2024年賀~noteのAIアシスタント(β)でドラゴンが登場する物語を書いてみました
勇者よ、いざ行かん!
ということで皆様、あけましておめでとうございます。
2024年(令和6年)が始まりました。
2024年chitoseArkの年賀状
私のnote読者の皆様にはおなじみだと思いますが、当方は毎年毎年、無駄に趣向を凝らしながら、そのとき旬な技術ネタとかを取り込んだ年賀状をお披露目しています。会社の偉い人にもこれを出していたりするので、そのうち私は年賀状が原因で会社をクビになるかもしれません。と毎年のように言ってるので、そろそろ新しいネタ考えなきゃと思っている今日この頃です。
(本文末にこれまでchitoseArkが作った年賀状を並べておきますので、興味がある方はご参照くださいませ)
noteでできる!あなたもできる!文章生成AI
noteをお使いの方であれば、「AIアシスタント(β)」なる機能が搭載されていることはご存知かと思います。
そうです。何かと話題の文章生成AIです。同種の技術だとおそらく現時点で最もメジャーなのはChatGPTだと思いますが、あれは何の予備知識もない人が使い倒すにはいささかハードルが高過ぎると思うのですよ。出来ることが多すぎるからそう感じるのかも知れませんが…。
その点noteのAIアシスタントは、基本的にnoteで文章を書くための手助けという機能に特化しているから、文章生成AIほとんど使ったことないよという方でもそんなに抵抗なく取り組めると思います。使用できる回数に制限があるのが難点ですが(これについては後述します)、まずはお試し的にやってみるのもいいでしょう。
noteのAIでドラゴンが登場する物語を書く!!
今年は辰年。ならばそれに相応しく、ドラゴンが登場する物語の導入部など、サクっと作ってお見せしましょう。
まずは、note文章作成画面で、左側の(+)アイコンをクリックします。
出てくるコンテキストメニューから「AIアシスタント(β)」を選択します。
初回だけこのような画面が出てきます。
ご利用条件は念のため読んでおきましょう。
(本機能は開発中云々…ということが書いてあります)
「利用条件に同意して始める」をクリック。
するとこのようなメニューが出ます。
(下図はスクロールにて表示される画面を1枚の絵に編集してまとめました)
今回はこの中の「書き出しを提案」という機能を使ってみます。
プロットはざっくりと
「記事の概要をくわしく書いてください」という部分に、具体的にどんな話にしたいのかを列挙します。
今回はざっくりとした構想をnoteのAIがどこまで補完できるか試したかったので、だいたい以下くらいのプロットを考えてみました。
これを入力してみます。
入力したら、[OK]をクリックすると…。
おぉっ、目の前で物語が紡がれていく…!!
でーきたーっ!!
とりあえず、はじめてのnoteによるAIアシスタント、何とか物語を紡ぐことができました。
さて、ここからはより精度を上げていくフェーズです。
△ボツ①
うーん…。
言いたいことはまぁ間違ってないんだけど、何かこれだとゲームの紹介記事みたいなんだよなぁ…。
ということで、気に入らなければ[戻る]をクリックし、再チャレンジしてみましょう!!
△ボツ②
おぉ、いい感じになってきたかな?
「世界に平和を取り戻す」とかいいじゃないか。
ただあまりにもプロットそのまんま過ぎるかな…。
それに「伝説の旅に出る」って日本語も何かしっくりこない。
もうひと押し行ってみよう!
△ボツ③
何度もやり直しさせてるせいか、AI疲れてきてない?
「各国の軍隊も挙げられず」とか「旅の始まりに立つ」って、何か日本語表現的に微妙な気がするし。
ええいもう1回だ!!
△ボツ④
「貴方は遠い過去に恐竜の生き残りを討伐した祖先の末裔であり、伝説の旅が始まります」っていう文が何か引っかかるんだよなぁ…。
ええいもう1回だ!!
△ボツ⑤
おぉぉ、これはなかなかいいんじゃないか?
「この壮大な冒険の始まりに、期待と興奮が高まります」とか「旅の成功を祈りつつ」って表現、何かグッと来たよ!!
AI良く考えたね!えらいえらい。
これでいいんだけど、できればもう少し見てみたいなぁ…。
[戻る]ポチっとな………え?
無料会員はAIアシスタント機能の使用月5回まで
ぎえええええええええ!!!!!
な、何ということか…。
これはもう、プレミアム会員に入るしかないのか…!?
プレミアム会員になるには月額500円…。
初月だけはお試し期間で無料なのか。
ええいもう、清水の舞台からダイブしますよ!!
プレミアム、申し込みます!!
(継続するかは未定…。正直noteのプレミアム機能って予約投稿くらいしか魅力を感じないんだよな…)
ええーでも、[OK]押して確定したやつなら仕方ないけど、試行錯誤してる最中のまで回数にカウントするの?ホントにっ!?そりゃないぜセニョールって感じしかしないんですけどー!!!!!だって確定するまではコピペもできないようになってるんだよこれ?(まぁ悪知恵働かせればそこから文字起こしなんていくらでもできるけどw)
いやちょっとこれは理不尽に過ぎるってもんですよ?noteさん、この機能でChatGPTにケンカ売る気なら、これはちょっと考えてもらいたいなぁ…。
まぁそれはこれ以上言ってもしゃあない。
引き続き物語を紡いでいきましょう。
おぉっ…これはいけるか?
こうしてAIアシスタント挑戦権が100回になった私。
さらに幾度ものボツを重ねた結果…。
お、これそのままでもいけるんじゃね?
文章的な失点も見られないし、文字量もちょうどいい。
テキスト起こしして改行してみました。
まぁ本音言うともう少し日本語的に直したいとこあるけど、今回の年賀状のコンセプトは「AIだけを用いて物語を生成できるか」というところなので、あえてこのまま行くことにしました。うん、採用!!
かくして勇者は旅立った
そんなこんなで、出来上がった年賀状はこちらです。
こうしてみると字ばっかやねー。
まぁでも私らしいというか。
ということで、noteのAIアシスタント機能を紹介しました。
今回は「書き出しを提案」しか使用していませんが、これ他の機能も使えばもっといろいろ遊べるかもです。
例えば「記事のアイデアを提案」だと同じプロットでもこうなります。
ドラゴンを討伐する勇者の育成プログラムって何だよ(笑)。
AIアシスタント機能、結構いろいろ遊べそうなだけに、やっぱり回数制限がホントに惜しい…。プレミアム会員だと100回試せるとはいえ、そういうのがあると思うだけで、ちょっとやめとこうってなっちゃうんですよね。noteも企業だからどこかで儲けなきゃいけないのは分かるんだけど、それが新たな技術を使用する際の足かせになっては本末転倒だと思うのですよ。noteには本当にそこを考えてほしいです。
…ということで今回の年賀状いかがでしたでしょうか。
年賀状は多くの日本人にとって、新年を迎えて最初に目にするコンテンツ。chitoseArkは今後もこだわっていきたいと思います。ええ、たとえ会社の人たちに白い目で見られてもっ!!
これまでの年賀状はこちら:
2021年賀~360度3D赤べこ君
このときはPhotoshopの3D機能を用いて平面図からの立体物起こしに挑戦してみました。3D屋さんでも絵描きでもない私にしては、よくもまぁこんな無謀な挑戦してみたもんだと思います。
2022年賀~Web-AR「新宿の虎」
巷で話題になった「新宿猫」のパクリ…と思わせつつ、実はWebだけを用いたアプリレスARをお披露目しました。クラウドサーカス株式会社のLESSARというサービスを利用しています。虎の構図めちゃくちゃだな…。
2023年賀~AI作画は電脳兎の夢を見るか?~(Midjourneyの使い方講座)
話題になっていた画像生成AIの中で、たぶん一番メジャーだったと思われる「Midjourney」を用いてみました。ミドジャニっていまは完全有償になっちゃったのでしたっけ?いまあれに代わるサービスを模索中です…。
それでは皆様、今年もよろしくお願いいたします。
(了)