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【ハワイ島ってどんなところ?】ハワイ火山国立公園&マウナケア編

ヒロの自宅1階でAirbnbを運営していますが、多くのゲストがハワイ火山国立公園(キラウエア火山)、そして「世界で一番宇宙に近い場所」とも言われるマウナケア山での星空観測を目当てにハワイ島を訪れます。

いずれも、地球の息遣いを間近に感じることができるハワイ島ならではの場所。

【ハワイ火山国立公園(キラウエア火山)】

ハワイ火山国立公園はヒロの街から車でおよそ40分。エントランスは標高が1,200メートルと高く、車外に出るとひんやりした空気を感じます。長袖シャツをお忘れなく。ビジターセンター前に車を停めてお手洗いを済ませたら、お天気のよい日はハイキングもおすすめです。

「キラウエア・イキ・トレイル」は、シダが生い茂るボルケーノ特有の森を抜け、カルデラの上を歩いて横切ることのできる約6キロのトレイル。2-3時間かけて、火山のエネルギーを感じながら歩いてみるのはいかがでしょう。

オヒア・レフア(ハワイ島の島花)、クプクプ(シダ)、オヘロ(ベリー)といったハワイ固有種の植物がそこかしこに自生するボルケーノの森は、トロピカルな風情の中に凛とした静謐さを感じる独特なエネルギーに満ち溢れています。

溶岩大地に咲くオヒア・レフア

鳥たちのさえずりに耳を傾けながらゆっくりと歩き、じんわり気持ちの良い汗をかくと心身ともに洗われます。

キラウエア・イキ・トレイルにて

園内は広大で、迫力ある溶岩を見渡しながらのドライブもまた外せません。「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」はエントランス付近から海岸線まで約30キロ、なだらかなカーブの下り坂が続く舗装道路です。

【チェーン・オブ・クレーターズ・ロード】道路の左右は一面の溶岩大地

途中数か所ある展望台に車を停めて是非、溶岩の上を歩いてみてください。見渡す限り黒々とした溶岩が辺りを埋め尽くし、その向こうに真っ青な海と空が広がります。視界に入るのは黒と青だけの世界。この、2つの色の強烈なコントラストは何度眺めても思わず息を呑みます。

溶岩台地の黒・海と空の青

【マウナケア】

続いて、世界で最も天体観測に適した場所の一つと言われるマウナケア。星空はもちろん、雲海の上から望む幻想的なサンセット(及びサンライズ)もまた圧巻です。標高4,205メートルのマウナケアは富士山よりも高い山であるにも関わらず、傾斜が緩やかであることによって山頂まで車でアクセスすることが可能です。

山頂を目指すには先ず、標高2,800メートル付近にあるオニヅカ・ビジターセンターに向かいます。マウナケアに登る人はツアーでも個人でも、高山病対策のために必ずここで30分以上の休憩をとります。

オニヅカ・ビジターセンター前の掲示板

その後、個人で登頂を目指す方は係員による乗用車の検査を受けます。四輪駆動(4WD)であることはもちろん、たとえ4WDであっても斜面に耐えられない車と判断された場合、またガソリン量が不足している場合、係員に止められ先に進むことはできません。

個人的には、安全面においても安心で、天体望遠鏡で土星や月、惑星や星雲も見ることができるツアーへの参加をお勧めします。

ハワイ火山国立公園(キラウエア)とマウナケア、いずれも地元では「神聖な場所」とされています。キラウエア火山で感じる大地からのエネルギー。そして、天と地、この世とあの世の境目ともいわれるマウナケア山頂で感じる高次のエネルギー。

大自然への畏敬の念を持って訪れたい場所です。石や砂を持ち帰ることはタブーとされていますのでご注意ください。

大地と天空からのエネルギーに溢れたハワイ島は、地球の一部としての「自分」の存在を感じさせ、精神的、肉体的にバランスのとれた状態に導いてくれる島とも言われています。

その中でも特に、今回ご紹介させていただいたハワイ火山国立公園とマウナケアは、別の惑星に降り立ったかのような錯覚に陥る瞬間に遭遇する場所であるのと同時に、これこそが地球本来の姿なのかもしれない、とも感じさせる場所です。

なかなか味わうことのできない感覚、是非一度、体感しにいらっしゃいませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。
マハロ!

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