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寝る前に本を読む
寝る前に本を読む人は少なくないだろう。僕もまた、その一人である。
最近は、寝る前の習慣としては、「スマホを観る」が圧倒的に強いのではないだろうか。
意識が高く、デジタルデトックスを積極的に行っている人であれば、寝る前にはスマホを切っておくことができるかもしれない。
けれど、きっと多くの人が目覚ましにスマホを用いており、誰かから急な連絡が来たら、もし寝過ごしたときに連絡が来ても大丈夫なように、と考えてスマホの電源は入れておくことが多いんじゃないだろうか。
しかも、寝る前にはSNSを観たり、ショート動画を観たりする人も多いだろう。寝る前の「ちょっと」が何時間にもわたってしまう、おなじみの現象だ。
そんな寝る前の習慣の競合となるのが、読書である。
これはもしかしたら、寝る前の習慣だけではないかもしれない。
電車での過ごし方。休み時間の過ごし方。トイレでの過ごし方。バスタイムの過ごし方。
多くの選択肢がある中で、今や「動画」「SNS」「ショート動画」の地位は確立しており、そこになんとか「読書」が残っている気がする。
コンテンツとしての内容はともかく、いずれも「動」というよりは「静」の行動と感じられている。
だから、スキマ時間や就寝前の選択肢になるのだろう。
僕も例にもれず、「ショート動画地獄」にはよく陥る。何気なく一つの動画を観始めて、気がついたら一時間が過ぎている。
しかし、それが最近は少なくなってきていて(全くないわけではない。むしろ、まあまあ、ある)、それは読書に向かう時間が増えたからだと思う。
電車では結構、本を読む人がいると思うのだけれど、どうなんだろう。寝る前に読書をする人は、今でもまあまあいるんじゃないだろうか。
古原大樹/ブックアンカー
1984年山形県生まれ。山形大学教育学部、東京福祉大学心理学部を卒業。高校で国語教師を13年間務めた後、不登校専門塾や通信制高校、日本語学校、少年院などで働く。
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