見出し画像

「音楽熱想フェス in 河口湖2022」のご紹介

この記事では、株式会社ハートカンパニーが夏の河口湖で開催するイベント「音楽熱想フェス in 河口湖2022」についてご紹介いたします。

画像1

▲この画像は株式会社ハートカンパニーの制作物です。なお、これをクリックすると「音楽熱想フェス in 河口湖2022」の公式サイトに飛びます。

ハートカンパニーと音楽熱想について

株式会社ハートカンパニーというのは主にアニメとゲームに関する音楽やコンテンツ、ライブ、イベント等のプロデュースを行なっている会社です。

私のnoteでも取り上げております茅原実里さんの歌手活動(現在休止中)、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のオーケストラコンサートや、先日書きました「響け!ユーフォニアム」定期演奏会はこの会社がプロデュースしております。

そんなハートカンパニーの代表取締役である斎藤滋さんがvoicyにて放送している番組、それが「音楽熱想」です。同社の音楽に対する熱い想いを紐解く毎日更新(!)のトーク番組となっております。

この「音楽熱想」放送の中で、今年になってから特に繰り返し語られてきた「ハートカンパニーとして行なう“とあるプロジェクト”」が、先日4月9日にvoicy生放送で行なわれた発表会見にてその全貌を表しました。

「音楽熱想フェス in 河口湖2022」の概要

ということで、これまで様々なアーティストのプロデュースやイベント制作などを実施してきたハートカンパニーによる企画「音楽熱想フェス in 河口湖2022」とはどんなイベントなのかについて説明します。

画像1

とはいえこの画像と公式ページでほとんどすべて説明されているようなものですので、本稿では「音楽熱想」の生配信や放送を聴くことで得られた情報やそれについての感想を以て補完したいと思っております。

まず概要は以下の通り。

・夏の河口湖で送る新たな音楽フェス
・全7日12公演
・ひとつひとつのコンサートは単独で開催
・共通項は会場が河口湖円形ホールであること
・そしてハートカンパニーのプロデュースであること

「フジロックフェス」などの音楽系フェスとの違いは、1日にギュっと詰め込まれていないこと。長い期間、いろんな日程でさまざまなアーティストがそれぞれのソロコンサートをやっていく形式であることが特徴です。

何故このフェスを開催しようと思ったか

ほぼ発表会見の写し(つまりそのまま斎藤さんの言葉)でいきます。

・河口湖で2009年から13年間野外ライブのプロデュースを行なってきた
・13年間通い続けるうちに、河口湖とそこに住む人たちのことがとても好きになっていった
・交流も生まれた
・これからも河口湖で音楽ブロデュースがしたい
・多くの人が河口湖に訪れる理由やきっかけを作り続けたい
・13年の素晴らしい歴史は語り継がれてほしいし、語り継がれるには河口湖と言う場所と皆さんが我々が触れ合い続けられることが大事
・この場所で、河口湖で味わった楽しさや嬉しさや興奮、これをずっと語り継いでいただきたい
・そのためには、ただただ想い出を語るだけではなくて、新しい音楽体験とセットであった方がいいなと思った
・いまや多くのアーティストさんが河口湖でライブをしたりする時代となったが、ハートカンパニーとしても新たに河口湖に行く理由を作りたい
・音楽熱想フェスが多くの人にとって待ち合わせ場所になると良い
 「河口湖に行けば誰かに会える、会う理由が出来る」
そんな待ち合わせ場所をたくさん作りたいと思った
・河口湖に13年間お世話になったから、その恩返しをしていきたいという気持ちもある
・ハートカンパニーは音楽の会社だから、恩返しの方法は音楽しかない
・河口湖の人たちにヒアリングを行ったところ、
 「たくさんの人たちに河口湖に訪れてほしい」
 「観光してほしい」
 「お客様とコミュニケーションをとることが地元としてもとても楽しい」
みんな口をそろえてそのように言う
・そういう笑顔の連鎖が続くということを河口湖の方々が求めていることがよく分かったので、音楽というものを使って、その場所を、機会を作りたいなぁと思った
--------
(「だ・である」調に改めたほか、接続詞、語尾、言い回しはいじっていますが、しゃべっている内容はほぼそのまま書き記したと思います)

斎藤さん…熱いですね。

もうこれぞまさに「河口湖熱想」という感じです。
春なのに夏がもうすぐそこに来たかの如きです。

これに私がなにか付け加えるのは野暮ってものでしょう。
これが、この熱情が「音楽熱想フェス in 河口湖2022」なのですよ。

さて、ここからは具体的な公演内容に触れていきます。
タイトルがそのまま公式ページのリンクに飛ぶようにしております。

Though Seasons Change 〜Violet Evergarden Piano Memories〜 ピアノコンサート【7/16(土)、7/17(日)】

3月にランティスレーベルから発売されたアルバムを記念したコンサート(すなわちランティスレーベルと一緒に作るコンサート)とのことです。

このアルバムは2枚組で、ボリューム的に1公演ですべての曲を網羅できないため、2日間に分けて開催。佐藤浩一さんが弾く会と森岡姿帆さんが弾く会それぞれで別の選曲をするそうです。

佐藤浩一さん:
ヴァイオレットの劇伴で演奏もされており、このアルバムでも全曲演奏。

森岡姿帆さん:
ブァイオレットのオーケストラコンサートでピアノ奏者として参加。このアルバムのプロモーションビデオにも参加。

なおこのアルバムの発売を記念して劇伴作曲家と音楽プロデューサー対談がランティス公式にてアップされています。「ヴァイオレット」ファンの方はこちらも要注目です!

音楽熱想トークライブ 〜公開収録〜【9/2(金)】

Time Capsule Orchestra(後述)の4名にYuReeNa(「ゆりーな」と読みます)さんを合わせた5名で繰り広げられるトークライブ。
公開収録と銘打っているので、音声収録をし、後日音楽熱想で配信する予定なれど、ボリュームの関係で全部の尺は配信できないそうです。「全貌を聴きたい方は現地にきてください!」とのこと。

YuReeNa 1st SOLO Live! 〜ウブゴエ〜【9/3(土)、9/4(日)】

YuReeNa(ゆりーな)さんは鍵盤弾き語りスタイルのシンガーソングライターで、「音楽熱想」の放送でもたびたびしゃべっていらっしゃいます。

いつも「音楽熱想」を聴いていて、なんとなくほんわかしたトークで最後に「ばいばいっ」って終わる人…そんな風に彼女のことを思っている方は一度騙されたと思って上のYouTubeを聴いてみてください。ビビるから本当に。なにこのクオリティ!そしてしゃべりとのギャップ!本当に同じ人?そんな魅力のある方です。逆に彼女の音楽しか知らない人は「音楽熱想」で彼女のしゃべりを聴いてみてください。本当に同じ人なのかとビビリます(笑)。長野県岡谷市の出身なので近場の方はぜひ応援してあげてください!私的には身内が割とここの近くなのでその意味でも応援しています。

この「ウブゴエ」は、そんな彼女がひとりで弾き語るコンサート。
歌うのはオリジナル曲が多数(鋭意制作中)だそうです。

Time Capsule Orchestra 1st Concert【9/3(土)、9/4(日)】

斎藤さんは生放送で「新人バンド」って呼んでイジっていましたがとんでもありません。彼らこそは茅原実里さんの音楽活動を支えたバンド「CMB」のメンバーたちなのです。構成は以下の通り。

Keyboard:須藤賢一、Percussion:岩田ガンタ康彦、Guitar:馬場一人、Bass:岩切信一郎

CMB時代は茅原実里さんのバンドという立場ながらも、自身らのアルバムを出したり単独ライブを行なったりしていた実績があります。新バンドとしてのスタイルは「ブログレッシブロックバンド」とのことですが、今回は河口湖の円形ホールということでアコースティックなプログレッシブロックを披露するとか…。どんな演奏になるのか、興味は尽きません。

石川由依 UTA-KATA Vol.2〜歌売りの少女〜【9/10(土)、9/11(日)】

石川由依さんと言えば「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の主人公ヴァイオレットや「進撃の巨人」のミカサなどを演じていることで知られている声優ですが、実は歌手としてもかなりの実力。そんな彼女がひとりで芝居もして歌も歌う。そんな石川由依のソロブロジェクトが「UTA-KATA」です。

vol.1「夜明けの吟遊詩人」は2020年に行なわれたのですが、時を経てvol.2が始動。この音楽熱想フェスを皮切りにツアーが実施されます。全貌は後日あらためてお知らせとのこと。

UTA-KATAとは、オリジナルの脚本、オリジナルの歌を石川由依さんがひとりで芝居もしてひとりで歌も歌う。音楽は生ビアノひとつ。演奏は伊藤真澄さんがひとりでやる。これをリアルタイムでひとり芝居して歌うので日によってスピード感が変わったり温度感が変わったりする。石川由依さんと伊藤真澄さんがその場で呼吸を合わせて歌と演技と演奏のパフォーマンスを合わせていく、ある意味スリリングなんだけどそれが絶妙な熱となって客席に伝わる、これがUTA-KATAというブロジェクト。(斎藤さん説明より)

伊藤真澄ピアノソロコンサート【9/11(日)】

伊藤真澄さんは数多くのアニメの劇伴を作ってきた作曲家。またご自身がシンガーソングライターでもあり、作った楽曲数はなんと3,000曲以上とのこと。今回はピアノ演奏技術にスポットを当て、世の有名曲を伊藤真澄さんがピアノ1本でアレンジして演奏されます。

このYouTubeは「みちしるべ」(茅原実里楽曲「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」主題歌)のビアノ演奏。

チケットについて

各公演のチケットについては、3種類あるそうです。

・河口湖住民特別割引チケット(数量限定)
・先行抽選販売
・一般販売

「河口湖住民特別割引チケット」については、河口湖への恩返しという気持ちも込めて、ステラシアターの野沢さんとお話しして作ったとのことです。こういう地元への気配りも良いですよね。

お客さんと一緒に作る音楽熱想フェス!

斎藤さんの思いとしては「お客さん」(つまり我々)と一緒に作ったり宣伝したりしたいと考えておられるとのこと。打ち合わせはvoicy生放送を使って会議をしたいと。こういうの、茅原実里さんの河口湖ライブのときにもありましたね。「「#サマチャン制作宣伝部」」といったものが(👇)。

①ハッシュタグ

「#音楽熱想フェス」こちらで公演に対するワクワクする気持ちを文字にしたり音声にしたりして投稿する→これがすなわち宣伝となる!

②ハートカンパニー公式認定の紹介文!?

SNSに投稿するだけではなく、ハートカンパニー公式サイトにオフィシャルのテキストとして紹介文として掲載するというのを検討中。
例えば、音楽熱想フェスに向けてのワクワクする気持ちを文章にして投稿いただく(どこに投稿するかはこれから)良い文章は公式認定して、ハートカンパニーから(音楽熱想フェスから)ノベルティーをプレゼント。それを公式のテキストとしてハートカンパニーブログに掲載するなど。ノベルティーは例えば「音楽熱想フェス公認宣伝隊」の認定証みたいなカードでシリアルナンバーが入ったりなどが考えられる。

③フェスのテーマソング

お店で紹介してもらうにあたり店内で流すものが必要。
また、山梨県回りのメディアのプロモーションでこのフェスを紹介していただくときにどうしても音楽が必要。
フェス全体に紐づく音楽を作る必要がある。
せっかく作るなら皆さんと一緒に作れたら楽しいんじゃないかと。
歌詞テーマとかキーワードを皆さんから募集し、それを例えばシンガーソングライターのYuReeNaさんが代表作詞としてまとめるなどもいいかも。
曲に関しては「こういう曲調がいいんじゃない?」っていう案をいただく。
参考曲を提示してもらうとか。
作曲は須藤さんがいいんじゃないかなぁと思っている。
須藤:「ぜひ僕にできることがあれば全面的に協力させていただきます」

…といったようなことが「音楽熱想」フェスに考えられているようです。
公式認定の紹介文はちょっと考えてみようかな?

さてここからは「音楽熱想」の発表会見やその後のvoicy放送から、この「音楽熱想フェス in 河口湖」についての想いなどを記していこうと思います。

まずは発表会見より、この方です!!

発表会見ゲスト:茅原実里さん(やまなし大使)

私は12月、私は12月の23日~25日の3日間、円形ホールで新しいことに挑戦ということで、斎藤さんのプロジェクトとはまた全然違うプロジェクトになるんですけれども、自分にとって新しい挑戦、エンタメでこんな見せ方出来るんだよーって自分がこれまでトライできなかったようなことをやっていきたいな、っていう風に考えてます。
(中略)
13年間河口湖ステラシアターで斎藤さんと一緒に毎年ライブ作って続けてきたっていう歴史があるから、またこの場所からスタートしたいっていう気持ちに自分がなったっていうところがあるので…感謝の気持ちでいっぱいですよ。斎藤さんの音楽熱想フェスも大成功してほしいですし、私も負けないように頑張って大成功させたいですし、一緒に河口湖町を盛り上げていけるような形で活動していけたら素敵ですよね。
--------
(言い回し若干修正ありますが、文意はそのまま記載しております)

2022.4/10音楽熱想フェス in 河口湖 2022 発表会見(2022/4/9(土)21−22生放送のアーカイブ)

茅原実里さんの12/23~25の河口湖円形ホールにて行なわれるエンタメについては、ご本人の公式YouTubeでも語られています。

当方としては「音楽熱想」も茅原実里さんも、今後も応援し続けていく所存ですので、どちらの円形ホールもお伺いしたいと思っております。みのりんのいない「音楽熱想フェス」は少し寂しくはありますが、それでも音楽熱想に対してエールを送られたそのお気持ちを、私も噛み締めたく思います。

音楽熱想フェス発表会見を終えて…!(YuReeNa)

私のワンマンライブなんですけれども、タイトルに「YuReeNa 1st SOLO Live! 〜ウブゴエ〜」と名付けさせていただきました。タイトルを決めてくださいって斎藤さんからご連絡をいただいて、あまり時間がない中で考えたんですけれども、すぐに浮かんだ言葉たちでありました。ファーストって付けさせていただいたのも「ウブゴエ」ってサブタイトルがついてますけど、その2つの言葉の意味だったり覚悟っていうところがこのライブでしっかり声として届けられたらいいなーって本当に思っています。

2022.4/11 YuReeNa回/音楽熱想フェス発表会見を終えて…!

音楽熱想の思い(斎藤滋)

13年間野外ライブをプロデュースする経験をして毎回お客様が楽しそうにしているのを見てきました。すごいこれは意味のある仕事をしてるなーと思ってました。お客さんたちがすごく楽しそうに河口湖に来てくださります。ライブ観てくださります。ホクホクの笑顔で帰宅されますし、開演前も楽しみでしょうがないっていう興奮状態が会場中に渦巻いていて、それを見ると僕らも楽しくなって元気になるんですよ。河口湖でのコンサート、音楽を作ることで我々スタッフ側、演者側も本当に元気をもらってきたんです。音楽熱想フェスはそういう元気の連鎖とか笑顔の連鎖を作り続けたいな、と思って企画しました。これが本当のところです。やっぱり、やみつきじゃないですか。河口湖って場所もすごくいいんですよね。時間がゆっくり流れている気がしますし、あそこに行くと心がオープンになりませんか。あそこに行くと見知らぬ方とも会話がしやすくなりませんか?あの魔法のような時間は継続したい、継続すべき。そんな気持ちで居ておりまして、音楽熱想フェスを開催しようと思った次第です。

2022.4/12 音楽熱想フェス開催する根本の心意気

音楽熱想フェスの会場選び(斎藤滋)

河口湖円形ホールは小さな空間で、息遣いとか、それこそピアノに手が触れる音すら聴こえてくるんですよ。その距離感でパフォーマンスをする方の演奏、歌、感じるっていうのは…こんな極上体験は絶対他ではない。
(中略)
あと「1公演100人」ということであれば、がんばれるかもしれないと。ステラシアターも大好きです。でもあそこは3,000人入るんですね。逆に3,000人に近い数がいないと「あぁなんか客入ってないなー」みたいな気持ちになってしまうわけです。コンサートは総合演出なので、ステージ上で素晴らしいパフォーマンスを繰り広げられてたとして、それを取り囲む状況がやはり会場をお客さんが埋めているという状況はパフォーマーにもいい影響を与えるんですね。例えば100人の会場に100人いる状態。満員だ。嬉しい。がんばる。ってなります。ただ3,000人の会場に100人しかいなかった場合、同じ100人なのにものすごく寂しい気持ちになります。パフォーマンスの力も入らないかもしれません。
(中略)
河口湖円形ホールの100人、これはハートカンパニー1社で作って運営して制作するんであれば身の丈にあってるなとも思いました。
(中略)
これを第一歩として挑戦するにはいい場所だなと思いました。

2022.4/14 音楽熱想フェスの会場選び

ということで、ハートカンパニーがプロデュースするイベント「音楽熱想フェス in 河口湖2022」の紹介をさせていただきました。

もうとにかく熱い!熱い!

その文字通りの「熱想」が注がれる河口湖エリアは、夏という時期も手伝ってさぞかし熱気であふれかえることでしょう。私もどこかの日にてフェスに行きたいと思っている次第です。円形ホールはとても小さい会場だそうなので、働いてる斎藤さんとか見られるかも…おっと、過度な期待はその辺にしておかないと(笑)。

ではまた。引き続き私のnoteではこのイベントに着目し、盛り上げていきたいと思っています。皆様も興味ある公演がございましたら是非参加してみてくださいませ。夏の音楽体験は河口湖へGo!あぁなんかスタッフみたいやね私(笑)。ま、みんなで宣伝って斎藤さんも仰ってましたので。

chitoseArkが書いた「音楽熱想」紹介note:


いいなと思ったら応援しよう!