「治療」編集部(南山堂)
毎月1日に刊行される「治療」の最新号を編集部目線で紹介します!
新薬や難しい用語も多くて複雑な心不全診療について、循環器内科のショウジ先生がやさしく教えてくれます! 領域ごとの視点の違いも感じながら楽しく学びましょう。
編集部イチ押しの書籍を紹介します。制作担当者のウラ話が読めるかも!?
プライマリ・ケア医は継続的に患者と付き合っていくなかで,患者・家族が感じる死への不安と対峙しなくてはならない場面も起こり得ます.本連載では「医療と宗教」という観点から,臨床宗教師やチャプレンとして活躍する方々と総合診療医との対話を通してスピリチュアルケアや看取りの心構えを探っていきます.
月刊誌「治療」がどんな雑誌なのか、歴史や特徴、キャラクターを紹介します
こんにちは.『治療』編集部のRです. 「これに手を出したらもとには戻れないな」と思って避けていましたが,周りの常習者達が執拗に勧めてくるので,ついに私も手を染めました. スパイスからカレーを作ることに……. 実際に作ってみて気付いたことは,想像していたよりも調理は簡単で,「スパイスの種類や数は自由,ホールでもパウダーでもOK! 量も好きなだけどうぞ~」という自由度の高さ. それでいて素人がカンで作ってもそれなりに美味くなる,カレーという料理の懐の深さよ. 「限られたスパ
⼼不全の考え方の基本
⼼不全って正直,苦⼿⽇々,もしかしたら間違った⼼不全診療の考え⽅をしてしまっているかもしれないし,総合診療科
食欲の秋がやってきました。この1週間だけでも、モンブランにマロンパイ、栗ご飯、安納芋のエクレア、スイートポテト、かぼちゃのポタージュ、アップルパイ、タルトタタン…いろんな秋の味覚を楽しんでいます。 さて、治療11月号では「不定愁訴診療」を特集します! 特集の目次多種多様な症状を訴える患者さんが来院したとき,どのように対応していますか?検査をしても明確な診断に辿り着けず、どのようにアプローチすべきか悩むことも多いのではないでしょうか? 本特集では、不調の原因が既存の疾患と
まだまだ暑い日が続いていますが、最近は夜になるとあちこちで虫の音が聞こえ、少しずつ秋の気配を感じています。 我が家の周りではカネタタキがよく鳴いているのですが、先日お風呂に入っているときに1匹(♂)と遭遇してしまい……この状況どうする?と戸惑ってしまいました。 さて、治療10月号では「Fantastic Four」を特集します! 特集の目次よく遭遇する「困りごと」にどう対処する?心不全ガイドラインの変更で使用される機会が増えたFantastic Four。プライマリ・ケア
パリオリンピックが閉幕しましたが、皆さまどの競技が印象に残りましたか? プロ野球好きとしては野球やソフトボールが観たかったなぁと思ったりしますが、新しい競技や普段話題にならないマイナー競技を知るにはいい機会になりますね。 花形競技の陸上100mでは長らく10秒の壁というものがありました。しかし、いまや金メダルを取るには絶対条件というくらいまで10秒の壁を破る選手が出てきています。日本でも2017年の桐生選手を皮切りに、4名の選手が達成しています。 この壁を乗り越えたポイント
毎日暑いですね…家から一歩も外に出たくない編集部の🐤です。 さて、治療8月号では「薬剤性便秘」を特集します。暑さや人混みから逃れ涼しい部屋でのんびり読書…なんていかがですか。 特集の目次高齢だから便秘になるのは仕方ない?本当に?外来や病棟に限らず、また、医療機関を受診していなくとも便秘の症状を訴える患者さんは多いのではないでしょうか。 とくに高齢者では、さまざまな疾患にかかり、それに伴って処方された薬剤によって二次的に便秘になっているケースも考えられます。 そこで、本特
こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』7月号の特集は「皮膚外用薬を使いこなす!」です. 皮膚外用薬を“使いこなす”……? 普段の診療で「この皮膚疾患にはアレ,あの疾患にはソレ」と,ちゃんと薬剤を選んで使いこなせているヨ! だから外用薬で困ってはいないかなぁ~? とお思いになった方! ちょっと待ってください! 本特集は皮膚外用薬を日常的に処方している方にこそ読んでいただきたいです. ・さまざまな同種薬や複数の基剤がある外用薬を適切に使い分けられている? ・長
新緑の季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 自分は30歳になるとき、三十路(みそじ)になるから味噌でも作るか、という本当にしょうもない思い付きで大豆から味噌作りに挑戦したのですが、 作る工程は五感が刺激されて楽しく、半年寝かせて出来上がった味噌もクセはあるけど悪くない味で、それ以降、毎年味噌を仕込むようになりました。 コスパもタイパも悪いのですが、 発酵という‟なまもの”な感じのスリルにハマっているのかもしれません… 麹はいくつか種類があって、完成時の味や香り、色も変わ
こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』5月号の特集は「プライマリ・ケアにおける腰痛診療」です. 腰痛はコモンな症状であり,あらゆる診療科で腰痛を訴える患者さんを診る機会があります. しかし腰痛の原因は多岐にわたるため,的確な診断と治療を行うのは容易ではなく,対応に悩むこともあるのではないでしょうか. 本特集では,プライマリ・ケアにおける腰痛診療に必要な知識と技術をエキスパートの執筆陣にご解説いただきました. 特集の目次あなたの腰痛はどこから?腰痛・殿部痛の原
こんにちは。編集Sです。 早速ですが今回は、もう間もなく発売予定の新刊をご紹介します。 「治療」読者の皆様にはお馴染みのあの連載の書籍化、第2弾! 「高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス」です。 あの大好評書籍の第2弾! 「漢方処方プロセス」シリーズは、谷川醫院の谷川聖明先生に漢方処方の考え方をレーダーチャートを用いて解説していただく大人気企画。 2021年6月号より『治療』にて連載中ですので、誌面で読んだことがあるという方も多いかと思います。 連載第1弾である「がん
みなさまは漢方薬を普段の診療で使うことはありますか? 頭痛に五苓散 ホットフラッシュに加味逍遥散 ヒステリー球には半夏厚朴湯 などなど,ある程度の知識があって取り入れている方も増えてきているのではないでしょうか. しかし,です. その処方,漢方薬を選んだ根拠は説明できますか? 「ぐぬぬぬ...!」と思ったあなた, そして「もっと漢方を使いこなしたい!」と思っているあなたにおすすめの書籍ができました. あれ、この文章、どこかで読んだ覚えがあるぞ!と思ったあなたには特におす
こんにちは.『治療』編集部のRです. 『治療』4月号の特集は「プライマリ・ケアでみる 睡眠の悩み」です. 「4月」と「睡眠」……. 花粉症の方なら,くしゃみや鼻閉で睡眠不足になりがちな時期ではないでしょうか.私がそうです. どの治療薬もいまひとつ合わず(効果が弱いか副作用が強烈),つらい症状に長年悩まされていましたが,数年前にビラスチン(ビラノア®)を使いはじめてからはずいぶんと快適に春を過ごせるようになりました. 眠気や口渇を感じないのにしっかりと効く.ついでにOD錠
皮膚軟部組織感染症、と聞くと、 日々の診療の「モヤモヤ」や「あちゃ~」という感情がよみがえってくる方もいるのではないかと思います。 皮膚軟部組織感染症(SSTI)という括りでいうと、誤嚥性肺炎や尿路感染症に匹敵するくらい頻度の高い疾患となっています。 外来でも、入院管理でも、在宅医療でも出会うこの疾患、‟いつもの対応”だけ覚えて満足していてはもったいないと思いませんか? SSTI診療を深掘りし、得意になれば、一味違った臨床医になれるはず…! そんな思いからSSTI診療の深
関東地方では先日、春一番の発表がありました。 去年より2週間早いということですが、気温が上がる日も増えてきていて季節の境界を感じますね。 気温も気圧も乱高下、体にやさしくない時期ですが、出掛ける時の恰好も難しくて、外と電車と職場で温度が違うのでいろいろ考えないといけません。 今月の「治療」の特集はSGLT2阻害薬、ということで糖尿病にも心臓にも腎臓にも効果がある、領域横断的な薬となっております。 この季節の過ごし方のように、いろんなところに気をまわしつつマネジメントする力
あっという間に年末年始休暇が終わり、もう1月半ば?! 歳を重ねるにつれて時間の流れが早く感じる編集部の🐤です。 私と同じことを感じている方もきっと多いはず。 そう、働き盛りの世代はとっても忙しいのです! 家事に育児など日々のタスクをこなすのに精一杯で、自分の体調は二の次!なんて人も多いのでは。私の周囲にも「健診でひっかかったけれど、忙しくて有休も取れないし、結局病院に行けてないんだよね~」と言っている人がいますよ。 そこで、今回の特集ではロストジェネレーションにフォーカス