Mixa Animation Diary『みなみけ』のカンタン報告~ファンの方は配信見よう!(3/27まで)
この記事では3月20日(日)に行なわれたイベント、Mixa Animation Diary『みなみけ』についてのカンタンなレポートをお届けします。
Mixa Animation Diary『みなみけ』とは?
このイベントは週刊ヤングマガジンにて隔週ペースで連載されている漫画作品「みなみけ」アニメ版で主人公の三姉妹を演じた声優てある佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里の3名が集い、「みなみけ」をめぐる想い出やよもやま話を繰り広げたものです。
なおMixa Animation Diary『みなみけ』は3/27(日)までアーカイブ配信が行なわれています。「みなみけ」ならびに三姉妹の声優の誰かしらのファンの方は是非ご覧になることをオススメします!昼の部と夜の部で内容がだいぶ異なっているので、【配信】昼・夜通し券を購入するのが良いです(バラで買うよりオトクなので絶対通しの方を推奨します!)。
みなみけについてあまりご存知ないという方はこちらの記事を。
会場Hall Mixa
会場のHall Mixaは池袋のサンシャイン通りにあります。
入口。会場は地下。
なんか神秘的な雰囲気だ…。
来場者特典を受け取っていよいよ会場内へ。原作者の桜場コハル先生が描き下ろしたイラストのポストカードです。
席数140人強の会場と言うことで、ステージからの距離がとても近いです。私は最後列でしたが、演者の表情や息遣いまで伺える距離感でした。
みのりん…💛
コホン…。
ということで、ここからはイベントの中身をざっくり紹介していきますね。
(筆者の趣味の関係で、記載内容が特定の声優に偏っていると思われるかもしれませんが、それは気のせいだと思ってご覧ください)
皆さん、ただいま~!!そして、おかえり~!!
「このイベントは、講談社さんのアニメ作品を淡々と振り返ったり、思い出したりするものです。過度な期待はしないでください。あと、携帯電話は音の出ないようにして、周りの人に迷惑をかけずに見やがってください。
それじゃーはじめるぞ、バカヤロー!!!!!」
という千秋(CV:茅原実里)のアナウンスによってイベントの幕が上がり、三姉妹の声優である佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里が登場。
皆さん、ただいま~!!
そして、おかえり~!!
この「ただいま」と「おかえり」がなんとも「みなみけ」ですよね。
「こちらは講談社さんの過去にアニメ化された作品などをフィーチャーしたイベントプロジェクトでありまして、今回は「みなみけ」を我々3人が振り返っていくという主旨のことをしたい…けど、「みなみけ」だから、まぁいっかって思ってる」(佐藤利奈)
なるほどそうなのか…。ってことは、講談社絡みで今後もこういうイベントが続く可能性があるのかな?そこら辺も少し期待ですね。
それとこれは夜の部で言ってたことなんですが、
「過度な期待はしないでください、って先に言えるってとてもいいですよね?」(井上麻里奈)
に強く共感。これ何気にいろんな状況で使えるパワーワードですよね。
みなみけホームシアター!(昼の部のみ)
このコーナーはOAD(オリジナルアニメーションDVD)として発表された「みなみけ べつばら」と「みなみけ おまたせ」から抜粋した場面集を見ながら3人がテンション高くおしゃべりするというもの。私的にはこのOADは未見だったため、新鮮な気持ちで見ることが出来ました。演じた声優が解説?を加えながら見るアニメは格別。しかし3人とも時間が経ちすぎているとはいえ、自分たちが演じた内容を忘れ過ぎでは…。
私的にはみのりん(茅原実里)が微妙に保坂(CV:小野大輔)推しであるらしいということがちょっとおもしろかったです。まぁこの2人(みのりんと小野大輔)はレッツお野菜などの劇中歌を一緒に歌っていたり、他のアニメや朗読劇でも共演してたりするから、そういう感情も混じっているのかも?
みなみけソングリクエスト!(夜の部のみ)
このコーナーはファンからの投票を元にみなみけソングのベスト3を決めるというもの。順位についてはここでの掲載は割愛しますが、1位は「みなみけ」を最も象徴していると言っても過言ではないあの曲…。まぁ多くの方が想像する通りなのではないでしょうか。
そして過去に行なわれたライブ映像!私的にはこれが激アツでした。あぁっ佐藤利奈が、井上麻里奈が、茅原実里が歌って踊ってるよ!!私的にはもうみのりんに釘づけて目がハートです💛でもみのりん、そんなに「ふじおか」(千秋愛用のクマのぬいぐるみ)振り回したらちぎれちゃうよっ!
こういう映像って貴重過ぎますよね。みのりんのライブ映像とか買っても見られないだろうしなぁ。永久保存版にしてほしいくらいなのですがなんとかなりませんか?(←誰に言ってる?)
このあと、またこういうライブや懐かしの歌みたいなのやりたいよねみたいな話になったのですが、みのりんがノリノリで「いいねいいね、それやろうよ~!!」と言ってたのを私は聞き逃しませんでした。皆さん、みのりんがまた歌うかもですよ!!ちょっとこれは超期待ですっ!!
みなみけ ごぶさた!
このコーナーは声優による掛け合い朗読コーナー。ここにいるのは三姉妹の声優のみなので、漫画原作の中から三姉妹しか登場しないエピソードがセレクトされました。
<昼の部>
コミックス20巻第362話「何かとの戦い」
コミックス21巻第386話「余計なこと言う」
<夜の部>
コミックス20巻第373話「記念日?」
コミックス22巻第398話「これ夢」
「この空気感だよね」「うんうん」「これがみなみけだよね」とうなづきあう3人に深く同感。
そうなんですよね。「みなみけ」の特徴である、独特のあの「間」。アニメでもそうした雰囲気は引き継がれているものの、原作ではそれがより一層際立っています。今回はコミックスそのものをそのまま台本にするスタイルで行なわれたのですが、それだけにあのみなみけ空間がよりリアルに再現されていたように感じました。
ゆるくて優しいみなみけ世界。
本当にね…世界情勢がいまこんなになってるからあらためて思うけど、世界がみんなこうだったらいいのにな…って、そんな風に思わせてくれるんですよ「みなみけ」は。この御三方の演技でより深くゆるふわなみなみけ世界を味わえたように思います。
ここでも声優さんたちが話してましたが、「5分ワクで毎日やってくれたらいいのに」というのに深く同意です。佐藤利奈さんいわく「ずっと言ってる」そうですが、確かにそうした番組と番組の間の穴埋めみたいなワクでやるのに向いていると思うのですよね。実現するといいなぁと思いますが、まず我々みたいなファンがこうした声を挙げることからでしょうか。
みなみけのみなきけ!
「みなみけのみなきけ!」とは、テレビアニメ放送当時、三姉妹の声優3人によって行なわれていたインターネットラジオとのこと(ウィキペディアによれば、2007年9月28日から2008年7月31日まで配信されていたらしい)。
今回は事前に皆様からのおたよりが紹介され、まさにラジオ番組さながらのトークが展開されました。
このコーナーの中で、昼の部では当時の茅原実里さんに関するとてつもない秘密が暴露されました。一応ネタバレに配慮してさわりだけお伝えすると、当時放送中にみのりんが寝てしまい、その様子が寝息と共にラジオで放送されたということがありました。このことはいまでもみのりんファンの中で語り草になっている出来事なのですが、実はこの話の裏にある秘密が隠されていたのです…それはいったいどういうことなのでしょうか…?
ここではこれ以上語りません。知りたい方はアーカイブ配信をみなきけ!ということにしたいと思います。でもこれ、真実を知ったらみのりん伝説史が書き換わるような出来事ですよ。みのりんファンはどうかぜひ!!
(配信期間が終了してしまった後にて真実が知りたいよという方は、私に何らかの手段で連絡とっていただけたら個別にどうにかしたいと思います)
夜の部では、ヤングマガジンの「みなみけ」担当のシバタさんからのお便りが紹介されました。学生時代からずっと「みなみけ」のファンで、講談社に就職したらヤングマガジンの担当になり、なんと「みなみけ」の担当になったというすごい話です。「だから終わらないのかな?」とは井上麻里奈さん談。これからも終わらせないでくださいシバタさんそして桜場コハルさん!
あとエピソードで面白かったのは、ラジオ中にピザを注文した話。それもみのりんが千秋ボイスで注文したとか、んなこと出来るのかすげえなぁっていう感じです。いや~聞きた過ぎるわそれ!!
お悩み相談コーナー「天使と悪魔にみなきけ」も面白かったです。「妹が彼氏を作ったりしたらと心配です」という相談に対しては「経験値を上昇させないと」(茅原実里)、「幸せを掲げてね、ドキドキ楽しんじゃった方がいいんじゃないですか?」(井上麻里奈)という、いかにもみなみけな回答をいただいたり。あと「ネコの写真をツイッターにあげても全然イイネが押されません、どうしたらいいですか?」という相談には「いいねって思ってもらえる写真を貼り付ければいい」(茅原実里)という身もフタもない回答がなされたり。いや~なんというか「みなみけ」だなぁ。
あとこの「みなきけ!」のコーナーでは、昼の部には内田役の喜多村英梨さんとマコト(マコちゃん)役の森永理科さんが、夜の部には保坂役の小野大輔さんと藤岡役の柿原徹也さんからのレターが紹介されました。
みなみけかくし味!
アニメ「みなみけ」で特に愛されていた小ネタを紹介するコーナーということで、昼の部では「先生と二宮くん」という劇中劇が、夜の部では挿入歌がそれぞれ紹介されました。
このコーナーは特に昼の部の内容が豪華で、なんと三姉妹の声優が「先生と二宮くん」をテーマにした交換日記風マンガを描いていたという事実と共にその内容がスクリーンで紹介されました。3人ともお仕事は漫画家じゃないのと思うくらい絵が上手いです。みのりんはもともと漫画家志望だった時期があるそうですが…。
また、幻の「ひがしけ」なる、南さん家が男の子になったという話(井上麻里奈さん作らしい)も紹介。これ貴重映像過ぎない?こういうの「みなみけミュージアム」みたいなの作って閲覧できるようにしたらいいのにと思います。作った本人たちにしてみたら黒歴史かもですが。
夜の部で紹介された挿入歌は「カレーの歌」、「レッツお野菜」。どちらも「みなみけ」に登場する変態…いやちょっと妄想癖の激しい保坂がスーパーで突然歌い出したものです(千秋も歌っていたりします)。どんなのか気になる方は上記の歌のタイトルにリンクを貼っておくので見てみてくださいませ。歌唱力の無駄遣い感満載です(笑)。小野さんにこれやってほしいとは3人の談。次回みなみけイベントあれば実現しますかねぇ…?
みなみけ がちんこ!
このコーナーはクイズ大会です。昼夜それぞれ賞品をかけた三姉妹の声優によるクイズ大会。出題はそれぞれ「みなみけ」関係から出題されていたり、それに関連する一般知識から出題されていたり。3人ともすっかり「みなみけ」の知識が抜け落ちているらしいので大変です(笑)。
<昼の部>
賞品:「保坂も唸る、あの店の高級レトルトカレー」
Q1:夏奈がホットケーキに入れてしまったものは?
Q2:千秋の苦手な食べ物は?
Q3:明治時代にカレーを日本に伝えたのはどこの国?
<夜の部>
賞品:22巻で登場した「千秋の見つけたあの店のクリームパン」
Q1:タケルと姉妹の関係は?
Q2:アツコがお風呂で最初に洗うのは?
Q3:スパイスのコリアンダーをタイ語でなんという?
Q4:夏奈の中学の初代番長は誰?
夜の部だけ4問あるのは、3問目が回答不能過ぎて3人とも答えるのを拒否したため。これをお読みの皆様は分かるでしょうか?おそらく誰でも聞いたことがある単語だと思うのですが…。
珍回答としては、昼の部Q1に対するみのりんの「めんつゆ」というのが面白かったです。まぁ夏奈なら入れてもおかしくはないと思いますが…。
ということでそれなりに盛り上がりました声優同士のがちんこバトル。なお回答ならびにそれぞれ誰が優勝したかはここでは伏せさせていただきます。気になる方はアーカイブを見てみてくださいね。
エンディング
宴もたけなわ、楽しい時間はあっと言う間です。視聴者からの声をいくつか読み上げて紹介した後は来場者への抽選コーナーがあり、3名の方にグッズ詰め合わせ、1名の方に三姉妹声優のサイン色紙が当たりました。昼の部でみのりんが「I(アイ)列」を「いちれつ」と読んだのが印象的。なんというか、最後までネタに事欠かないお方だこの人…。
昼夜とも最後は三姉妹声優からのご挨拶。夜の部でみのりんが「みんな、大好きだ!この、バカヤロー!!!!!」と千秋の声で言ってくれたのに感動。御三方とも思いは共通で、「またこのような場で皆様に会いたい!」という内容のことを言ってくれたのが印象的でした。演者だけでなくファンの側からも盛り上げていくことで、再来の実現も夢ではなくなると思います。私もこうしたnoteなどで微力ながら伝えていけたらと思っています。
配信限定!楽屋トーク
このあとアーカイブ版では配信限定!楽屋トークというおまけ映像が収録されていたりします。こちらは視聴者からのお便り紹介が中心。詳細の記述は控えさせていただきますが、当時の「みなみけ」の空気感や存在感、そして演者側の気持ちがとても伝わってくる内容でした。
ということで、みなみけ三姉妹、また会う日まで!!
私もこれから、まだ見てないOADや聴いていないドラマCD、キャラソンなど追いかけて、みなみけワールドをこれからも愛し続けたいと思いました。