教えるということ 出口治明

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著者は、APU学長、ライフネット生命の創設者。『日本を救う「とがった人を」増やすには』がサブタイトル。日本の閉塞感を救うことが出来るのは多様性、そして尖った人物が増えることが必要だと訴えている1冊。

読書前は、さほど出口氏を知らなかったが、APUが面白い学校である、多様性と国際性の大学ということは知っていた。その多様性とは何かということが理解できるし、氏が目指す多様性について理解が深まる。学長であるということもあり、当然、学生についても理解が深い。APUに入りたいという学生には特にお勧めしたい。

この本の中で、すぐに活用できる思考方法として「タテ・ヨコ・算数」のフレームワーク。これは、タテ:歴史、ヨコ:世界、算数:根拠となる数字という考え方。このフレームワークは、表現するとき、思考するとき、ほぼどの場面でも使える。

教えることは、実際にやってみると非常に学ぶことが多い。深く知る必要があるし、理解する必要がある。もちろん、この際にも、「タテ・ヨコ・算数」は有効だ。

悩める先生はもちろん、学生、親、部下を抱える上司、教えるということは、生活の様々なシーンに登場する。この本の考え方は様々な人に適応できるし、目指してる姿には、共感できるところが多。

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