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【書籍紹介】2ページで診療が変わる! 糖尿病・内分泌疾患ナレッジ100

糖尿病はとてもコモンな疾患ですが、合併症を含めていろいろな器官のことにも目を向ける必要があってややこしい!と思いがちじゃないでしょうか?
しかもSGLT2阻害薬などの新しい薬も使えるようになってきてどの薬を使って治療すればいいのか、メトホルミンじゃダメなの!?と混乱する方もいるのではと思います。

一方、同じ代謝異常の内分泌疾患となると、鑑別から抜け落ちがちになっていないでしょうか?
バセドウ病、原発性アルドステロン症などなど比較的頻度の高いものもありますが、疑わない限り診断できない疾患であることから、いつも頭の片隅に入れておかないと痛い目を見てしまうことなります。

本書籍はそのような「複雑」「難解」「忘れがち」な糖尿病・内分泌疾患について、サクサクと理解できる1冊となっております🐇

編著:岩岡秀明 B5判 244頁 3,800円+税

ご編集いただいたのは、これまでも数々の糖尿病、内分泌疾患の書籍に関わられてきた岩岡秀明先生(八千代リハビリテーション病院 糖尿病・内分泌内科)です。
これまでの先生のご著書とはまた違った魅力をもった本書籍。ここから紹介してまいります。

目次など書籍情報についてはこちらをご確認ください。
なぜわざわざリンクを貼るのか…それはこの本の目次が100項目もあってここに載せるには多すぎるからだっ!

選りすぐりの100項目 読みたいところから

本書籍の特徴の一つですが、目次立てが大きく分けて「糖尿病診療編」、「糖尿病合併症・併発症編」、「内分泌疾患編」の3つの章に分かれており、それぞれにQ&A方式の項目が用意され、合計100項目となっております。
糖尿病や内分泌疾患を専門としない先生方が気になるであろうトピックや、ここは覚えてほしいという基本事項、悩みやすいポイントを扱っておりますので、「あれ…この知識ちょっと不安…」という点や「これ面白そう!」という項目をつまんでいただくかたちでもご使用いただけると思います。

ちなみに「糖尿病診療編」「糖尿病合併症・併発症編」「内分泌疾患編」の各章の冒頭には、100項目と別にそれぞれの内容の概要をまとめた「まるっと解説」の項目が設けられております。
ひとまず基礎知識を学びたい! という方はこちらから読んでいただくとよいかもしれません。

2ページで診療が変わる!?

この書籍、最大の特徴ともいえるのが、各項目2ページでなおかつ必ず図表で解説しているという点です!

いろんな器官のいろんな事象がでてきて、複雑でてんやわんやになりがちな糖尿病・内分泌疾患の内容を、「コンパクトでわかりやすくまとめる」という点をコンセプトに制作してまいりましたので、わからない点も本を開けばたちまち解決です。


編集部目線の編集後記

この書籍を見ていただいた方はまず「おっウサギだ!」と思われるのではと予想するのですが、これがなかなか個人的に力を入れたウサギとなっております。「可愛いいけどよく見ると筋肉質で野性味がある感じにしてください! ジョジョとかBEASTARSみたいな!」と軽々しく注文する出版社の人間にデザイナー様は憤怒してもよかったのですが、素敵な下書きが出てきたときはハートを撃ち抜かれた思いがいたしました。

本書籍、じつは「まるっと解説」の項目も含めてページのスペース余りがほとんどないんですよね。必ず図表を入れて2ページに収めるというコンセプトは聞こえはよいのですが、実際に作ろうと思うと結構大変なのです……。
ご執筆いただいた先生方には「2行あふれてます!」、「300文字足りません!」とやかましい私のコメントに丁寧にご対応いただきまして、みっちり内容の詰まった本にすることができました。改めまして御礼申し上げます。


糖尿病や内分泌疾患に苦手意識をもっていた方にはとても手に取りやすい構成となっておりますので、診療のお供にぜひご購入ください!

文責:編集部 カーター

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