらは最新エルフです。
リューさんは『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(通称 ダンまち)に登場するヒロインの一人である。
『ダンまち』は、世界で唯一 “ダンジョン” が存在する街にて、神様の眷族となった冒険者たちが、ダンジョンと神々の遊びに翻弄されながらも成長していく物語である。
なんかすごくチャラいタイトルの物語だけど、けっこうグロい。アニメは年齢制限かかる場合が多いくらい。
なぜ私がこのエルフを厳選3人の中にいれたかというと、ちょうど現在進行していた第4期のリューさんが、極限ギリギリで死闘を繰り広げていたからである。
そんな中で開幕したライラック杯。エルフと言えば…私はもうリューさんとしか言えない心情になっていたのだ。
今回短歌はエルフで行こうと決めたのも、リューさんのことを書きたかったというのもあり。
リューさんは、主人公のベルくんがへなちょこの時代から、何かとアドバイスしてくれる謎の酒場店員で、実はめちゃ強い元冒険者なのだ。
彼女は過去にいろいろあって、それが今回の第4期で明らかになってくるんだけど、その内容がかなりえぐい。
発狂寸前、もう生きているのが辛い、もう眠らせてくれ…と一度は思ったリューさんが生きる力を取り戻していく物語がすさまじかった。
というわけで、彼女へ一首。
極限の限界の際の極みから
たち昇りたる生への渇望
きょくげんの げんかいのきわの きわみから
たちのぼりたる せいへのかつぼう
以上です。
よろしくお願いします。
これでエルフ熱が上がってしまったので、エルフ特集するかもです。
それから、それからっ!!!!!
最後に。
くーやさんの描いたリラちゃんがかわいくて…
私も描きたくなって、描いちゃった!!!!
イメージキャラクターで二次作するの初めてです。
各キャラごとに くえすさんの音楽もあり!!!
今大会は妄想が止まらない大会になりそうだな…。
◎みんなの俳句大会 ライラック杯の募集要項はこちら。
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