青年たちの夢のリュック / 村田は綴る✍🏻
電車。
ノーマスクで水をかっくらう彼氏と、がっちりマスクをした彼女。彼氏はそもそもナチュラル派らしい。
この2人、意見の衝突はないのか、しかも浴衣。えぇなぁ。と思ったら、わたしの頭が3つは入るであろう彼氏のどデカいリュックがわたしの頭に激突(いや、押し込めばわたしの小さな頭なら四つは入る)。
そのどデカいリュックに派手に殴られた反動でわたしは隣の人に寄り掛かってしまう。
「すみませんが、かなり危ないです」とふたりに申す。
え?と振り返った彼らはマスクの事かと思ったようで、「違います。リュックです」と彼のどデカいリュックをちょんと突き、わたしは自分の頭をおさえた。
「あ、あ!すみません!」二人で平謝り。
あ、いいのよ、怒ってるわけじゃない。丁寧に謝る姿に好感。
だけど、マスク。人それぞれでいいんだけど、やっぱり電車は狭いし、謝らなきゃ(喋らなきゃ)いけない時はマスクか何かをしてくれていると(持っていてくれると)、わたしとしては安心かなぁ。
しかし、浴衣にあのどデカいリュック、何が入ってるんだろう。どうせウイルスなんて吹き飛ばしてしまうふたりの夢(愛)がぎっちぎちに詰まってるんだろうけどさ。
渋谷は今日も暑うございました。
みなさま、お疲れさまでございます。
8月もまた、ご贔屓によろしゅう。
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