人生の優先順位をあらためて考えてみる
先日、とても共感できる記事を見つけました。
【習慣応援家 shogo】さんが、自分の持つ資源について実に興味深い記事を書かれていました。
少ない収入の中で何を優先してやりくりするのかを考察し、
自分が豊かな人生を歩むために、いったい何を最優先にするかを考えさせられました。
限られた収入という資源のなかで、何を優先して自分の資源を使うかは、とても大事な事だと気付かされたのです。
定年退職を決断
私は、昨年の3月まで介護系の会社の事務としてフルタイムの正社員で勤務していました。
10年ほども勤めた会社だったので、仕事も慣れていたし、人間関係も自分なりに構築出来ていて、ほぼストレスはなく、定年後もパートとして残る選択肢もありました。
しかし、私はちょうどいい区切りだと思い定年退職という形を採る事にしたのです。
今さらよそに入社して、何もかも一から構築することはあまりにも骨が折れます。
かといって会社はどんどん若い世代が増え、彼らの新しい考え方での運営に切り替わりつつあり、世代交代が顕著でした。
私は”変化”は嫌いではありません。
むしろ、”進化”するための”改革”にはウエルカムで、新しいソフトや、Excelの可能性を模索する事は、楽しくさえ思っていました。
若い頃は60歳なんて何の役にも立たない年寄と舐めていたのですが、いざ自分がなってみると意識的にはまだまだ働けるという気力があるものだと知りました。
それでも、退職を決断したのです。
本来の豊かさとは
実を言うと、毎日フルで勤務しながら家事をこなす生活には、空しさを感じていました。
ましてや2人の息子たちの、高校、大学への受験の時には、また違う神経を使い、肉体的にも精神的にも、非常にきつい毎日でした。
主人は、私の父親世代に比べれば、かなり理解はある方で、日々の献立とか、私の遊びやその他の行動を制限する事はなく、自由にさせてくれますが、かといって毎日の家事はしてくれません。
ちょうど息子たちも無事に社会人となって、子育ても終えた時でもありましたので、「自分の人生」というものを見つめ直してみたのです。
人生の終盤に差し掛かった今、以前からしたいと思っていた事を具体的に思い描き、今こそ実現していきたいと強く思ったのです。
確かに勤務していれば、金銭的には豊かになるでしょう。
しかし、それを続ければまた、家事と仕事の両立を強いられて、人生の時間の大半はそれらに費やしまいます。
自分のためだけの時間を得る事は、お金を得る事より豊かになれる事だと思ったのです。
それは勤務を続けていたからこそ気付けた事で、にわかにこの先への希望の光が見えた瞬間でした。
資源の有効活用
では時間を得て、実際何をしたいのか?
まず浮かんだのが、
すでに10年以上も続く紀行サークルである「レキジョークル」の書籍化でした。
せっかく毎回、なかなか内容の濃い紀行をしているのに、これらを残したいと思いつきました。
元々、読書が大好きで、いつか自分の個性を持った本を書いてみたいなと、20代のころからぼんやりと思ってはいたのです。
定年退職は絶好のチャンスではないか!
自分が曲がりなりにも、膨大な読書量や体験から得た知識こそ、私の資源に値するのではないか?
今こそ自分の資源をアウトプットしようと思い立った上での決断でした。
大切なものの優先順位
人生とは、探索のための旅路だと思います。
そしてそれは、いつまでたっても尽きないものだと思い知らされています。
現に今も、今まであれほどインプットしてきたというのに、
執筆や、note投稿する時、どうしてもまた検索して、様々な新情報を得ています。
むしろそれが楽しくて仕方がない。
どんなに得意な分野であっても、まだまだ知らない事がこんなにあるのかと思い知らされ、探究心は尽きないのです。
楽しいと思える何かを見つける事は、人生最大の課題でもあります。
過去に出会った人たちの中には、趣味もないし、何をしたいのか自分でわからないという人がいました。
その人と日頃接してみると、なるほど仕事と家庭という世界しかなく、
必要以上に子供にも尽くしているように見受けました。
確かに子育ては親としての義務ではありますが、
子は親の所有物ではなく、自分とは別の人生を歩む一個の人間です。
あくまでも私の考え方ですが、
親の義務や責任は、子が社会人となって自分で歩んでいくようになったら完全に終わります。
社会人になっても、何かと人間関係で相談してきますが(笑)
そうなれば、親たちは子に干渉する必要はなく、自分のための人生を新たに歩むべきなのす。
今こそ、経験と言う貴重な資源を手に入れた上、時間をも自由に使えるのです。
自分の人生においての総決算とは、
自分の経験値を資源として何を創り上げるか。
ワンステップ上がるための時期に、私はいるのだと気付かされました。
先週のお祝いボードです!
いつもスキいただきありがとうございます。